2011年2月28日月曜日

動物から英語を学ぶ:オムと烏


BIRDS 5

PARROT

→「オウム」になるのが英語上達の早道


あの名作、ロパート・ルイス・スティーブンソンの『宝島』など、海賊ものにつきものなのが parrot ですね。

さて、parrot は実に特異な鳥です。それは、人間のしゃべることをまねすることができるからです。ですから、オウムを飼っている人の中には、いろいろな言葉を教え込んで楽しんでいる人も多いようです。孤島にひとりとり残されたロビンソン・クルーソーの話し相手も、オウムでした。

→ 「オウム返し」にナットク!

• Children parrot their parents.
(子供は、親の言うことをまねします)

オウムが言葉をしゃべるといっても、もちろん、言葉を理解してしゃべっているわけではありません。ただ単に「オウム返し」ができるだけなんです。

ですから、parrot に「他人の言うことを意味もわからずにまねをする(まねする人)J という意味があるのは、説明するまでもありませんね。

• You have to be part parrot to learn a language.
(言葉を学ぶには、まずくり返し口にしてみることです)

外国語を習得するには、まず、意味がよくわからないでも、聞いた言葉なりを暗記してくり返してみることも必要です。オウムの血が通っている人のほうが、上達も速いかもしれません。


CROW

「カラス」はクロいから crow…!?

ヒッチコック監督の[鳥]という映画をご覧になったことがある人なら、この crow の怖さがわかるかと思います。口ばしが大きく、カーカーとうるさく飛びまわり、何となく不気味な感じがする鳥ではありませんか?

Crow には「カラス」のほかにも、鳥に関係する別の意味があります。それは「雄鳥の鳴き声」です。「雄鳥が鳴く」という動詞としても使え、それから転じて「歓声をあげる、喜んで叫ぶ」とか「自慢する」といった、人間に対しでも使える言葉でもあるんです。

→ 「烏合の衆」ではこうはいかないかも……!?

• The team crowed over their victory.
(勝利にチーム全員が勝ちどきをあげました)

チーム一丸となって手に入れた勝利を喜び、みんなで「ゃった、勝ったぞ! 」 と叫んでいる姿が、目に浮かびますね。

→ カラスを食べて、耐えがたきを忍ぶ

• Sometimes you have to eat crow.
(ときには、自分の言葉を撤回しなければなりません)

Eat crow は「カラスを食べる」ということじゃありませんよ。この crow は「自分の主張」のことで、「自分の主張を食べて飲み込む」、つまり「自分の誤りを認める、屈辱を忍ぶ」という意味の成句なんです。

便利な言葉ですので、ぜひ覚えておいてください。

2011年2月26日土曜日

動物から英語を学ぶ:カッコーとヒバリ

BIRDS 4

CUCKOO


オヤ、「カッコー」時計!?

日本には「ハト時計」というものがありますね。時間がくると、時計の中から小さなハトが出てきて、「ポッポー」と鳴いて時間を知らせてくれます。

外国でハト時計に当たるのが cuckoo clock (カッコ一時計)なんです。「ポッポー」ならぬ「カッコ一、カッコー」と鳴いて、時間を教えてくれます。私も朝早〈、よくカッコーの鳴き声で起こされてしまいます。近所の学校かどこかで、カッコーの声をテープにとって、流しているらしいんです。朝らしくていいんですけど、私としてはあと2時間くらいゆっくり寝かせてほしいんです・・・

→ 同じことをくり返す

• He cuckooed the same phrase over and over.
(彼は同じ言葉をくり返し言いました)

Cuckoo の鳴き声は一回ではありませんね。「カッコ一、カッコー」と何度かくり返されるのが、ふつうです。それで、「( 単調に)同じことをくり返す」という意味で使えるわけなんです。

→ 彼は、コメディアン

• He always acts a little cuckoo.
(彼は、いつもふざけています)

Cuckoo には俗語で「気が変な(crazy) 、ふざけた」という意味があるんです。いつも自分をパカにしてふざけるような、コメディアンのような人のことを言い表わす言葉なんですね。


LARK

「ヒバリ」がさえずるいい季節がやってきた

Lark は「ひばり」です。まさか、タバコの銘柄だなんて思っている人はいないでしょうね。「Speak Lark」(合い言葉はラーク) とTV コマーシャルで流れてましたので、本来の意味は知らない人でも、この言葉にはすっかりおなじみなのではないでしょうか。

Lark といえば、いつも何かうれしがって鳴いているように思われませんか? r ピーチクパーチク」と本当に楽しそうです。ひばりの鳴き声はとくに春から夏にかけてよく聞かれますが、冬が終わって「きあ、これからいい季節になるぞ」という、何となくウキウキした気分にもなるものです。

→ 浮かれ気分で楽しいときに

• The kids are out on a lark.
(子供たちはワイワイと外に遊びに行ってます)

Lark には「浮かれ気分、戯れ」といった意味もあるんです。ひばりの鳴き声が、うれしさや楽しき、遊び声の象徴のように聞こえるからかもしれませんね。

→ 浮かれ気分も度を越すと

• I think he's gone larky.
(彼はちょっと頭がおかしくなったんだと思います)

この larky は先ほどの cuckoo と同じような意味で使います。浮かれ気分もちょっと度が過ぎると、困りものということなのでしょうか。

2011年2月25日金曜日

動物から英語を学ぶ:ニワトリ

BIRDS 3

CHICKEN


メミ、いや「ニワトリ」の心臓

いまは亡きジェームス・ディーン主演の映画、『理由なき反抗J (Rebel without a Cause) をご覧になった方は多いと思います。この映画の中で、ジェームス・テーィーンと敵対していた青年ふたりが、盗んだ2 台の車で絶壁に向かつて走って度胸をためすという、命がけのゲームをするシーンがありました。

このようなゲームを chicken といいます。chicken (ニワトリ)は、「臆病者」という意味でも使える言葉なんです。このゲームでは、先に車からとび降りたほうの負け、つまりchicken (臆病者)だということから、こう呼ばれているのです。

→ おじけづいちゃダメ

• Now is not the time to chicken out.
(今は、怖がってるときじゃないよ)

Chicken には「臆病者」という意味がありましたね。ですから、「怖くなってやめるJ r おじけづく」という意味にも使えます。Chicken out という語句を覚えておくといいでしょう。

→ 卵とニワトリ、どちらが先?

• Which comes first, the chicken or the egg?
(卵が先か、ニワトリが先か? )

何か順番決めをするときにどちらが先にやるかでもめたりすることがありますよね。それで、“結局どっちが先でもいいんじゃないの?” というようなケースのことです。

→ くだら芯い佐事

• That's a chickenshit job.
(それは、くだらない仕事です)

非常に単純で細かいだけで、実際はほとんど役に立たない仕事というものが、みなさんのまわりにもありませんか? そういう仕事を chickenshit job といいます。chickenshit は、「つまらない、くだらない」という意味なんです。

→ 若い女性

• She's some chick.
(彼女は大した娘だ)

Chick は「ひよこ、ひな」という意味ですが、「若い女'性」を指す言葉でもあります。chicken も大体、同じような意味で使いますので、覚えておくと便利でしょう。なお、some は「大した」の意味。

2011年2月24日木曜日

動物から英語を学ぶ:アホ鳥と鷹

BIRDS 2

BOOBY


「ノロマJ だなんて、もうボロクソ

Booby は「のろま、まぬけ、バカ」といった意味です。もうボロクソという感じですが、実際、この鳥をみているとそういうイメージを抱かれても仕方がないような気がします。Booby は、暖かくて広い空や海を見渡せる南太平洋が好きなようですが、ジェット機のエンジンに巻き込まれたりして、よく大変な騒ぎを起こします。飛行機が飛んできても、それを避けるだけの頭がないといった感じなのです。

→ ブーピー賞はやはり喜べません

• Who won the booby prize?
(ブービー賞は誰ですか? )

日本でも、ブービーというのはゴルフなどでおなじみでしょう。しかし、誤解しないでほしいことがひとつあります。日本では、「ビリから二番目の人」をブービーといいますが、アメリカでは「一番ビリの人」をブービーというのです。これはゲームの中だけでなく、仕事などでも一番できない人を指す言葉です。

→ ナミダは武器!?

