FOOTBALL 2
BLOCK
ここから先には行かせません
敵の攻撃をはばむプロックのブロックとは、もともとかなり大きな木のかたまりのこと。そこから、実にいろいろな意味になります。
→ 敵をシャットアウト
大きな木のかたまりは、何かの侵入を防ぐにはもってこい。そこで、「防ぐ」「妨げる」という意味で使います。
• Their action blocked our entry.
(彼らは私たちが進入できないようにした)
・Block out the sun.
(日があたらないようにして下さい)
→ あらすじは大まかに
Block out には、もうひとつ、少しちがう意味があります。
• Can you block out the plan for me?
(その計画のあらすじを教えて下さい)
そう、block out で、あらすじという意味になるのです。大きなブロックにする、というニュアンスから大まかにわける、すなわち、あらすじ、と考えればよいでしょう。
→ 街角で・・・・
また、木のかたまりにはかならずカドがあるので、「四角いもの」というニュアンスがあります。それで、町のひとくぎりを one block, two blocks といって数えます。
• Go one block further down the street.
(もうl プロック、通りを下りなさい)
ふつう、交差点から交差点までぐらいの範囲を指します。日本でいえば、番地にあたるところでしょうか。道を教えたりするときにとても便利な言葉です。
→ 人を表現するときに
Block は人のたとえにもよく使われます。たとえば日本で、「あの人はカドがとれてまるくなった」とかいいますね。あの感覚に近い表現法だと思えばいいでしょう。
• The whole group is a bunch of blockheads.
(グルーフ。全員、石頭だ)
おなじみの、「石頭」です。このほかに、blockish といえば、四角い人問、すなわち「まるくない人」になります。
チャーリーのちょっと思い出ぱなし ➀
国際化、国際化、といわれているけど、まだまだ日本にはレッキとした“ガイジン恐怖症”の人がいるみたい。
私がまだ日本に来て間もないころ、「駅はどっちですか?」と日本語で聞いているのに、“No. No. No.” をくりかえすばかり。私がしゃべっているのが日本語だってことすら気づいていないんだものね。
この間も薬局に行って「カゼ薬をください」と言ったら、お店の人が “I cannot speak English.” とちゃんと正しい英語で言っていたよ。
OFFENSE/DEFENSE
攻事と守り、両方大切です
ご存知のとおり、offense は「攻撃」、defense は「守り」。相手を攻撃し、自分を固く守るのはフットボールの第一原則です。
→ 攻撃は罪になりがち!?
Offense には「罪」という意味があります。実際、攻撃というのは、すぐ罪になってしまうからでしょうか。
• Stealing technical secrets is a grave offense.
(企業の秘密を盗むのは重大犯罪です)
「人に無礼をする」というときは、cause offense と言います。
→ 現実逃避で自己防衛!?
Defense は「自分を守る」という意味なので、たとえば自分が悪いと認めたくないときなどに出てきます。自分の責任を認めたくないとか、自分が悪いのを一生懸命弁解する、これはすなわち「現実を認めない」ということですよね。
• Your drinking is a defense mechanism.
(あなたは現実を認めなくてすむように酒を飲むんだろう)
Defense mechanism、現実を認めなくてもいいようにしている、というようなかんじです。
フットボールと切っても切れないオフェンスとディフェンスですが、国際交流など、摩擦のおこりやすいところには必ずこの二つがあるので、覚えておくと便利でしょう。
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