2011年2月7日月曜日

スポーツから英語を学ぶ:テニス2

TENNIS 2


ACE


ワッ、手も足もでない!

テニスにかぎらず、何かと一番強いものをエースといいますね。これはなぜかというと、トランプのA( エース)から来ています。トランプでゲームをするとき、一番強いカードがエース(ジョーカーのときもありますが)だからです。

テニスには、3 つのエースがあります。Service ace 、return ace 、もうひとつは日本ではあまりなじみがないようですが、 advantage のときにも ace という言葉を使います。すべてに共通するのは、“これを出されたらもう手も足も出ない”ということなのです。

→ やりこめたときも、やりこめられだときも

Service ace と似たような意味で、aced out という言い方があります。

・You really aced out that time.
(君はあのとき、ものすごくうまくやったよ)

これが逆の立場なら、「やられた! 」 になるわけです。

→ 臨場のエースは!?

テニス以外で一番よく耳にするのは、野球チームで一番力のあるピッチャーをエースという場合でしょう。これはいろいろ応用できて、あるひとつの集団の中でベストである、ナンバー 1 であるというときに使えます。

• He is our ace salesman.
(彼は営業部のエースだ)


GAME


決まったルールがあるのが game


Game という単語には、実にたくさんの意味があります。

一番ポピュラーなのは、勝負をするスポーツの game ですが、たとえ体を動かさなくても game は game です。日本で流行っているコンビュータゲームは、ほとんど体を動かさないでしょう!?

頭を使うゲームというのもいっぱいあるわけです。なぞなぞや、しりとりなどの言葉あそびがそうですね。

共通点は、常に “決まったルールがある” ということなのです。

→ 何をする!こもまずガッツ

Game には、「ねばり強い、やりとげ‘る」という意味もあります。

・He is game.
(彼はガッツがある)

最後までやりとげる、ねばっていく、というときの心の状態が game なのだということ。これは、gamecock (闘鶏)からきています。Gamecock はどちらかが死ぬまで終わらないというルールがあるので、それを最後までできる、必死になってやりとげる、という姿勢を人にあてはめたのです。

→ 動く標的でゲームする!?

狩猟のえものになる野生動物のことも game といいます。野生動物は動くので、ふつうの標的を撃つよりむずかしい game だったわけです。それがいつのまにか、その動〈標的そのものを game というようになったのです。

• We shot twenty head of game.
(猟獣20 頭をしとめた)

→ 思いどおりにいか怠いときにも

体の一部、特に手足が不自由な場合にgame を使うことがあります。これももともとは先ほどの gamecock に関係があるようです。

闘鶏の試合が終わったあとは、かならず鶏の手足などが傷ついて不自由になっていたことから、こんな言い方が生まれたという説があります。

• My horse has a game leg.
(私の馬はびっこをひいている)

この場合なら、“うまく使えない足がひとつある” → “びっこをひく” というわけです。

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