• Don't be such a booby.
(泣きベソをかいちゃダメよ)

Booby には「泣きベソ」という意味がありますが、何をやらしても最低で泣いてばかり、と思ってはいけません。これは、くやし涙なんかではなく、泣くことを武器として使う人の涙なんです。子供に多いようですが、大人にもそういう人がいるかもしれませんね。


HAWK

彼は「タカ」派の男だ

Hawkは、ワシと同じく肉食の部類に入る鳥 (bird of prey) の一種です。鳥の中でも簿猛なほうで、どちらかというと怒りっぽく、すぐケンカを始めてしまいます。
ですから、hawk は対外強硬派の人、好戦的な人を指す言葉としても使われます。日本でも「タカ派の人」といいますよね。これと反対なのが、まさしく dove (ハト)なんです。「ハト派の人」というように、dove は「平和主義者」のことなんです。

→ 好戦的

• Hawks prefer war.
(タカ派の人は好戦的です)

この hawk は先にも述べた、「タカ派の人」ということですね。もっともタカ派だからといって、みながみな戦争が好きだというわけではありませんが。

→ ホークホーク(ゴホンゴホン)

• He hawked and spat.
(彼は咳払いして疾を吐き出しました)

この hawk はちょっとおもしろいですよ。r( のどに疾がからんだりして)咳払いする」ことなんです。咳払いするときの音がhawk( ホーク)という音に似ていることから、この意味が生まれてきたんです。日本では「ゴホンゴホン」ですが、一度ガイジンさんが咳払いするのを、よく聞いてみてください。

2011年2月22日火曜日

動物から英語を学ぶ:ガチョウとイーグル

BIRD 1

英語が早くうまくなるには parrot みたいに口まね上手になるのが一番。
Lark が楽しそうにさえずるように、英語も楽しくしゃべりましょう。


GOOSE

「がちょう」白馬に変身して、びっくり!

臆病者の chicken に対して、goose は「愚か者」です。ちょっと頭が弱いとか、脳なしだというニュアンスのある言葉で、とくに女の子に対してや、女性同士で使う言葉だと覚えておいてください。

→ いつもニコニコした女の子!?

• She's a silly goose.
(彼女はいつもケラケラ笑っている女の子です)

いつもニコニコしている女の子を、みなさんはどう思われますか?かわいいと思うか、パカな女だと思うかは人それぞれですね。Goose は「まぬけな女」という意味ですが、決して悪い意味ばかりとは限りません。女の子同士で使うなら、自分の頭のよさを見せようとしゃしゃり出たりせず、いつもニッコリしているかわいい女性の愛称としても使うんです。

→ びっくり仰天

・Our efforts goosed sales considerably.
(私たちの努力で、売上げがかなり伸びました)

Goose の動詞は「急に驚かせる」とか「刺激する」というニュアンスの意味です。あまり品のいい言葉ではありませんが、本来の意味としては「人の感じやすいところ(とくにお尻や股の間)に手を入れてつつく」という俗語です。そうされれば、誰でもとび上がって驚いてしまいますね。ですから、この例文は「売上げが意外なほど伸びて、みんなも驚いた」という感じです。


EAGLE

「ワシ」はおとオトコの中のオトコ!?

Eagle は鳥の中でも最も勇ましく、男らしい鳥ですね。ですから、人間は昔から常にワシのようになりたい、と思っていました。狩りをして生活していたころは、「ワシのように獲物をうまく獲ること」がひとつの目標だったのです。Eagle は勇猛で男らしいシンボルとして多くの国で軍旗として使われていました。アメリカの国章 (national emblem) にもなっていますね。これを決定するとき、かのベンジャミン・フランクリン博士は「ワシは怒りっぽく、ひとつも人聞のためにはならない、ろくでもない鳥だ」と猛反対したそうです。

→ ビジネスも撞物をねらう目つきで

• Keep an eagle eye on that project.
(そのプロジェクトに、常に目を光らせていなさい)

ワシは、高いところからごく小きな獲物の動きまでとらえることができる、鋭い目をもっていますね。ですから、eagle eye というのは「鋭い目、眼力、畑眼」とか「よく見える目をもっている人」という意味なんです。

→ ワシのように飛び上がりだい気分です

• He balanced the eagle with two bogies.
(彼はポギ一二つをイークールで帳消しにした)

Par でも大変なアマチュアゴルファーにとって、eagle なんて夢のまた夢。パーより2 打少ないのがイーグルです。ちなみに3 打少ないのは albatross (あほう鳥)ですね。

2011年2月21日月曜日

動物から英語を学ぶ:熊と猿

CREATURES 6

BEAR


熊は強い、何でももてる

Bear は言うまでもなく「熊」という意味ですが、同音異義語で「取っておく、覚えておく、運ぶ」といった意味の大切な動詞もありますね。これは次のように連想すれば覚えやすいですよ。つまり「bear は熊」→「熊は強い」→「何でももてる」→「長くもち続ける体力もある」。だから、「もち運ぶ」とか「耐え忍ぶ」となる。

→ 熊は記憶力がいい!?

• Bear these three facts in mind.
(この3つの事実をよく覚えておきなさい)

Bear in mind は「頭の中にもつ」、つまり「記憶する」ということ。熊は強〈記憶力がいい、とイメージしておけばどうでしょう。

→ すぐ吠える

• He's a bear for details.
(彼は細かいことにうるさい)

A bear for〜で「〜をとことんやる」、つまりそれに関してはちょっと“うるさい” というニュアンス。熊は何かあるとすぐ吠えるから!?


Bear Words

Bear down ・・・ 注意しておく、強調する。
Bear hug ・・・ 思いきり抱きしめること。
Bear up ・・・ 確証する。


MONKEY

オレの境遇って、バカみたい

猿は人間に一番近い動物ですが、何かこっけいな感じがありますね。日本語でも「猿マネ」とか「猿まわし」など、猿という言葉はあまりいい意味で使われませんが、英語でも monkey といえば「猿のような顔、体をした人」「バカみたいな状況に置かれた人」を言い表わすんですね。

また、日本ではまだ少ないので幸いですが、「麻薬を打つ習慣」も意味します。Monkey on my back というと、一度打った麻薬を忘れられずに、なかなか止められない状態のことです。それが転じて、軽い意味では「どんなにいやな仕事でも、長く耐えなければならない」というときにも使われます。

→ バカにする

• They made a monkey out of me.
(彼らは俺のことをバカにした)

これは、人をバカに見られるような状況に追いやることで、「人をバカにする」という意味です。

→ バカやって他人を笑わせる

• Don't monkey around.
(ふざけるのはやめて)

Monkey around で「もて遊ぶ」とか「ふさf ける」といった意味になります。次々と女の子をかえるような浮気性の男性や、何かバカなことをして他人を笑わせる相手に、これを使うことができます。

2011年2月20日日曜日

動物から英語を学ぶ:羊と狼


CREATURES 5


SHEEP


Goat君、スマナイネ、と「羊」言い

→ 区切りをつける

アメリカ人はよくseparate the sheep from the goats という表現を使います。これは「よい物と悪い物の区別をつける」という意味なんです。

• Here's where we separate the sheep from the goats.
(ここらで、役に立つ物と立たない物を分けなければならない)

