2011年7月6日水曜日

食べ物で英語を語る:スイーツ1

SWEETS

あなたはa sharp cookie (頭のキレる人)だから、英語なんてeasy as pie
(パイみたいにカンタン)でしょう!?

CAKE

あきれるほど? ウマイ!

日本でも cake 大好き少女が多いですね。だからかどうかは知りませんが、意外によく会話に使われる言葉なんです。

→ あいだロがふさがらない

あきれかえってしまうような行動をされたとき、もうこれ以上何も言うことがない、というかんじのセリフです。

• Well, that takes the cake.
(わかった、もう何も言わないよ)

昔、チャリティーで女の子がケーキをつくってせりにかける風習があったので、一番お金を出した人=cake をもらえる=もうそれ以上お金は出せない、ということから「もうこれ以上何も言うことがない」となったわけです。

日本でいう「あいた口がふさがらない」状態ですねo

→ 泥のケーキ!?

ドイツの有名なcake にパウムクーへンがありますが、あのように、同じものが何層にも何層にもなっている状態を表現するのにも cake を使います。

• His shoes were caked with mud.
(彼のくつったら、泥がこびりついちゃってるわ)

いつもくつをきれいにしておくのは、ビジネスマンの身だしなみの基本ですね!


PIE

まるで簡単

中学生のときの数学を思い出してください。円の面積を出すのに、そう、π(pi)を使ったでしょう!? pie からπ になったのか、π からpieになったのかは定かではありませんが、とにかくpie が丸いものに関係していることは確かです。

→ 世界まるごとpie!

• I want my share of the pie.
(自分の取り分がほしい)

Pie は「まるごと」「全部」という意味で、何に対しでも使えます。お金の取り分でも、仕事の報酬でも、マーケテイングでも・・・・
もちろん本当に pie を食べるときにも。

→ パイづくりがカンタン!?

アメリカでは家庭でpie をつくるのが習慣になっているので、最も簡単につくれるデザートは pie なんです。

• That's easy as pie.
(そんなの簡単じゃないか)

それでこんな言い方をするのですが、パイづくりになじみのない日本では、ちょっと想像がつかない表現かもしれません。

2011年6月3日金曜日

食べ物で英語を語る:果物

FRUIT

「禁断の」 apple で上司をおだてるのはapple polisher( ゴマスリ)。そういう人を見かけても、そんなlemon な(気まずい)顔をしないで……。

APPLE

禁断の果実ください

聖書の中で、アダムとイブがエデンの園で食べた禁断の実はappleだったのではないかという説がありますね。これに代表されるように、リンゴはよく悪い例に使われるんです。

→ このゴマスリやろう!!

世の中には、自分を実力以上に見せたがる人がよくいますね。そういう人のことを、日本ではゴマスリといいますが・・・。

• Apple polishing is for amateurs.
(上司をおだてるなんて、アマチュアのやることさ)

そう、「リンゴみがき」なんです。Apple はみがくと本当にピカピ
カになるのでこんな比喩ができました。
当然それをやる人は apple polisher 。あなたの会社にもいるでしょう!?

→どんでん返しをくらったら

計画やシステムが、全部くずれてしまうようなことがあります。そんなとき、しちゃいけないことをしたな、というニュアンスてヘこんな言い方をするんです。

• You upset the apple cart.
(物事のバランスをくずしたな)

農家の人たちが二輪車でリンゴを運ぶとき、ほんのちょっとつまずいただけで全部ひっくりかえってしまう、というところからきています。

→ アメリカの代表、アッブルパイ!

みなさんご存知の apple pie。日本でもよく食べるようですが、やっぱり本場はアメリカ。だから、アメリカの代表選手、象徴のように言われます。

• American as an apple pie.
(本当にアメリカらしいね)

ちなみにアメリカのパイは日本の2 倍ぐらい大きくて、10 倍くらい甘いんですよ!

チャーリーのちょっと思い出ぱなし②

日本のみなさんにおなじみの英語のひとつに「エクスキューズ・ミー」がありますよね。それにまつわる思い出。

昔、5 、6 歳のころ、家に来たお客さんの前を“Excuse me”と言わないで通ろうとして、母親にひどくしかられたものです。

何度注意されても「もう忘れたよ」といってきかない私をつかまえて、“So I'll have to teach you how to remember.” (じゃあお母さんが思い出させてあげるわ)。

そして私のおしりをたたきながら “Can you remember?”

私は痛さのあまり“Excuse me! Excuse me!”(ごめん、ごめん、許して)と叫んでいたのです。

CHERRY

新品同様で最高

日本の「さくらんぼ」とアメリカン・チェリーは色も大きさもずいぶんちがいますね。小ぶりで甘ずっぱいさくらんぼと、大きくて甘いチェリ一、あなたはどちらが好きですか!?

→ クラシック力ーと女の子

日本でもそうだと思いますが、アメリカでもcherry は高級なフルーツです。そこから、「新品同様」という意味ができたんです。これは、車についてよく使われる表現です。とくにクラシックカーなどの話題ですね。

• Your 1937 Chevy is really cherry.
(きみの1937 年型シボレーはピカピカで新品同様だね)

これを女性に対して使うとどうなるでしょう!? そう、パージンのことをcherry というんです。

→ ボウルいっぱいのさくらんぽ

チェリーはとてもおいしくて、とても甘いもの。でも高級品だから沢山はなかなか手に入りませんでした。そこで、「たくさんのチェリー」といえば“最高"という表現になるのです。

• Life is just a bowl of cherries.
(人生は最高だ!!)


