2011年2月28日月曜日

動物から英語を学ぶ:オムと烏


BIRDS 5

PARROT

→「オウム」になるのが英語上達の早道


あの名作、ロパート・ルイス・スティーブンソンの『宝島』など、海賊ものにつきものなのが parrot ですね。

さて、parrot は実に特異な鳥です。それは、人間のしゃべることをまねすることができるからです。ですから、オウムを飼っている人の中には、いろいろな言葉を教え込んで楽しんでいる人も多いようです。孤島にひとりとり残されたロビンソン・クルーソーの話し相手も、オウムでした。

→ 「オウム返し」にナットク!

• Children parrot their parents.
(子供は、親の言うことをまねします)

オウムが言葉をしゃべるといっても、もちろん、言葉を理解してしゃべっているわけではありません。ただ単に「オウム返し」ができるだけなんです。

ですから、parrot に「他人の言うことを意味もわからずにまねをする(まねする人)J という意味があるのは、説明するまでもありませんね。

• You have to be part parrot to learn a language.
(言葉を学ぶには、まずくり返し口にしてみることです)

外国語を習得するには、まず、意味がよくわからないでも、聞いた言葉なりを暗記してくり返してみることも必要です。オウムの血が通っている人のほうが、上達も速いかもしれません。


CROW

「カラス」はクロいから crow…!?

ヒッチコック監督の[鳥]という映画をご覧になったことがある人なら、この crow の怖さがわかるかと思います。口ばしが大きく、カーカーとうるさく飛びまわり、何となく不気味な感じがする鳥ではありませんか?

Crow には「カラス」のほかにも、鳥に関係する別の意味があります。それは「雄鳥の鳴き声」です。「雄鳥が鳴く」という動詞としても使え、それから転じて「歓声をあげる、喜んで叫ぶ」とか「自慢する」といった、人間に対しでも使える言葉でもあるんです。

→ 「烏合の衆」ではこうはいかないかも……!?

• The team crowed over their victory.
(勝利にチーム全員が勝ちどきをあげました)

チーム一丸となって手に入れた勝利を喜び、みんなで「ゃった、勝ったぞ! 」 と叫んでいる姿が、目に浮かびますね。

→ カラスを食べて、耐えがたきを忍ぶ

• Sometimes you have to eat crow.
(ときには、自分の言葉を撤回しなければなりません)

Eat crow は「カラスを食べる」ということじゃありませんよ。この crow は「自分の主張」のことで、「自分の主張を食べて飲み込む」、つまり「自分の誤りを認める、屈辱を忍ぶ」という意味の成句なんです。

便利な言葉ですので、ぜひ覚えておいてください。

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