区別をつけるといっても、大体、sheep が役に立つよい物、それに対して goat はうるさいだけの悪い者、とされているんですよ。

→ おどおどしだ人

Sheep は非常に素直な動物です。何もないのに他が動き出すとついてくるというか、何も言われないのにただついてくるという「飼いならされた」動物といった感じです。

だからリーダーの言うことには素直に何でも聞く人や人の集まりも sheep と言うわけなんです。「温和な人、内気な人」という意味から、「(主体性がなく一人で行動ができない)臆病な人」を言い表わす言葉でもあるんですね。

• He looks sheepish.
(彼は恥ずかしそうにしていた)

Sheepish は sheep の形容詞です。「おどおどしている」とか、「恥ずかしそうな」という意味で使えるというのは、もうおわかりでしよう。


WOLF

ムムッ、危険がいっぱい

Wolf といえば、昨年、大相撲歴代2 位の53連勝をなし遂げた横綱千代の富士が思い浮かびますね。

さて、みなさんは wolf に対して、どういうイメージをおもちですか? A lone wolf (一匹狼)なんて、何となく格好いいイメージをもつ向きがあるかもしれません。しかし、ふつう wolf は「破壊的で怒りっぽい人」とか「何か悪い状態や、非常に危険な動物・人間」を言い表わす言葉なんです。

→ 見捨てる

• Don't just throw him to the wolves.
(彼を見捨てないで、)

Throw him to the wolves は、誰か他の人を狼のような危険な人々の中に投げ捨てる、ということです。つまり、「あきらめて見捨てる」とか「いけにえにする」という意味なんですね。

→ ガツガツ食べる

• He wolfed down his lunch.
(彼は昼食をカツガツと食べた)

Wolf を動詞で使うと「むきぼり食う」「ガツガツ食べる」という意味になります。狼の動作から何となくわかりますね。

→ 女のコをナンパするときに

• He gave her aloud wolf whistle.
(彼は口笛を吹いて、彼女を“キレイだね”とひやかした)

「ヒューヒュー」と口笛を鳴らして、下心まるだしで女性をナンパするのが wolf whistle です。

「送り狼」じゃありませんが、街角で女探しに目を光らせている男なんて、まさに wolf そのもの!?


チャーリーのびっくり体験記③

五年ぶりにアメリカに帰る友達を空港まで見送りに行ったときのこと。女'性だったから、荷物は私が持ってチェック・インしようとした。

荷物チェックが無事すんで、私が彼女のスーツケースなんかをチェック・イン・カウンターまで運ぽうとすると、ガードマンが近づいてきて、 “Are you going, too?” と聞いた。だから私が日本語で「いいえ。荷物をカウンターまで、運ぶけてす。と答えたとたん、ガードマンはいきなり“Get out!!”

驚いちゃうね。いきなり「出て行け! J なんて、日本語じゃ絶対いわないでしょう。それなのに英語だとぜんぜんかまわなくなっちゃう。日本の人は特にその差が激しいみたい。

別に “I'm sorry but I can't let you in.” なんて正しく言ってほしいわけじゃない。もうちょっとだけ、私たち“ガイジン”の気持ちを考えてほしいって思うだけなんだ。

2011年2月19日土曜日

動物から英語を学ぶ:豚とヤギ

Creatures 4

PIG


うん、「ブタ」のおまわりさん?

アメリカでは、よく悪い意味で「おまわりさん」のことを pig という人もいます。60年代や70年代に、社会に反抗してデモを行なった学生たちゃヒッピーたちが、取締まりに当たった警察を pig, pig と盛んにはやし立てたものでした。

Pig というのは、マナーも悪いうえに、ドテッとでかくて、まった〈人間のことなどは考えていない、どちらかというと気持ちの悪い動物だというイメージで、警察もそのように見られたらしいのです。

→ 大食漢

Pig はいつも何かを食べてばかりいて、あまり行儀がよくないと思われがちですね。この食べっぷりから生まれたのが、「大食い」という意味なのです。

• He made a pig of himself.
(彼は、食べまくっていた。彼は大食いだ/欲張りだ)

立食パーティーなどで、食べ物のそばから離れないで、ただひたすら食べてばかりいる人のことを言い表わすのにピッタリです。また、これを使って、他人のことだけではなくて、自分のことも表現することもできます。

• Yesterday, I pigged out on ice cream.
(きのう、私は思いきり沢山のアイスクリームを食べた)

いくらアイスクリームが好きだといっても、食べすぎてお腹をこわしたり、プタのように太ってしまうのはいただけませんね。


GOAT

身代わりなん、「やぎ」も怒るよ!

→ スケープゴート

Goat は知らなくても、scapegoat (いけにえ、身代わり)という言葉はご存知なのではありませんか? みなさん、日本語の中でも日常的に使っておられることと思います。自分が本当はやっていない罪をかぶせられたりするのが、scapegoat ですね。ワイロの事件などで、本当は自分が金を受け取ったのに、秘書か誰かをscapegoatとして立てるのが、最近、巷で流行っているようですが・・・

• Management is looking for a scapegoat.
(経営陣は身代わりになって責任を取ってくれる人を探している)

これは、経営者たちが自分の責任はタナに上げて、誰か身代わりになってくれる人を探しているということです。ひとりでみんなの罪を背負って責任を取らされるということでしょう。

→ 人を怒らせる

Goat には「冷静さ」という意味もあります。それから get one's goat で「人を怒らせる、いら立たせる」という表現が生まれました。

• She really got my goat.
(彼女は、私を怒らせた)

これは、彼女とケンカでもしたのか、彼女の言葉にカッとなって冷静さをなくしてしまったわけです。何か弱いところをつかれて、悲しいかな、それに対して何の抵抗もできない状態なんですね。

2011年2月18日金曜日

動物から英語を学ぶ:牛と馬


CREATURES 3

COW



「量牛」をおどすと大変です-!?

Cow は非常に大事な動物です。肉だけでなく、牛乳もつくってくれるんですから。

さて、この cow の同音異義語ですが、「おどす、びくびくさせる」という動詞があるのをご存知でしょうか。

→ おどしに乗るな

Cow は「おどし」といっても、「カで人をこわがらせる」「権力で人をびくびくさせる」といったニュアンスです。たとえば、上司が部下に対する場合などに使い、「(恐怖から)抵抗できなくさせる」のが、この cow なのですね。

• Don't let the boss cow you.
(ボスのおどしに乗るんじゃないよ)

→ もうメロメロに

• She gave him a cow-eyed look.
(彼女は、彼になら何でも従うような目で、彼を見た)

牛の目を見たことがありますか? やさしくて、可愛い従順な目をしているものです。Cow-eye というのは、まさしく、そんな目をした女性のことです。

「もうあなたの言うことなら何でも従うわ」 「彼が大好き、彼にはメロメロ」といった女性の目を表わす言葉です。

こんな目で見つめられたら、男性のほうもいっぺんに参ってしまうかもしれませんね。


HORSE

「馬」とはナガ〜イおつきあい

車と閉じように、人間が馬を使うようになってから、人聞の生活は変わりました。自分の2 本の足で動ける距離は、馬の4 つの足よりずっと狭い範囲です。ですから、まず狩りをするのにも、人間は馬に乗ることによって狩りのできる範囲がグッと広がりました。そして、新しい土地を求めて移動する場合でも、馬に乗ることによってはるかに
楽になったのです。

馬と人間のっき合い、ふれ合いはとても長いものです。そして、この horse はいろいろな意味をもって、私たちの言葉の中に入ってきました。その一例を、ここではみなさんに見てもらいたいと思います

→ だしかな筋から

From the horse's mouth という言葉があります。これは「たしかな筋から、信頼できる情報源から」といった意味を表わします。馬を飼うときは、必ずその歯を見るんだそうです。

その馬がどのくらい齢をとっているかを調べるためなんですが、そこから「自分でその馬の口を見た→オリジナル情報の泉、つまり出どころから確かめた」といった意味合いが生まれてきたのですね。

→ 馬鹿騒ぎ

暴れ馬というのは大変、危険ですね。へたをすると、足でけられて大けがをしたり、生命を落としてしまうことにもなりかねません。きて、horse around というのは「暴れまわる」ならぬ、「ふざける、馬鹿騒ぎをする」という意味があり、もう手がつけられないといった状態です。

• Horsing around is prohibited.
(馬鹿騒ぎ禁止)

→ 零細企業

むかし、大きな荷物を馬車に載せて号|いていくのに、20 頭もの馬を使うことがあったようです。鉱山から掘り出した鉱物を運ぶ場合などです。しかし、ふつうの駅馬車でしたら2 頭や4 頭、ちょっと大きな荷物の場合でも6 頭というのが一般的でした。では、1 頭立ての馬車というのはどうでしょう? 「1 頭で十分なほど積荷が少ない」「あの人は1頭しか飼えない(使えない)貧しい人」と見られることがありました。そこで、one-horse に「二流の、取るに足りない、ちっぽけな」という、あまりよくない意味が生まれてきたわけなんですね。

• This is a one-horse operation.
(ウチは零細企業です)

2011年2月17日木曜日

動物から英語を学ぶ:猫

CREATURES 2

CAT


Cat は女性専用の言葉!?