LEMON

ああ、スッパ

Lemon はすっぱくて、ほかの果物のようには食べられないけれど、一応、仲間に入れてあげましょう。

→ そん怠顔しないで……

Lemon を食べるとき、みなさんはどんな顔をしますか!? きっとものすごくすっぱい! という顔をするでしょう。

• Don't be a lemon about it.
(気まずい顔をしないで)

レモンを食べたような顔をするな、ということはすなわち、気まずい態度をするなということですね。

→ 欠陥品

“工場ではじかれた lemon”という意味合いで、車などの欠陥品、不良品のことを lemon といいます。

これは1950 年代にアメリカで出されたフオルクス・ワーゲンの広告がもとになっています。自分たちの会社は品質管理がよくて、欠陥車はお客さまのところには行きません、良くないレモンが工場ではじかれるように……というもので、これでlemon は一躍有名に(?)なったんですよ。

• I guess I just got a lemon.
(欠陥品にあたっちゃったんじゃないかなあ)

車がしょっちゅう故障して、修理にばかり出していたりすると、こんなセリフのひとつもいいたくなりますよね。

2011年5月10日火曜日

食べ物で英語を語る:野菜2

VEGETABLES 2

LETTUCE


お金に化けるlettuce
Lettuce, サラダによく入っているあれです。これが面白いことに、俗語で「お金」という意味なんです。

なぜかというと、レタスの葉っぱはとてもうすくて、紙のようでしょう。その上、ドル紙幣の色がちょうどグリーンで、レタスによく似ているんですね。

また、もとの形が紙幣をたくさん丸めたようだし、それを一枚一枚はがして使うから、それも似ているわけです。

→ 地獄の沙沫も金次第!?

• Enough lettuce can grease the skids.
(金さえあれば、何でもうまくいく)

Grease は「泊をぬる→すべりやすくする」という意味です。「すべる」は「動かす」につながりますから、十分なお金があれば、何でも動かすことができる、ということですね。私はそうは思いませんが、みなさんはいかがでしょう?


CARROT


馬じゃない。「にんじん」でつるなよ

Carrot, にんじんも、俗語がおもしろい野菜です。使えるチャンスも
多いと思いますよ。

→ 大きなにんじんをねらえ!?

日本語で、「鼻先ににんじんをぶらさげて、馬を走らせる」というような、比日食の表現がありますよね。それと同じことが英語にもあるんです。だからcarrot は、「えさ」とか、「刺激、はずみ」すなわち、何かをさせる原因というような意味で使われます。

• How big is the carrot?
(給料/ボーナス、退職金/はどれだけもらえますか)

これは今流行りのhead hunting の場合とか、入社のとき、退職するときなどに言うわけです。

• Big carrots catch big people.
(大物は大きなえさにひっかかる)

言葉は悪いけれど、その通りかもしれませんね。

→ 赤毛の戸ンならぬ……

みなさん、『にんじん』という赤毛の少年の物語をご存知でしょう。もうピンときたと思いますが、carrot top というのが、赤い髪をした人のことなんです。

• Hey, carrot top, where are you going?
(おーい、にんじん頭、どこいくんだい? )

そんなに悪気のない、ユニークな表現として使われています。

BEAN

ビーンを使えば、間違い無し

日本人にとって大変なじみ深い bean です。トーフはアメリカでも大人気だけど納豆はどうもね。食べものに対する日本人の発想には本当にピックリしてしまいます。

→ マメを使うって!?

形が似てるからでしょうが、アメリカでは bean を「頭」という意味でよく使います。たとえばこんなふうに。

• Use your bean.
(頭使いなさいよ)

→ 頭の力タイ上司にひとこと

また、頭のことを bean と表現したときは、「頭がかたい」というニュアンスが少しあるんですね。

• Can't you get one message through your bean?
(たったひとつのメッセージなのに、わかってもらえないの? )

「あなたのかたい頭はたったひとつのメッセージすら入らない」ということ。

→ まちガいなし

• Times are tough, no beans about it.
(今は大変な時代だ。それはまちがいない)

昔、西部では、食事といえばステーキ(牛肉)と豆だったので、no beans 、豆がないということは、ずばり牛肉、本物そのもの、という意味で、それがあとになって「まちがいなし」になったというわけ。

2011年4月9日土曜日

微力ながら東北地方災害被害者への援助


幸い、2010年でのオワハカ国際文学コンクールの最優秀賞をいただきました。2011年3月11日の2:46分に東北地方での1000年に一回の大地震と大津波に多くの人は家、町、持ち物すべて、そして場合によった尊い命を失っています。自分には力になるようなことがあまりできませんが、賞を頂いた短編小説とほかの日本を舞台にしたストーリを一つの本にまとめました。もちろん、英語です。出版社と私がこの本を売る事で得る収入をすべて東北地震の被害者に義援金として使わせていただきます。値段はただの$0.99です。ここで買えます。よろしくお願いします。題名で検索すればでてくると思います。まだないならば、来週頭でまた試してください。お願いします。

アマゾンでも、買えます。ただ、値段は少し高い。もちろん、収益はすべて東北震災の被害者への義援金といたします。アマゾンのタグはここです。

2011年4月7日木曜日

食べ物で英語を語る:野菜1

FOOD

私たちの毎日の生活を大きくわけてみると、働くこと、寝ること、そして食べることの三つだと思います。それも「食べる」というのは本能的な欲求のひとつなわけですから、生活に密着しているのも当然ですよね。

また、食べものは、語学の勉強にとても大きな役割を果たしているんです。

私が日本に来るとき、大学の先生に「チャーリ一、日本の食べものを食べられなければ、あなたは一生かけても日本語を覚えることはできませんよ」といわれました。つまり、その国の食べものを食べないということは、その国の一番根本的な文化を否定していることで、心が開いていなければ、言葉だっていくら勉強しても入らない、というわけです。

で、食べもの、food は、そんなにも私たちの意識の中に入りこんでいますから、会話のいたるところに出てくるんです。それも、フクザツな料理の名前が出てくるわけではなく、子供でも知っている、簡単なものばかりです。

その中から選んで、野菜、フルーツ、お菓子、の順で紹介していきます。おいしい food を食べて、あなたの英語力にもたっぷり栄養を!!


