2011年3月2日水曜日

動物から英語を学ぶ:その他 2

OTHERS 2


SNAKE


ナント、つかみどころがない

聖書の中で、アダムとイヴを誘惑したのが snake (へビ)でした。そこから、へビはずるがしこいというイメージが西洋では定着しています。ですから snake は、「ずるがしこくて油断ならない人」とか「陰険な人」という意味でも使います。

へビが地面をはって進む姿を思い浮かべてみてください。ニョロニヨロ、クネクネと、決してまっすぐには進んできませんね。ずるがしこい人というのは、へビのようにこちらにまっすぐぶつかつてはこないものです。

→ ヘピでお掃除?

• The plumber used a snake to clean the drain.
(排管工は、掃除器を使って排管をきれいにしました)

排水管の詰まりなどを取り除くのに、へどのように自由自在に曲がりくねる道具があったら便利だと思いませんか。はい、それがあるんですね。この snake は、排水管を掃除するための屈伸自在の長いワイヤーのことなんです。

→ なわにつけて引きずっていく

• He snaked the log to the creek.
(彼は丸太になわをくくりつけて小川まで引っ張っていきました)

Snake には、「何かになわをつけて引きずっていく」という意味もあるんです。私も若いころはよく馬に乗って、ロープにくくりつけた丸太運ひ・をやったものです。


WHALE

ウワッ、何てデッカイ「クジラ」だ

いま、日本でwhale といえば、なかなか厄介な問題をかかえていますね。それは、捕鯨の問題です。

日本人は古来からクジラを食べる習慣がありますが、「それは残酷だ、クジラを保護しよう」と外国から非難のマトにされているわけですね。

この間も、アラスカの氷の中に閉じ込められたクジラを、アメリカとソ連が協力して、多くのお金と時間をかけて救出したというニュースが外電で大々的に報道されました。みなさんは、いろいろ複雑な思いで、そのニュースをご覧になったのではないかと思います。

→ すごくよかった!

• That was a whale of a ball game!
(すごい、いい試合だったよ)

きて、クジラといえば、地球で一番大きな動物であることはご存知のはずですね。ですから、「大きなもの」のイメージからきた言葉がちゃんとできているんです。

このa whale of a- とは「並はずれて大きな、並はずれてすばらしい」ということなんです。

→ ぶん殴る

• Stop that or I'll whale the daylights out of you.
(もうやめろ! さもないと、ぶん殴るぞ)

Whale には、「ぶん殴る」という意味もあるので覚えておいてください。Daylights out of- は「ひどい目にあわせる」という成句です。

→ クジラがつれた!?

• I caught a whale at the lake yesterday.
(きのう湖でつりをしていたら、まるでクジラみたいにでっかい魚がつれたよ)

つり人はものごとを大きくして人に話すクセ( ?)があるみたい。自分がつった魚がいかに大きいか、あるいはどんなにたくさんつれたか、というような自慢話をよくしています。そんなとき、とにかく大きかった、というニュアンスを出したいときに、こんなふうに言うんですね。

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