犬がくれば、次は猫がこなくてはいけませんね。猫はかわいくて、どうも女性が好きな動物のようです。

しかし、cat を広い意味でとらえれば「ネコ属の動物」ということで、ライオン (lion) や虎 (tiger)、ジャガー (jaguar) なども入るのです。別にそういうわけではないのですが、おとなしくてかわいい小猫のイメージばかりもっていると、とんでもないこと( !?)になりかねませんよ。

→ 猫は飼っても、こんな奥さんは困りもの

きて、猫といえば、やはり男性よりも女性のイメージのほうが強くありませんか? cat は「じゃじゃ馬」でもあるのです。じゃじゃ馬というより、「意地悪女」といったほうがいいかもしれません。

• His wife's been catting around.
(彼の萎は浮気をしていた)

「金曜日の妻たち」ではありませんが、cat around で「浮気する」ということになります。

メス猫がさかんになる時期を思い浮かべてください。もう、すさまじい鳴き声を立てて鳴きますね。オスなら誰でもいい、という感じではありませんか。それで、catting around する女性というのは、もう男なら誰でもいいというわけです。そういう浮気心をさらけ出している女性を、cat around と表現するのです。

Cat Words

Cat house …………… じよろう屋(売春宿)。

Cat-like …………… スムーズで静かな、忍びやかな。歩き万や動き万ガ非常にスムーズな感じがするのが cat-like です。Cat-like walk といえば、もう舎にも走り出しそうだけど、静かに歩いているというI~ 苗の歩き万」なのです。

Cat nap …………… うたた寝、まどろみ。気持ちよさそうに寝ていると思っていだ猫が、突然起きだして、どこかに行ってしまうような、2〜3 分くらいの軽い眠りです。

Catty …………… 意地悪な、悪意のある、撞険な。猫にはちょっと意地悪というか、シャープなところガありますね。自分ガ気にくわないことは、スパッとシャープに断ってしまうようなところ。ですから catty はとくに女性に対して使います。ちょっと意地悪なところがあって、けっこう軽い感じの女性です。

2011年2月16日水曜日

動物から英語を学ぶ:犬1

Introduction

CREATURE


私たちのまわりには実にたくさんの生きものがいます。もちろん私たち自身だってcreature。人間、動物、魚、鳥、虫…自然は creature でいっぱいですね。ここでは特に身近な生きものを通じて英語の幅を広げていきましょう。

まず、動物。生きもののなかで一番人間に近いのが動物ですよね。それに、英語で何というかは子供でもよく知っています。また、ドッグ・フードとかキャット・フードとか、商品名に何気なく使われていたり……。

人は動物のいろいろな特性を見て、何かと学んでいるものですから、動物をうまく使った表現が英語でもけっこう多いんです。次に、誰もが一度はあこがれてしまう鳥です。人間はいつの時代も空を飛びたいと願うものなのでしょう。飛行機の名前などには苦から、かならずといっていいくらい鳥の名前がイ変われていたんです。

最後に、そのどちらにも属していないその他の動物たち。虫とか、は虫類とか海のものなどです。

さあ、大好きな動物たちの登場です!! 子供のころにかえって、元気に英語をマスターしましょう。

ANIMAL

ちょっとなまけ者の dog 君、浮気っぽい cat さん、とにかく大食いの pig 君、内気な sheep 君、ふざけんぼうの monkey······ みんな仲良く Say,cheese!


DOG

「犬」 は報われない動物?

先程もいいましたが、犬は人間に飼われている動物の中でも、たぶん一番古い動物だといわれています。そのため、dog という言葉には、実にいろいろな使い方があります。

→ 価値のない人、二流品

たとえば、ある人を指して “dog” といえば、「まるで価値のない人」という意味になります。犬は少しでも暇があると、あちこちで伏せって寝てしまう、つまり lazy (なまけた=動きたくない)というイメージがあるからでしょう。

そのほかにも、「ダメな物、二流品、欠陥品」という意味もあり、レストランなどで材料をすべてダメにしてしまった場合など、Go to the dogs という表現を使うことがあります。いらない物は犬に投げ与える、ということなのでしょうか。これは「荒廃する、滅びる」
といった意味でも使える口語表現です。

また、ファッションのセンスのない女性を指したり、アメリカでは、非常にプスな女性をdog と、男同士で陰口をたたいたりもします(決して女性の前では言わないように注意しましょう)。

こういう例ばかりを挙げると、何だか犬がかわいそうになってきますね。

→ 鼻がきくのは人間も同じ

ご存知のように、犬というのはとても鋭い鼻をもっています。ちょっとした臭いでもその鼻でかぎつけて、餌のあるところを見つけたり、狩りに行けば獲物の足跡の臭いを追っていきます。

だから、dog の動詞に「〜のあとを追う、尾行する」という意味があるのも、納得されることでしょうね。

• The man dogged my tracks.
(彼は犬のように、しつこく私を追ってきた)

→ くいついたら、もう離れない!?

少し専門的になりますが、dog には金具の一種、「鉄かぎ」という意味もあります。

これは、とくに帆船などで使われるもので、デッキにあるハッチ (hatch) から水が入らないように、しっかりおさえつける金具が dog です。動詞として使えば「金具でしっかり閉まっている」という使い方ができるわけです。

• He dogged the hatch down.
(彼はハッチを金具でしっかり閉めた)


Dog Words

Dog days …… 酷暑期、何もし疋くない時期。The dog は星座の「大犬座」のことで、Dog Star とは大犬座のα 皇、シリウス(Sirius) のことです。このDog Star が高いとき、つまり7月上旬から8月中旬までの時期を dog days というわけです(とくに北半球で使う)。非常に暑くて伺もしたくない、それこそ犬のように日影でゆっくりしたい時期なのですね。

Dog-eared …… 本のページなどの角ガ、使い古されて折れていること。耳ガピンとまっすぐに立つ秋田犬ではなく、先摘がちょっとだれるような耳の犬を思い浮かべてください。ナットク!

Dog-eat-dog …… 仲間争い。識しい争い。日本のような競争の激しい市場が“Dog-eat-dog competition.” です。

Dogleg …… くの字形の、曲ガりくねっだ。ゴルフをする万はわかりますね。

Dogtrot …… 小定り。犬が一生懸命ではないにせよ、とっとっとっと小走りする姿が目に浮かびます。ジョギンゲという感じです。

2011年2月14日月曜日

スポーツから英語:ボックシング3

BOXING 3

今日の文は短くて申し訳ない。明日、生き物と言う新しい分野にはいりますから楽しみにして下さい。

FAKE

本物にみせかけたってダメさ

ボクシングの試合を見ていると、左でパンチをするように見せておいて、実際は右のパンチをくらわすというシーンがあるでしょう。その見せかけにするパンチを fake といいますね。

Fake は「ニセモノ」、つまり本物に見えるように、あるいは見せようとすること。だから、仮病をつかって仕事をさぼるようなヤツは faker なんです。

→ ブランド志向う?