VEGETABLES

Lettuce (お金)に目がくらんで、carrot (報酬)につられて・・・corn な人にはもっとbean (頭)を使いなさいって、言ってやらなくちゃ!?

Corn はアメリカの代表的な野菜。とうもろこしのことですが、正確にいうと穀物の種をほとんど corn というのです。

Corn はパーポンウイスキーの原料としてや、コーンフレークスなどでおなじみですが、あまり知られていない意味もあります。

→ コーンな子ってどんな子!?

Corn はよく人のたとえに使われます。とうもろこしのひげが、ちょうど髪の毛みたいに見えるからでしょう。

• He's a corn.
(あいつはいなかっぺだ)

何だか、よく感じが出てると思いませんか!?

→ ふざけてばかりいないで

上の例文を、“ふざけんぼう"というニュアンスで使うこともあります。そこから、こんなセリフができました。

• Cut the corn and get to the message.
(ふざけるのをやめて、本心をいいなさい)

→ 歩くとイタ~イ!

魚の目のことを英語でcorn といいます。そういえば、かたくなっているところが穀物の種に似ていなくもありませんね。

• I have a corn on my little toe.
(足の小指に、魚の目ができてるんだ)

この痛みは本人しかわからないけど・・・。

2011年4月1日金曜日

仕事から英語を学ぶ:ビジネス5

BUSINESS 5

SERVICE


値段を安くすることじゃありません

日本語の「サービス」には、「値段を安くする」というイメージがまだ強いような気がします。また、得意先を飲みに連れていったりすることを「サービス」だと思っているビジネスマンの方も多いようですが、私たちの感覚ではこれはservice ではありません。

Service とは「相手の needs をつかみ、それに合わせた非常にキメの細かい面倒をみること」なんです。ビジネスにおいて、お酒を飲むことが本来の needs ではありませんね。

きて、このservice にはいろいろな意味がありますから、そのいくつかを見ていくことにしましょう。

→ レストランでウェイターが……

• At your service, sir.
(何か、ご用はありませんか)

これは、レストランなどでよく耳にする言葉です。こう言いながら、テープルの脇で指示を待っているウェイターやウェイトレスの姿が見られます。ご存知のように、アメリカには日本とちがって、tip (チップ)を払う習慣があります。彼らにとってtip は、大切な稼ぎの一部なのです。Service がよくないとtip をもらえませんから、彼らは一生懸命になってservice に務めます。

→ tea service はお茶の接待?

• Her tea service is beautiful.
(彼女の茶器は美しいものです)

誤解しないでほしいのですが、tea service というのは「お茶を出す行為」ではありません。ティーポットとカップ、それに皿やおぽんを含めた「お茶を出す道具一式」のことなのです。

ですから、この場合、「彼女のお茶を出す仕草が美しい」と間違わないでください。

この tea service ですが、本当にいい物というのは、決して人にお茶を出すのに使ったりせず、飾っておくものなんです。もちろん大統領をお招きした場合などは、いちばんいい物を使うでしょうが、ふつうは見えるように置いておきます。一種の見栄なんですね。

→ お葬式もサービス

• We attended the funeral service yesterday.
(昨日、私たちは葬式に参列した)

これは日本人の感覚では、ちょっとわからないかもしれませんね。Service には「仕えること、奉仕」という意味がありますが、キリスト教社会では、みんな神に「仕える」ものなんです。ですから、神に仕える集会はすべて service といい、神の前で行なうお葬式は funeral service, 教会が行なう日曜学校や礼拝をchurch service というわけなんです。

FOLLOW UP

売りっぱなしはダメ。「フォロー」が決め手

日本でよく「フォロ一、フォロー」といっているのがこの follow up。何か物を売ってから、お客様に対してきめ細かなアフターサービスをするということです。“売りっぱなしにしない"ということですね。

→ ビジネスチャンスをつかめ

先方がこちらの商品やサービスなどに興味をもってくれたのに、その後で何のフォローもしないで放っておくと、せっかくのビジネスチャンスを取り逃がすことにもなりかねませんね。そこで、よくこんなふうにいいます。

• You must follow up every good sales lead.
(どんな商売も、きっかけをつかんだら、すぐフォローしなさい)

少しでも優位 (lead) に立ったと,思ったなら、すぐにフォローして攻勢をかけていくことも、ビジネスでは大切です。

→ 再横査

• I must have a follow-up examination.
(私は再検査を受けなくてはなりません)

Follow-up には「あとを追った」という意味もあるのです。健康診断を受けたけれど、「もう一度、もっと設備の整ったところで検査を受けてください」といわれたことがありませんか? こういった再検査が、follow-up examination なのです。

2011年3月25日金曜日

仕事から英語を学ぶ:ビジネス4



BUSINESS 4

CLIENT


不景気になると、「得意先」がいっぱい!?

Client とは「依頼人、顧客、得意先」という意味です。日本でもよくビジネスマンが、「ウチのクライアントが・・…・」と話しているのを耳にします。

「顧客」といえば、customer という言葉もよく使いますね。それに対して client は、主にサービス業界、とくに広告業界や弁護士、会計士などの professionals が、自分の得意先を指して使う言葉なんです。

→ Client の叡はやはり高売のバロメータ!?

• Do you have a long client list?
(商売はうまくいっていますか)

ためしに、あなたの会社の得意先をリストアップしてみてください。長いリストができあがりますか? そうです、得意先の数が多ければ多いほど「多くの得意先をかかえている→商売繁盛」のしるしなんですね。

• Government welfare clients are on the rise.
(政府の援助を受ける人々が培えています)

ここでいうclient は、政府からサービスを受けている人々のことですね。

失業中だったり、病気やケガで仕事のできない人たちが、政府から金銭的援助を受けているわけです。役所や公的機関の仕事も、つきつめていえば、国民に対するサービス業といえるのでしょう。


CUSTOMER

「顧客」にもいろいろあります……

よく誤解されるようですが、customer は同じ「顧客」でも、「小売客、実際に物を買ってくれる人」という意味なんです。日本では同じように使っている言葉で user (ユーザー)というのがありますが、user とはかならずしも、商品や製品を買った人あるいは所有者のことを指すものとはかぎりません。

たとえば、自動車を例にとってみると、その車を運転している人は誰でも user なんです。車を実際に買った人とか持ち主でなくても、それを運転すればみんな user になるのです。

→ 商売はやはりサービスガ大事

• Customer service is good for business.
(顧客サービスがよい商売の決め手です)

これは、いうまでもないかと思います。素早いクレーム処理とか万全のアフターサービスは、やはりビジネスで成功するうえの大きな要因なんですね。

→ お客様は神織です。でも……

Tough negotiator というのを、ご存知ですか? ビジネス交渉などで「タフで手ごわい交渉相手」ということです。だからといって、この場合の tough customer は「手ごわい顧客」ではありません。Customer には、ただ単に「男、奴」という意味もあるんですよ。

・ He's a tough customer.
(彼はタフな奴だ)

2011年3月18日金曜日

仕事から英語を学ぶ:ビジネス3

SYSTEM

つながりを大切に

日本では、この言葉はかなり重要のようですね。何はともあれ、すべてが system になっています。会社も system, 習慣も system, 友達同士でも system …… system だらけですね。

→ 会社のやり方でやれば……

本当に決まったやり方で物事を運んでいかないと、というのが system なんです。

• Work with the system to get ahead.
(会社のやり方でやれば出世するよ)

System に従っていけば前進する、ということです。

→ 体の重要なつながりは……

System にはもともと「重要なものにつながっている」という意味があります。

たとえば、内臓のことを digestive (消化する) system というんです。ある目的を生じるために、はじめから終わりまでステップがはっきり決まっているようなものは system だと考えればよいでしょう。

• Is your digestive system working properly?
(おなかの具合はどうですか)

消化器官は順調ですか、ということです。簡単にいえば口からはじまって、胃、十二指腸、小腸、大腸を通って旺門までが digestive system なわけです。

→ タイプはブラインド・タッチで

• Most fast typists use the touch system.
(はやくタイプを打てる人のほとんどは、キーを見ないで打つ方法で打っている)

日本でいうブラインド・タッチというやつですね。いちいちキーを探して打つのではなく、指に system を覚えさせる、ということです。

→ビジネスのシステム化

日本ではsystem diary が大流行。手帳をシステム化したものですね。手帳だけでなく、ビジネスでもシステム化というのはあります。

・He brought system out of chaos.
(彼はめちゃくちゃな部署をシステム化して整理した)

System Words

Systematic・・・・・・体系的な。
Systematize ・・・・・・システム化する。
Systemic ・・・・・・全身の。
Systems analysts ・・・・・・システムの分析者。


ENTERTAIN

接待、これがうまくできれば一人前

人をおもしろおかしくもてなすことを entertain といいます。得意先が喜ぶような何かをするわけです。

→ 接待ゴルフ

• Entertaining is an important part of business.
(接待はビジネスの重要な一部である)

日本で一番よくあるのは entertainment golf, いわゆる接待ゴルフ。アメリカだと、entertainment football game といって、フットポール観戦につれていくのが、大変喜ばれる接待になっています。

それもこれも全部 entertainment expense (接待費)があればこそ。

→ 要求を受け入れる

人をもてなすというところから、「受け入れる」という意味があります。“しぶしぶ”ではなく、“喜んで”です。

・The company refused to entertain our demands.
(会社側は私たちの要求をまったく受け入れなかった)

2011年3月17日木曜日

地震/原子力発電所等

今中々このブログを行進できなくて、あやまります。近いうちにまた皆さんが知っている言葉から英語を勉強しましょう。

2011年3月9日水曜日

仕事から英語を学ぶ:ビジネス2

MARKET

イチバだけじゃないよ

みなさんに一番身近な market は、スーパー・マーケットの market。あとはmarketing でしょう。それ以外にもさまざまに使える market の使い方をみていきましょう。

→ よく売れている・・・

• The U.S. market is very important to us.
(アメリカ市場は、私たちにとって大変重要です)

この場合、market は「市場」です。市場といっても、特定の製品にかぎっていうときもあります。

• There's a good market for used clothing now.
(古着がよく売れています)

Good market ですから、“古着がよい市場になりつつある"という
ことです。

また、あなたが何か買いたいと思ったら、あなたはその market に入った、ということになります。

• Are you in the market for a home?
(家を買いたいのですか)

→ 製品のマーケテインク

今度はマーケテイングのときに使うセリフです。

• Market your wares well.
(あなたの製品のマーケティング方法をよく考えなさい)

Marketing には市場調査、流通経路、広告なども含まれます。

Market Words

Marketable ………… 売れる。市場性ガある。
Marketability ………… 売れる可能性。
Marketer ………… マーケテインクをする人。
Marketplace ………… 市場。
Market research ………… 市場調査。
Market value ………… もし売つだらいくらになるか、というマーケットの評価。


チャーリーのニッポンvs America ➂

日米間でfree trade(自由貿易)が大切だと言われていますね。ところが最近、日本のマスコミでは"America is going protectionist." (アメリカは保護主義にはしっている)とよく言っているらしくて、私まで何かその代表みたいな意見を求められたりして、困ってしまいます。

でも基本的に protectionist なのはアメリカでなく日本。これを、それぞれ日本とアメリカで人気をよんだテレビ番組「ウルトラマン」と「スタートレック」が証明してくれるんです。

外へ外へと開拓していく American Hero を象徴しているスタートレック。これに対してウルトラマンは、外からの攻撃から地球(日本)を守っている。ね、みごとに双方の国の違いを表わしているでしょう!?