いまはブランドものブームですが、プランド大好き人間にぴったりのセリフ。

・ Don't get caught with fake goods.
(ニセモノはやめとけよ)

Fake goods はニセモノ、とくにプランド製品のイミテーションのことです。世の中には、人がつくってすでに成功したものの fake goods で金もうけしようとする人が多いですからね。

→ ごまかすならうまくやれ

ニセモノが動詞になると、 fake it で「ごまかす」という意味になります。これは、悪気なくやってしまったことをあわててごまかす、というのではなく、よく考えて「うまくごまかす」というニュアンス。知能犯ですね!

・ If you can't make it, just fake it.
(ゃれないならうまくごまかせ)

2011年2月13日日曜日

スポーツから英語:ボックシング2

BOXING 2

ROUND


早いラウンドからノックアウトされて目を丸くする

1 round は今、3 分間ですね。そのラウンドが4〜15ぐらいあるわけです。もともとは「丸い」という単語で、輪という意味もあるし、丸っこいとか、一周りなど、大体、丸に関係した意味です。

→ だいだいでいいよ

・ Give it to me in round numbers.
(概算でいいから、数字を出してくれ)

Round はここでは、「約、およそ」という意味で使われています。細かい数字はない、端数がない、ということですね。

→ 歓み屋さんで

日本では「一杯のむ」といいますけれど、あちらではこれが one round。なぜなら、昔は同じボトルからみんなのグラスについでいたから、みんなの一杯は、一周りだったわけです。

・ Let me buy the next round.
(次は私のおごりだ)

→ 言い合いも「丸く」 おさめて

はげしく言い合ったり、口げんかするのも round。
・ They went round and round on that question.
(彼らはその問題についてはげしく言い合った)

ひとつの疑問やテーマがみんなに順にまわっていくように、次々と意見が出される様子を表わしています。また、議論が堂々めぐりをする、というニュアンスでも使われます。

JAB

ロも手も、 ジャプ、ジャブ

ボクシングでジャブといえば、すばやく相手に突くようなパンチを入れること。ニュアンスでいうと、とがったものでグイと突きさすかんじです。

→ 何かを突っ込むときに

・ He jabbed a key into the lock.
(彼はキーを鍵穴に突っ込んだ)

こんなふうにも言えるわけです。また、ジャブを名詞に使って、

→ 「注射」という意昧で

・ The nurse gave me a jab with her needle.
(看護婦さんが注射した)

という具合にも使われます。

→ ことばのjab

「突きさす」という意味から、体だけでなく、言葉ででも jab ができます。

かなり毒舌っぽい言い方をverbal (ことばの) jab といいます。

・ They traded verbal jabs.
(彼らは毒舌を言いあいました)

一人が言ったら、次の人はもっとすごいのを言う、というような感じです。

スポーツから英語:ボックシング1

BOXING 1

なぐるばかりがボクシングじゃありません。Punch はおいしいカクテルや
ジョークになるし、「言い合う」のも jab。それでは、第1 round スター卜!

PUNCH

カクテルからダプル punch まで

もちろん「なぐる」という意味ですが、なかなか応用範囲の広い言葉です。

→ ふんだりけったり

日本語でよく“ダプjレ・パンチ”といいますよね。ひとつ攻撃されて、またもう一度別の方面からくらってしまうというのが double punch。

Double punch はビジネスでもありえます。倒産寸前になったと思ったら、今度は工場が火事で焼けてしまったとか・・・・・・。もっと小さなことならよく起こります。

・ Losing my girl and my job at the same time was a double punch.
(彼女にもふられ、仕事も失なうなんて、まさにダブル・パンチだ)

→ お酒の席で

数種のお酒をまぜた飲みものでpunch というのがありますね。Fruit punch とか、Hawaiian punch とか、種類はいろいろです。

口あたりのいいお酒のことをどうして punch というのか、それにはいろいろ説があります。でも私たちの聞では、一杯飲んだらパンチをくらってノックアウト! というくらいアルコールが強いものもあるので、That punch has punch. とよく言うんです。

・ That takes the punch.
(一本取られたよ)

→ どうしてウケてくれないの!?

・ She never gets the punch line.
(彼女はジョークのオチがわからない人だ)

Punch line というのはジョークのおちのこと。日本の落語でも漫才でも、みんながドーッと笑う場所、punch line がありますよね。

Punch Words

Punch ball ・・・・・・・ (ボクシング練習用の)サンドパック。
Punch bowl ・・・・・・ カクテルのパンチを入れるクラス。
Punch card ・・・・・・ (昔コンピュータなどに使った)パンチカード。
Punch-drunk ・・・・・・ ボクサーなどガょっぱらつだようにふらふうになっていること。
Punch out ・・・・・・ 一発くらわす。
Punchy ・・・・・・ 迫力のある。

2011年2月11日金曜日

スポーツから英語:フットボール3

FOOTBALL 3


KICK


Kick が強いと刺激的!?

フットボールに kick はかかせません。だってボールを kick するから foot (足) ball というのですから。Kick は足でポールをけるという意味です。

→ ビジネスもキックオフ!

試合をはじめるとき kick off といいます。ボールがけられて、地面から off (はなれる)するからでしょうか!?

そして、その kick off が、ビジネスやマーケテイングの中でも意味をもつようになりました。たとえば、新製品の売出し中に大きなイベン卜を計画して実施する、なんていうときに kick off というし、旅をはじめるときにも使ったりします。

→ カフェバーで、さりげなく

 Kick は「ける」ですが、“まるでけられたような刺激を与える”というふうな使われ方もします。

・ It really has a kick.
(強いお酒だね)

とても強いお酒を飲んだとき、こんなショックがありますよね。

→ 刺灘を求めて……

いい意味で刺激を受けるのはとても嬉しいことですよね。たまらなく好きな何かをすることによって、kick を受ける、というわけ。

・ The kids went joyriding just for kicks.
(若者は楽しみのためにドライプに出かけた)

→ チョコレート・フリークを見つけたら

・ She's now on an Agatha Christie kick.
(彼女は今、アガサ・クリスティに凝っています)

この on a kick は便利な言葉です。今凝っている、熱中している、という意味で、上の例文だと、“アガサ・クリスティばかり読んでいる”わけです。

これは何にでも応用できて、たとえばon a chocolate kick と言ったら、チョコレートばかりに目が行ってしまう、チョコレートばかり食べている。on a tennis kick と言ったら、テニスばかりしてる、ということになります。


Kick Words

Kick around …… (意見などの)ぶつけ合う。
Kickback …… パックマージン。戻し。
Kick in …… 寄{寸する。
Kick off …… はじめる。
Kick out …… 追い出す。
Kick over …… (エンジンなどを)まわす。
Kickstand …… オートバイや自転車のスタンド。けってはずすことからこう呼ばれる。
Kick up …… (チアリーダーのように)けりあげる。俗に、よろこぶの意味で使う。
kicky …… 刺灘っぽい。

2011年2月10日木曜日

スポーツから英語:フットボール2

FOOTBALL 2

BLOCK


ここから先には行かせません

敵の攻撃をはばむプロックのブロックとは、もともとかなり大きな木のかたまりのこと。そこから、実にいろいろな意味になります。

→ 敵をシャットアウト

大きな木のかたまりは、何かの侵入を防ぐにはもってこい。そこで、「防ぐ」「妨げる」という意味で使います。

• Their action blocked our entry.
(彼らは私たちが進入できないようにした)

・Block out the sun.
(日があたらないようにして下さい)

→ あらすじは大まかに

Block out には、もうひとつ、少しちがう意味があります。

• Can you block out the plan for me?
(その計画のあらすじを教えて下さい)