2011年3月8日火曜日

講談社インタナショナール社閉鎖される

今日、講談社から手紙をいただきまして、講談社インタナショナール社は4月末で閉鎖されます。KIに近い友人はその本を買うならば今のうちとおしゃいました。自分の本ならSeeing JapanとInspired Shapesがありますが、在庫あるうちにもし欲しいならばアマゾンで注文されるといいかもしれない。

仕事から英語を学ぶ:ビジネス1

BUSINESS

Meeting, service, marketing …日本のビジネスは英語だらけ。こんない
い環境を利用しないテはありませんね。ビジネスマンは英語上手!?

MEETING

出会いはいつもハッピー

仕事をしていると、meeting だらけになってしまうものですね。Meeting というと meet の「会う」「出会い」という意味から、ご存知の「会議」「打合せ」という意味になるのです。それ以外にもこんなふうに使えるんですよ。

→ 陸上競授の試合

• Are you up for the track meet?
(試合の準備はできてるかい)

この meet は「試合」。でもこれはおもに陸上競技の試合のことを指します。野球の試合を baseball meet などとはいいませんから。Up はウォーミングアップの up と同じです。

→ ギブ・アンド・テイク

貿易交渉をしたりするときは、きっとこの言葉が使われているでしょう。

• You must meet me halfway.
(妥協点まで半分ゆずるべきだ)

これは、「会う」meet なのですが、この表現が非常に大切。give and take の世界の meet me halfway というのは、"我々の立場が離れているから、その立場をあわせるためにおE いにゆずり合って半分ずつにしようじゃないか"ということですからね。

どちらかが全部ゆずるのでは unfair だという場合に使うわけです。


SALES

私は大売出しに弱い!?

Sales, 売ることです。言ってみれば“会社の生命線"ですね。ビジネスの話をすれば、かならずといっていいぐらい出てくる言葉です。

→ 営業の専門家

Salesman はご存知のとおり営業マンのこと。Sales を「営業」と
いう意味で使うことはけっこう多いのです。

• You could make career in sales.
(君は営業の専門家になってもいい才能をもっている)

→ 大安売り

日本でも、季節が終わるごとに、ブティックのウインドーなどが
“sale" という紙でいっぱいになりますね。みなさんおなじみの「大安売り」のsale です。

• I'm a sucker for sales.
(私は大売出しに弱い)

Sucker は「だまされる人」という意味。安いからといって、必要でもないものまで買ってしまって、あとで後悔したりする人のことです。

→ 売り上げ

• Sales are the key to success.
(売り上げが十分あれば会社は成功する)

会社成功のカギ、というわけですね。また、「売上高」という意味にもなります。

2011年3月7日月曜日

仕事から英語を学ぶ:オフィス4

OFFICE 4

PHONE


デンワ急げ?

電話は telephone ですが、アメリカではふつう phone を使っています。日本のオフィスでは特に、何より大事なもののひとつとなっていますね。(今では携帯ですけど。)

→ 仕事中、長電話しないで!

• My daughter's always on the phone.
(娘はいつも長電話をしている)

Teenager の女の子のいる家庭にはぴったりのセリフでしょう。On the phone はtalking on the phone が短くなったもので、「電話中」という意味です。オフィスなら、こんなふうに使えます。

• He's on the phone.
(彼は電話中です)

その人が電話をしているときに来客があったり、電話がかかってきたときなどに使います。

→ デートの約束をするときに

動詞として使うと、「電話をかける」になります。

・I must phone the office.
(オフィスに電話しなくちゃ)

これはビジネスでなくても、デートの約束をするときは、the office をher とかhim にかえればいいわけです。覚えやすいし、幅広く使えるでしょう。

2011年3月6日日曜日

仕事から英語を学ぶ:オフィス3

OFFICE 3

BOSS


あんまりいぱるんじゃないよ

オフィスには必ず boss がいます。これは必ずしも、社長や副社長や部長とはかぎりません。その場で一番力のある人が boss なんです。

→ ボスでもないくせに……と思つだときに

ポスというと、何となくいばっているようなイメージがありますよね。それで、ああせい、こうせいといつも命令していることを boss といって表わすことがあります。

• Don't boss me around.
(そんなに命令ばっかりするんじゃねえよ)

これは、boss でもないのにえらそうに命令する人に対していうセリフです。

→ シマをとりしきる強い奴

• Are you the boss around here?
(オマエさんが、この辺で一番強いヤツなのかい)

これはとてもくだけた言い方なんですが、本当の boss, いわゆる番長とか、親分といった感じ。実際に、アメリカのギャングの世界では、一番強い人を boss と呼んでいます。


CHAIR

すわるのはえらい人!?

Chair, 椅子にはなかなか深い意味があるんです。

→ 大学で

昔、裁判所で椅子にすわるのは裁判官だけで、ほかの人はみんな立っていました。で、その人が chairman 。座っている人が長であるというふうに伝わったわけです。だから今では、みなさんの前に座って授業をする、教える、その chair ということで、大学の学部長なども chair といいます。

• I hold the Asian History chair at Harvard.
(私はハーバード大学で、東洋史の学部長をしています)

「〜長」を chair という言い方を、大学ではよくします。

→ ミーティングのときに

• Will you chair the committee meeting tomorrow?
(明日、委員会の進行役をつとめてくれますか)

“~長”というのと考え方は同じで、「進行役をつとめる」という意味です。そのmeeting の長をつとめると考えればいいでしょう。

Chair Words

Chair car ・・・・・・リクライニングシートのついた(列車の)車両。
Chairman(woman) ・・・・・・・議長、委員長。
Chairperson ・・・・・・議長、司会者。

2011年3月5日土曜日

仕事から英語を学ぶ:オフィス2


WORK

OFFICE 2

PAPER


白い紙だけとはかぎりません

Paper もオフィスでは絶対欠かせないものですね。paper も、時と場合によって、いろいろな使い方ができますよ。

→ 研究発表をする

Paper というと、何も書いていない白い紙を思いうかべますが、それだけではないんです。

• I read my paper at yesterday's convention.
(昨日の大会で私は自分の研究発表をしました)

この場合、paper は研究をまとめた文章が書かれているものです。レポートともいえますが、研究者の間では paper といいます。

→ 新聞の意昧で

• Don't you read the papers?
(新聞を読まないか)

新聞はnewspaperですが、ふつう短くしてしまって、こんなふうに聞くんです。
このほか、「手形」や「紙袋」も paper で OKです。


FILE

丸いファイルはごみ箱に!?