そう、block out で、あらすじという意味になるのです。大きなブロックにする、というニュアンスから大まかにわける、すなわち、あらすじ、と考えればよいでしょう。

→ 街角で・・・・

また、木のかたまりにはかならずカドがあるので、「四角いもの」というニュアンスがあります。それで、町のひとくぎりを one block, two blocks といって数えます。

• Go one block further down the street.
(もうl プロック、通りを下りなさい)

ふつう、交差点から交差点までぐらいの範囲を指します。日本でいえば、番地にあたるところでしょうか。道を教えたりするときにとても便利な言葉です。

→ 人を表現するときに

Block は人のたとえにもよく使われます。たとえば日本で、「あの人はカドがとれてまるくなった」とかいいますね。あの感覚に近い表現法だと思えばいいでしょう。

• The whole group is a bunch of blockheads.
(グルーフ。全員、石頭だ)

おなじみの、「石頭」です。このほかに、blockish といえば、四角い人問、すなわち「まるくない人」になります。


チャーリーのちょっと思い出ぱなし ➀

国際化、国際化、といわれているけど、まだまだ日本にはレッキとした“ガイジン恐怖症”の人がいるみたい。

私がまだ日本に来て間もないころ、「駅はどっちですか?」と日本語で聞いているのに、“No. No. No.” をくりかえすばかり。私がしゃべっているのが日本語だってことすら気づいていないんだものね。

この間も薬局に行って「カゼ薬をください」と言ったら、お店の人が “I cannot speak English.” とちゃんと正しい英語で言っていたよ。


OFFENSE/DEFENSE

攻事と守り、両方大切です

ご存知のとおり、offense は「攻撃」、defense は「守り」。相手を攻撃し、自分を固く守るのはフットボールの第一原則です。

→ 攻撃は罪になりがち!?

Offense には「罪」という意味があります。実際、攻撃というのは、すぐ罪になってしまうからでしょうか。

• Stealing technical secrets is a grave offense.
(企業の秘密を盗むのは重大犯罪です)

「人に無礼をする」というときは、cause offense と言います。

→ 現実逃避で自己防衛!?

Defense は「自分を守る」という意味なので、たとえば自分が悪いと認めたくないときなどに出てきます。自分の責任を認めたくないとか、自分が悪いのを一生懸命弁解する、これはすなわち「現実を認めない」ということですよね。

• Your drinking is a defense mechanism.
(あなたは現実を認めなくてすむように酒を飲むんだろう)

Defense mechanism、現実を認めなくてもいいようにしている、というようなかんじです。

フットボールと切っても切れないオフェンスとディフェンスですが、国際交流など、摩擦のおこりやすいところには必ずこの二つがあるので、覚えておくと便利でしょう。

2011年2月9日水曜日

スポーツから英語を学ぶ:フットボール1

FOOTBALL 1

何ゴトも、offense (攻撃)と defense (守り)両方大切。「英語は苦手だから pass!」なんて言うのは blockheads (石頭)。さあ、そろそろkick off の時間!!

TACKLE

どんなことでも、やりこめるぞ

ポールを持っている人を捕らえて、地面に倒すのが tackle。単語の意味としては、やりこめる、というようなニュアンスになります。

→大変な仕事をかかえこんだら

たとえば、むずかしそうな仕事があって、それを全力を尽くしてやりとげようというときなど、この tackle を使うわけです。

• He tackled the job with fervor.
(彼は情熱をもって、その仕事にとりくんだ)

→ 魚にタックル!?

また、tackle には、「仕事をするための道具」という意味もあります。仕事をやりこめるには道具が必要!?

• Did you bring your fishing tackle?
(釣り道具を持ってきましたか? )

ほかに sports tackle (スポーツ用具)、shaving tackle (ひげそり用具)などがよく使われます。


PASS

パスしてほしい、あなたの心!?

フットボールの華は何といってもパス。ショットカン・パスからロング・パス、タッチダウン・パスまで、手に汗にぎります。さて、この pass にもいろいろな意味があります。もちろん、「通りこす」というのが一番オーソドックスな使い方です。

車がほかの車を pass するといえば、追いこしという意味。また、山の中なら、坂道をこえられるところ、すなわち「峠」が pass なのです。

→ 食卓で

人から人へ物を渡す、というのも pass です。これは特に食事のシーンでよく使われます。

• Please pass the bread.
(パンをとってください)

なぜならアメリカでは、一人ひとりの分が自分の前にあるわけではなくて、大皿にたくさん盛ったものから自分でとるという形式なので、手の届かないお皿もあるわけです。

→ パーティーが終わって

パーティーなどで、来た人たちに手みやげを持たせようという場合。

• Pass out the favors.
(おみやげを渡しなさい)

Favors はそういうときによくもらう小さなおみやげのこと。パーティーでのおみやげを、party favors という言い方もします。

→ めがねをかけてる女の子はパス!?

アメリカの有名なことわざに、次のようなのがあります。最近はダテめがねが流行っているようですが・・・・・・。

• Men don't make passes at women in glasses.
(めがねをかけている女の子に男は興味をもたない)

もっとくだけて言えば「男はめがねをかけている女はナンパしない」ということ。Make a pass で「ナンパする」という意味です。

→ セールスでも・・・・・・

• Sales passed all expectations.
(予想以上の売上げがありました)

Expections が予想、予測という意味ですから、すべての予想を通りこしたということになりますね。

Pass Words

Pass away ・・・・・・死ぬ。
Passkey ・・・・・・ マスターキーの一種。
Passport ・・・・・・ 旅券。
Pass up ・・・・・・見逃す。
Password ・・・・・・合言葉。これを言えばその場を通してもらえるから。

2011年2月8日火曜日

スポーツから英語を学ぶ:テニス3

TENNIS 3


SET


砂決まったルールできちんとしよう

日本では、「終わり」というと何でもかんでもgame set( ゲームセット)という和製英語を使っているようですが、本来set は、決まったやり方、決まった長さのものを指す単語です。

それがなぜゲームセット(終わり)の意味になるかというと、決まったルールで、決まった長さのところでゲームがひとつ終わるのが set になるからです。たとえばテニスなら、6 ゲームを先にとったほうが勝ち、という“決まった”やり方で、それが終わるのが set なのです。“Set は決まり"と覚えておくといいでしょう。

→ いつもガンコなあの人へ

年をとるにつれて人はガンコになって、自分の決まったやり方しかできなくなる、そんな意味合いが set in one's ways です。

・Don't get too set in your ways.
(考え方をかたくしないほうがいいよ)

何ゴトにも柔軟性が大切ですよね。

→ こわれたものをもとどおりに

ずれたりはずれたりしたものを、元の位置に戻すのを日本語( ?)でも「セットする」と言いますよね。そんなときは英語も同様 set を使うのです。

• The doctor set her broken leg.
(医者は彼女の折れた足をもとどおりに固定した)

→ 準備ガでき定ら

日本語のヨーイドンをあちらでは「Ready,Set, GO!」 といいます。それと同じ set で、こんな言い方があります。

• We're all set.
(準備完了)

用意すべきものはすべてそろっている、ということ。

Set Words

Set about ・・・・・・・ やり始める。
Set apart ・・・・・・・ 分配する。
Set aside ・・・・・・・ わきにおく。
Set eyes on ・・・・・・・ はじめて会う。
Set foot in ・・・・・・・ はじめて(家やビルに)入る。
Set forth ・・・・・・・ 出かける。
Set forward ・・・・・・・ 提案する。
Set in motion ・・・・・・・ 作動させる。
Set your sights on ・・・・・・・ ねらう。
Set sail ・・・・・・・ 出港する。
Set the stage ・・・・・・・ (蟹台を)整える。
Set to music ・・・・・・・ (詩に)音楽をつける。
Set upon ・・・・・・・ (人間lこ)アタックする。
Set back ・・・・・・・ 後退する。ちょっと後に引く。
Set down ・・・・・・・ 置く。

2011年2月7日月曜日

スポーツから英語を学ぶ:テニス2

TENNIS 2


ACE


ワッ、手も足もでない!