オフィスには file が山ほどあるものです。必要な書類もそうでない書類も、とにかくつめこんであるみたいですね。

→ ウイブル・ファイル

ある特定のテーマに対して自分が集めた information そのものも file といいます。だから秘書に、Bring me the Whipple file. といったら、Charlie についてのインフォメーションの file をもってきてくれるわけです。

→ 捨てる

・Put it in the round file.
(それを捨てておきなさい)

Round file は「ごみ箱」。なぜでしょう!? 丸いファイルなんて、使えないものだからでしょうか? 丸いファイルに入れておけ、というのは捨てろということなんです。

→ 裁判を依頼するときに

File は動詞としても活躍します。裁判所などに書類を提出する、という意味になるのです。

• File the correct papers with the court.
(裁判には正しい書類で申し込みなさい)

たとえば離婚訴訟の場合だったら、file for divorce (離婚する手続きをとる)になります。

2011年3月4日金曜日

仕事から英語を学ぶ:オフィス1

WORK

仕事はみなさんの生活と切っても切れないもののひとつですね。日本の人たちの「働く」 ことに対する意識は、アメリカ人のそれとずいぶん違います。

アメリカ人は基本的に、働くのは苦しいことだ、イヤなことだというのがあります。だからなぜ働くかといえば、週末家族と旅行するため、ショッピングに行くため、山登りをするため……つまり weekend とvacation のために働いているわけです。

その点日本の方々は仕事熱心で、workaholic (仕事の虫)という言葉がよく使われていますよね。そのwork をここでは、わかりやすくするためにオフィスとビジネスの二つにわけてみました。

オフィスは、いまやほとんどの仕事に必要ですね。そのオフィスで私たちが毎日使っているものの名前には意外に英語のまま使っているものが多いんです。そのいつのまにかとけこんでいる単語を自由に使いこなせたらいいと思いませんか。

また、ビジネスにもずいぶん英語が浸透しています。ビジネスマン同士が喫茶店で何気なくしゃべっているのを聞いて、びっくりすることがあるくらい。

それを英会話に活かさないテはありません。毎日のオシゴトの中で、英語の力もグーンとアップさせましょう!!


OFFICE 1

This is a pen. だけが能じゃありません。paper だって紙だけじゃなく新聞や論文の意味にも。毎日officeで使うものなら、上手に使って英語上手に!

PEN

それを書いたら監獄だ!?

This is a pen というのが、日本の英語教育の基本ですね。私たち外国人を前にして、hello のすぐあとに意味もなく言ったりします。でも、この pen というのも、捨てた言葉じゃないんですよ。

→ 「はまった!」と思ったときに

書くものの pen と語源はちがうのですが、偶然スペルまで閉じで「固い」という意味があるんです。

• I was penned up in a meeting all morning.
(午前中、ミーテイングにとじこめられていた)

囲いに入ってしまったみたいにミーテイングから出るに出られなかった、ということです。

また、聞いから発展して、「牢屋」「監獄」という意味になります。

・He spent 10 years in the pen.
(彼は監獄に10年間入っていました)

閉じ pen でも、何だかえらいちがいですね。

→ ベンガ動くと何にこなる!?

Pen は書く道具のことをいいますが、それが動詞になると・・・答えはカンタン、書く道具が動いたんだから、「書く」 なんです。

• He penned a short note of apology.
(彼は短いお詫びの文を書きました)

「書く」 はふつう write ですが、writer のことも pen を使っていうとpenman になります。

2011年3月3日木曜日

動物から英語を学ぶ:その他 3

OTHERS 3


SHARK


向こう見ずで、どん欲な「サメ」め

Shark は、何でも食べてしまう非常に恐怖感を覚えさせる魚ですね。映画「ジョーズ」を見て、海で泳ぐのが何となくおそろしくなったという人もいるかもしれません。

人間で何でも食べてしまうサメのような人というのは、あまり道徳観がなく、自分の目標を達成するためなら、どんなことでもやってしまうような感じがします。そんなわけで shark には「どん欲感」という意味がありますが、そのほかにも「非常に向こう見ずで、真っすぐ目標に向かつて走っていく人」のことも shark ということがあります。

→ 非情な高利貸

• He owes money to the loan sharks.
(彼はサラ金から金を借りている)

Shark には「高利貸」という意味もあるんです。非常に欲張りで、誰かれなくお金を貸して、あとから非情な取り立てをするなんて、サメにぴったりですね。

→ その道の達人

• Beware of pool sharks.
(玉つきのプロに気をつけろ)

映画「ハスラー」の中で、ポール・ニューマンが演じた Fast Eddie が pool shark でした。Shark には、「その道の名人、達人、玄人」という意味もあって、いい意味で使うこともあるんですよ。

2011年3月2日水曜日

動物から英語を学ぶ:その他 2

OTHERS 2


SNAKE


ナント、つかみどころがない

聖書の中で、アダムとイヴを誘惑したのが snake (へビ)でした。そこから、へビはずるがしこいというイメージが西洋では定着しています。ですから snake は、「ずるがしこくて油断ならない人」とか「陰険な人」という意味でも使います。

へビが地面をはって進む姿を思い浮かべてみてください。ニョロニヨロ、クネクネと、決してまっすぐには進んできませんね。ずるがしこい人というのは、へビのようにこちらにまっすぐぶつかつてはこないものです。

→ ヘピでお掃除?

• The plumber used a snake to clean the drain.
(排管工は、掃除器を使って排管をきれいにしました)

排水管の詰まりなどを取り除くのに、へどのように自由自在に曲がりくねる道具があったら便利だと思いませんか。はい、それがあるんですね。この snake は、排水管を掃除するための屈伸自在の長いワイヤーのことなんです。

→ なわにつけて引きずっていく

• He snaked the log to the creek.
(彼は丸太になわをくくりつけて小川まで引っ張っていきました)

Snake には、「何かになわをつけて引きずっていく」という意味もあるんです。私も若いころはよく馬に乗って、ロープにくくりつけた丸太運ひ・をやったものです。


WHALE

ウワッ、何てデッカイ「クジラ」だ

いま、日本でwhale といえば、なかなか厄介な問題をかかえていますね。それは、捕鯨の問題です。

日本人は古来からクジラを食べる習慣がありますが、「それは残酷だ、クジラを保護しよう」と外国から非難のマトにされているわけですね。

この間も、アラスカの氷の中に閉じ込められたクジラを、アメリカとソ連が協力して、多くのお金と時間をかけて救出したというニュースが外電で大々的に報道されました。みなさんは、いろいろ複雑な思いで、そのニュースをご覧になったのではないかと思います。

→ すごくよかった!

• That was a whale of a ball game!
(すごい、いい試合だったよ)

きて、クジラといえば、地球で一番大きな動物であることはご存知のはずですね。ですから、「大きなもの」のイメージからきた言葉がちゃんとできているんです。

このa whale of a- とは「並はずれて大きな、並はずれてすばらしい」ということなんです。

→ ぶん殴る

• Stop that or I'll whale the daylights out of you.
(もうやめろ! さもないと、ぶん殴るぞ)

Whale には、「ぶん殴る」という意味もあるので覚えておいてください。Daylights out of- は「ひどい目にあわせる」という成句です。

→ クジラがつれた!?

• I caught a whale at the lake yesterday.
(きのう湖でつりをしていたら、まるでクジラみたいにでっかい魚がつれたよ)

つり人はものごとを大きくして人に話すクセ( ?)があるみたい。自分がつった魚がいかに大きいか、あるいはどんなにたくさんつれたか、というような自慢話をよくしています。そんなとき、とにかく大きかった、というニュアンスを出したいときに、こんなふうに言うんですね。

2011年3月1日火曜日

動物から英語を学ぶ:その他1

OTHERS 1

Busy as a bee (働きパチのように忙しい)あなたでも、whale みたいにデッカイ目標があれば、きっと英語のshark (達人)になれますよ。


FLY

エーイ、うるさい「ハエ」だな

ご存知のように、fly には「飛ぶ」という意味もありますね。ですから、fly (ハエ)は飛ぶことのできる昆虫としては最も適した名前かもしれません。

でも、このハエは人間が生活するうえでは、厄介このうえないものです。プーンとうるさく飛びまわりますし、バイ菌も運んできます。百害あって一利なしの、邪魔者といってもいいかもしれませんね。

→ ブチ壊し

• That's not the only fly in the ointment.
(あなたのいま言ったことは邪魔になるというだけのものではありません)

Ointment とは「軟膏」のことです。その中にハエが入ってしまったら、取り出すのに本当に苦労しますね。それで、fly in the ointment は、「玉にキズ」とか「(楽しみ)のブチ壊し」という意味が出てきました。「何かスムーズに事を運ぶことをさまたげる」というわけなんです。

→ 理由もなく怒るなよ

・Don't fly off the handle.
(よくわからないうちから怒るなよ)

Fly off the handle は、「理由もなく、またはよく事情も知らないうちに怒る」という意味の口語表現です。これはよく使われる言葉ですので、ぜひ覚えておきましょう。


BEE

→ ブンブンブン、「ハチ」が飛ぶ

Bee の中には、いろいろな種類のハチがいますね。Bee といえばとくに honeybee (ミツバチ) を指すこともありますが、ハチを総称して bee を使えます。

たとえば、worker bee (働きバチ)。日本人はよく自分のたちのことを指して「働きパチ」といいますが、これは決してうれしいことではありません。働きバチというのは、働くことしか知らないハチで、朝から晩まで働き通してやがて死んでしまう、何の楽しみもないハチなんです。Queen bee ( 女王パチ)のために、死ぬまでただひたすら働きづめ、というのも考えものでしょう。

→ マルデ、ニッポンジン

• You look busy as a bee.
(あなたは、いつも忙しそうですね)

ハチとアリは、昆虫の中でも働き者というイメージが強くありませんか。そうです、bee は「働き者」という意味もあるのです。Busy as a bee とは、「働きバチのように忙しい」ことなんですね。

→ 集い

ハチの巣がまっ黒に見えるくらい、たくさんのハチが群がっている光景を想像してみてください。bee には「競技などの集まりや寄り合い」という意味があるんですよ。

• She placed 3rd at the National Spelling Bee.
(彼女は全国つづり方大会で、3 位に入りました)

2011年2月28日月曜日

動物から英語を学ぶ:オムと烏


BIRDS 5

PARROT

→「オウム」になるのが英語上達の早道


あの名作、ロパート・ルイス・スティーブンソンの『宝島』など、海賊ものにつきものなのが parrot ですね。

さて、parrot は実に特異な鳥です。それは、人間のしゃべることをまねすることができるからです。ですから、オウムを飼っている人の中には、いろいろな言葉を教え込んで楽しんでいる人も多いようです。孤島にひとりとり残されたロビンソン・クルーソーの話し相手も、オウムでした。

→ 「オウム返し」にナットク!