テニスにかぎらず、何かと一番強いものをエースといいますね。これはなぜかというと、トランプのA( エース)から来ています。トランプでゲームをするとき、一番強いカードがエース(ジョーカーのときもありますが)だからです。

テニスには、3 つのエースがあります。Service ace 、return ace 、もうひとつは日本ではあまりなじみがないようですが、 advantage のときにも ace という言葉を使います。すべてに共通するのは、“これを出されたらもう手も足も出ない”ということなのです。

→ やりこめたときも、やりこめられだときも

Service ace と似たような意味で、aced out という言い方があります。

・You really aced out that time.
(君はあのとき、ものすごくうまくやったよ)

これが逆の立場なら、「やられた! 」 になるわけです。

→ 臨場のエースは!?

テニス以外で一番よく耳にするのは、野球チームで一番力のあるピッチャーをエースという場合でしょう。これはいろいろ応用できて、あるひとつの集団の中でベストである、ナンバー 1 であるというときに使えます。

• He is our ace salesman.
(彼は営業部のエースだ)


GAME


決まったルールがあるのが game


Game という単語には、実にたくさんの意味があります。

一番ポピュラーなのは、勝負をするスポーツの game ですが、たとえ体を動かさなくても game は game です。日本で流行っているコンビュータゲームは、ほとんど体を動かさないでしょう!?

頭を使うゲームというのもいっぱいあるわけです。なぞなぞや、しりとりなどの言葉あそびがそうですね。

共通点は、常に “決まったルールがある” ということなのです。

→ 何をする!こもまずガッツ

Game には、「ねばり強い、やりとげ‘る」という意味もあります。

・He is game.
(彼はガッツがある)

最後までやりとげる、ねばっていく、というときの心の状態が game なのだということ。これは、gamecock (闘鶏)からきています。Gamecock はどちらかが死ぬまで終わらないというルールがあるので、それを最後までできる、必死になってやりとげる、という姿勢を人にあてはめたのです。

→ 動く標的でゲームする!?

狩猟のえものになる野生動物のことも game といいます。野生動物は動くので、ふつうの標的を撃つよりむずかしい game だったわけです。それがいつのまにか、その動〈標的そのものを game というようになったのです。

• We shot twenty head of game.
(猟獣20 頭をしとめた)

→ 思いどおりにいか怠いときにも

体の一部、特に手足が不自由な場合にgame を使うことがあります。これももともとは先ほどの gamecock に関係があるようです。

闘鶏の試合が終わったあとは、かならず鶏の手足などが傷ついて不自由になっていたことから、こんな言い方が生まれたという説があります。

• My horse has a game leg.
(私の馬はびっこをひいている)

この場合なら、“うまく使えない足がひとつある” → “びっこをひく” というわけです。

スポーツから英語を学ぶ:テニス1

TENNIS 1


Game にはかならずルールがあるもの。それを最後までやりとげるのは game な(ねばり強い)人!!英語も game 感覚で、ready, set, go (ヨーイドン) !


SERVE

テニスだけでなく、バレーボールでもノ〈ドミントンでも卓球でも、一番最初にポールを打つことをサープといいますね。これは、serve の「きし出す」という意味から来ています。“はい、どうぞ。これでやりとりしましょう"という感じ。

→ 夕食の前!こ

食事をさし出すのももちろんserve。

• Dinner is served.
(夕食ができました)

映画などでよく召使などが使っているセリフですね。

→ パーゲンはサービスじゃない!?

Serve の意味はそのまま service (サービス)につながります。お店などで “service する” というと、日本では値引きすることのように使われていますが、本来は “親切に買物のお手伝いをする” ということなのです。

• A good waitress serves her customers with care.
(よいウェイトレスは気を配ってお客さまの世話をします)

→ 下から上にサーブする

立場が下の者が上の人に対して何かする場合、serve は「責任を果たす」というニュアンスを含みます。

• The marshal served the court summons.
(保安官は省令を手渡した)

→ 自分の時間をさし出す!?

「責任を果たす」という意味合いから、“決まった期間を費やす” というのも serve で表わします。たとえば軍隊に入るとか、場合によっては刑務所に入って服役するとか……。

• I've served my time.
(懲役がおわった)

軍隊や刑務所に「自分の時間をさし出す」と考えるとわかりやすいですね。ほかに、任期を務める、という意味にも使えます。



チャーリーのびっくり体験記 ➁

たまたまテレビてで酔ヘ、とても美しい actress のイン夕ビユ一を聞いていたら、いきなり信じられない言葉が耳に入った。「Fuck シーンははじめてですか」。でももっと驚いたのは、彼女が平気な顔をして、「ええ」と答えたこと。どうなっているんだこの国は!? と思ったけどあとで真相がわかった。

ちゃんとした日本語では、fuck とか fellatio というような意味の言葉は使えない。だからカタカナ、つまり英語を使うというわけ。だから、アメリカでは何があったって放送できないような言葉が、毎日のように日本のマスコミにのってる。でもこれはとてもキケンなことだと思うんだ。なぜなら、日本では平然と使っている外来語は、ヘタをすると外国人に対しては大変な侮辱になるかもしれないんだからね。

2011年2月5日土曜日

スポーツから英語を学ぶ:ゴルフ5

GOLF 5


PAR


何事も par を標準にして


「標準」という意味。これは覚えておくと便利な単語で、会話にもしょっちゅう出てきます。

→ ネームバリューならぬパーバリユー

Value は価値。The par value で標準の価値、すなわち、小切手などの額面のことをいいます。

• The par value of that check is $35.00.
(小切手の額面は35ドルです)

→ 「額面」はほかに、文字どおりに face value という言い方も。

本年度の利益は?

• This year’s profits are sub-par.
(今年の利益は例年より低い)

Sub-par で、ある位置より低い、という意味です。

→ ビジネスに妥協はつきもの、そんなときに

仕事をしていて、思うようにならないこともたくさんありますね。それで妥協が出てくるわけですが、そんなときに便利なセリフ。

• It’s par for that.
(まあ、そんなところだね)

• That's about par for the course.
(まあ、いつものとおりだね)

この状況ではこれ以上できない、というあきらめのニュアンスを含んでいます。


ROUGH

Rough には大きくわけて二つの意味があります。

→ 「ラフ・ダイアモンド」って言われだら!?

ひとつは「磨かれていない」ということ。ゴルフで、芝をかっていない未整備の部分を rough というのはこのためですね。

• You’re a diamond in the rough.
(磨かなければならないけど、素材がいいね)

こう言われたら、喜んでいいのか怒っていいのか、わからないね。

・This is just a rough draft.
(これはほんのたたき台です)

Rough draft はたたき台、下書きなので、まだ完全でない→磨かれていない、とつながるわけです。

→ 乱暴者でもルールはきちっともうひとつの意味は「乱暴」。

・He’s a rough player.
(彼は容赦しない人だ)

ビジネスでこういうと、あの手この手でいろいろな手を使って猛然と突っ走る人のこと。でも、rough player は、unfair ではないんです。ルールは一応守っているというニュアンス。

2011年2月4日金曜日

スポーツから英語を学ぶ:ゴルフ4

GOLF 4

SLICE


スライスハムを食べるとポールが slice する!?

ゴルフでショットのときポールの方向を調整するために、ポールを切るような形にすることがありますが、このslice、もともとはナイフや刃物を使ってうすく切ったものという意味です。

→ 同じ“ひと切れ"でも……

日本語でいう一枚、ひと切れにあたるのが slice です。

・Have a slice of watermelon.
(スイカひと切れいかがですか)

といっても、同じスイカの“ひと切れ"でも、日本とアメリカでは大ちがい。日本では一つのスイカを8 等分して、それをまた5つぐらいに切る。ところがアメリカはいわゆる輪切り。Slice のイメージもずいぶんちがいますよね。

→ 生活をスライスしだら!?

“ひと切れ"というニュアンスから、さらにいろいろに使えます。

・The commercial used a slice-of-life situation.
(このコマーシャルは、いかにもありそうな日常のシーンを使って宣伝している)

Slice-of-life で「日常生活のひとこま」という意味。

→ 絵を描くときに

• He used a slice to do the painting.
(彼は絵を描くのに、ペインテイング・ナイフを使った)

この場合の slice は、へらのような形の油絵に使う道具のこと。


HOOK

フックが多いと、心にひっかかる!?

ゴルフで右に切れるのがスライスなら、左に切れるのがフック。これはご存知のとおり。このフック、もともとは先がまがっていて、ひっかけるようになったもののことです。壁にかけるフックや、靴のひもをからめるフックなど、日本でも使われていますよね。このフックをもうひとひねりすると、次のような使い方ができます。

→ 男をひっかけるのは!?

Hooker、すなわち“ひっかける人"という意味ですが、これは売春婦のことです。なるほどと思うでしょう!?

→ 何でもつないじゃうときに

• Hook your computer up to our system.
(私たちのシステムにあなたのコンビュータをつなぎなさい)

Hook up でつなぐとか連結するという意味になります。

• Perhaps we can hook up with a good PR film.
(もしかしたら、よいPR 会社と提携できるかもしれない)

2011年2月3日木曜日

スポーツから英語を学ぶ:ゴルフ3

GOLF 3

GREEN


新米だったり、ゴーザインだったり

小さい子でも知っているgreen 、緑です。ゴルフではもちろん芝生の地面のこと。グリーン一面のゴルフ場でプレーするのは気持ちのいしものですが、英語ではこんなふつにいろいろ使えるんですよ。

→ アメリカの“青二オ”って……!?

英語で green といったら、「素人」という意味があります。まだ一人前でない、経験が浅い人のことを指します。

• He's still green at this game.
(彼はまだ新米だ)

なぜなら、果物は最初緑で、熱してくるとだんだん赤くなるでしょう。それと同じ考え方。日本では“青二才"とかいうように、greenのかわりに青を使いますよね。

→ GOサインは何色?

• The system's green.
(新しいシステムは作動可能です)

これは信号機のgreen から来ていて、緑は「進め」ですから、“ go"という意味になるわけです。

→ 野菜をもっと食べましよう

Greens と複数形にすれば、ほうれん草や小松菜のような緑黄色野菜を指します。

• My mother always forced me to eat greens.
(母親にいつも無理やり菜つばを食べさせられた)

→ ねたみで顔ガクリーンに!?

アメリカでも顔色を気にします。そして人の気持ちでその色が変わるんです。ねたみの場合、その色がgreen というわけ。

• Her face turned green with envy.
(彼女のねたみの気持ちは顔に書いてあった)

チャーリーのニッポンvs America ②

日本の人は、「コミュニケーション、コミュニケーション」とよく言うから、よっぽど communication には気を使っているのかな、と思ったら、どうもそうでもないみたい。一方的に自分の言いたいことだけ言って電話を切ってしまったり、こっちの言葉をゼンゼン聞いてくれなかったり。日本語の"コミュニケーション"と英語の communication には
どうやらニュアンスのズレがあるらしい。

日本では、たとえそれが一方的なものでも「コミュニケーションをとる」というけど、英語ではそういうニュアンスがない。Communication の同意語が talking together だっていうぐらいだからね。だからアメリカ人と上手に communication するには、自分の言葉を伝えるだけじゃなく、相手の言葉にもちゃんと耳を傾けること。そうすればきっとうまくいくさ!

2011年2月2日水曜日

スポーツから英語を学ぶ:ゴルフ2

GOLF 2


DRIVE

目標に向かってdrive!

ゴルフで、一番最初にポールを打つことをdrive といいますが、これはdrive が「一番力を入れて動かす」という意味だからです。運転することをドライブといいますね。これは車を「動かす」「ひとつの目的に向かつて前進する」ということなのです。

→ 「自発性のある人求む」

• Our salesmen have lots of drive.
(我々の営業マンはかなり自発性がある)

この場合の drive は自発性という感じ。これと同じような意味で self starter というのがあって、「自発性ある人」なんていう求人広告の見出しなどではこちらを使います。

→ ビジネスもねらいを定めて

ゴルフはグリーンという標的に向かつてポールを打つゲームです。それと同じで、標的をはずきないように自発的に動くという意味としても使えます。

• Are you driving for more market share?
(マーケットシェアを獲得しようとして動いていますか)

IRON

これさえあれば、魂に金棒!?

「鉄」という意味から想像できるように、強さ、固さを表わすときに使える言葉です。

→ 鉄のような人!?

Iron will といったら、意志がかたくてガンとして動かない、ということです。

・It takes an iron will to work while others are drinking.
(みんなが飲んでいるときに働くには、強い意志が必要です)

→ 体力勝負の人へ

どんなハードスケジュールでもびくともしない、何しても倒れないような人が、あなたのまわりにもいるでしょう。そんな人にぴったりなのがこれ。

• You've got an iron constitution.
(あなたは強くて病気をしない人だね)

iron stomach とも言いますが、めったなことではダウンしない強い体質を iron constitution といいます。

→ アイロンかけは上手?

洗たくものにアイロンをかける、あの iron です。

・Let's iron out our differences.
(意見のちがいを解消しよう)

アイロンをびっちりかけるように、意見の差をすっかりきれいにしよう、同じレベルにしよう、というわけ。

2011年2月1日火曜日

スポーツから英語を学ぶ:ゴルフ1

GOLF

英語の勉強には iron will (鉄の意志)が必要!? そんなことはありません。Green でのびのびプレイしている気分で、目標に向かつて drive しましょう。



CLUB

クラブという言葉は実によく使われています。ゴルフに欠かせないクラブ、お酒を飲むクラブ、学生のクラブ活動、いろいろありますね。

→ クラブの形は!?

「クラブ」というものの形態は、にぎるところがパットのように細くなっていて頭の方が太くなっているものです。

● The Indian held a huge war club.
(インディアンは巨大な戦闘用の棒を持っていた)

→ 動詞になると痛い自にあうよ

● He clubbed me over the head.
(彼は私の頭を棒でなぐった)

「棒」のclub が動詞になるから、「棒でなぐる」になるのです。

→ 友達をなぐさめるときに

「同好会」もclub です。これを使って、えらい目にあった人などを元気づけるセリフができます。

● Welcome to the club.
(よくあることだよ)

誰でもそういうことを経験するよ、というニュアンス。

→ トランプあそびにも

これはトランプでギャンプルをするときに使います。

● Bet on the deuce of clubs.
(クラブの2 に賭けなさい)

Club Words
Club bag ………… スポーツパック。
Club car ………… 戸メリ力の列車の中にパーガあって、あ酒ガ飲めるようになっているところ。
Club coupe ………… 後部座席のない、二人なかよく乗る車のことをいいます。
Club house ………… 同じ趣味や興昧をもつだ人疋ちガ集まってクラブをつくり、その仲間たちが集まれるようにつくったのが、クラブハウスです。
Club sandwich ………… トーストし定三枚のパンをつかってトマト、ハム、ターキーなどをはさんだサンドイツチ。次のワラブ・ソーダと同様、ゴルフクラブで初めてでき定から、こんな名前ガついだのでしょう。
Club soda ………… 昧のついていない、びんに入った普通のソーダのこと。
Club steak ………… 量より質、というかんじの、ちょっと小さめのステーキ。でもアメリ力のステーキはパ力でかいから、日本人にとっては普通くらいでしょう。