• Children parrot their parents.
(子供は、親の言うことをまねします)

オウムが言葉をしゃべるといっても、もちろん、言葉を理解してしゃべっているわけではありません。ただ単に「オウム返し」ができるだけなんです。

ですから、parrot に「他人の言うことを意味もわからずにまねをする(まねする人)J という意味があるのは、説明するまでもありませんね。

• You have to be part parrot to learn a language.
(言葉を学ぶには、まずくり返し口にしてみることです)

外国語を習得するには、まず、意味がよくわからないでも、聞いた言葉なりを暗記してくり返してみることも必要です。オウムの血が通っている人のほうが、上達も速いかもしれません。


CROW

「カラス」はクロいから crow…!?

ヒッチコック監督の[鳥]という映画をご覧になったことがある人なら、この crow の怖さがわかるかと思います。口ばしが大きく、カーカーとうるさく飛びまわり、何となく不気味な感じがする鳥ではありませんか?

Crow には「カラス」のほかにも、鳥に関係する別の意味があります。それは「雄鳥の鳴き声」です。「雄鳥が鳴く」という動詞としても使え、それから転じて「歓声をあげる、喜んで叫ぶ」とか「自慢する」といった、人間に対しでも使える言葉でもあるんです。

→ 「烏合の衆」ではこうはいかないかも……!?

• The team crowed over their victory.
(勝利にチーム全員が勝ちどきをあげました)

チーム一丸となって手に入れた勝利を喜び、みんなで「ゃった、勝ったぞ! 」 と叫んでいる姿が、目に浮かびますね。

→ カラスを食べて、耐えがたきを忍ぶ

• Sometimes you have to eat crow.
(ときには、自分の言葉を撤回しなければなりません)

Eat crow は「カラスを食べる」ということじゃありませんよ。この crow は「自分の主張」のことで、「自分の主張を食べて飲み込む」、つまり「自分の誤りを認める、屈辱を忍ぶ」という意味の成句なんです。

便利な言葉ですので、ぜひ覚えておいてください。

2011年2月26日土曜日

動物から英語を学ぶ:カッコーとヒバリ

BIRDS 4

CUCKOO


オヤ、「カッコー」時計!?

日本には「ハト時計」というものがありますね。時間がくると、時計の中から小さなハトが出てきて、「ポッポー」と鳴いて時間を知らせてくれます。

外国でハト時計に当たるのが cuckoo clock (カッコ一時計)なんです。「ポッポー」ならぬ「カッコ一、カッコー」と鳴いて、時間を教えてくれます。私も朝早〈、よくカッコーの鳴き声で起こされてしまいます。近所の学校かどこかで、カッコーの声をテープにとって、流しているらしいんです。朝らしくていいんですけど、私としてはあと2時間くらいゆっくり寝かせてほしいんです・・・

→ 同じことをくり返す

• He cuckooed the same phrase over and over.
(彼は同じ言葉をくり返し言いました)

Cuckoo の鳴き声は一回ではありませんね。「カッコ一、カッコー」と何度かくり返されるのが、ふつうです。それで、「( 単調に)同じことをくり返す」という意味で使えるわけなんです。

→ 彼は、コメディアン

• He always acts a little cuckoo.
(彼は、いつもふざけています)

Cuckoo には俗語で「気が変な(crazy) 、ふざけた」という意味があるんです。いつも自分をパカにしてふざけるような、コメディアンのような人のことを言い表わす言葉なんですね。


LARK

「ヒバリ」がさえずるいい季節がやってきた

Lark は「ひばり」です。まさか、タバコの銘柄だなんて思っている人はいないでしょうね。「Speak Lark」(合い言葉はラーク) とTV コマーシャルで流れてましたので、本来の意味は知らない人でも、この言葉にはすっかりおなじみなのではないでしょうか。

Lark といえば、いつも何かうれしがって鳴いているように思われませんか? r ピーチクパーチク」と本当に楽しそうです。ひばりの鳴き声はとくに春から夏にかけてよく聞かれますが、冬が終わって「きあ、これからいい季節になるぞ」という、何となくウキウキした気分にもなるものです。

→ 浮かれ気分で楽しいときに

• The kids are out on a lark.
(子供たちはワイワイと外に遊びに行ってます)

Lark には「浮かれ気分、戯れ」といった意味もあるんです。ひばりの鳴き声が、うれしさや楽しき、遊び声の象徴のように聞こえるからかもしれませんね。

→ 浮かれ気分も度を越すと

• I think he's gone larky.
(彼はちょっと頭がおかしくなったんだと思います)

この larky は先ほどの cuckoo と同じような意味で使います。浮かれ気分もちょっと度が過ぎると、困りものということなのでしょうか。

2011年2月25日金曜日

動物から英語を学ぶ:ニワトリ

BIRDS 3

CHICKEN


メミ、いや「ニワトリ」の心臓

いまは亡きジェームス・ディーン主演の映画、『理由なき反抗J (Rebel without a Cause) をご覧になった方は多いと思います。この映画の中で、ジェームス・テーィーンと敵対していた青年ふたりが、盗んだ2 台の車で絶壁に向かつて走って度胸をためすという、命がけのゲームをするシーンがありました。

このようなゲームを chicken といいます。chicken (ニワトリ)は、「臆病者」という意味でも使える言葉なんです。このゲームでは、先に車からとび降りたほうの負け、つまりchicken (臆病者)だということから、こう呼ばれているのです。

→ おじけづいちゃダメ

• Now is not the time to chicken out.
(今は、怖がってるときじゃないよ)

Chicken には「臆病者」という意味がありましたね。ですから、「怖くなってやめるJ r おじけづく」という意味にも使えます。Chicken out という語句を覚えておくといいでしょう。

→ 卵とニワトリ、どちらが先?

• Which comes first, the chicken or the egg?
(卵が先か、ニワトリが先か? )

何か順番決めをするときにどちらが先にやるかでもめたりすることがありますよね。それで、“結局どっちが先でもいいんじゃないの?” というようなケースのことです。

→ くだら芯い佐事

• That's a chickenshit job.
(それは、くだらない仕事です)

非常に単純で細かいだけで、実際はほとんど役に立たない仕事というものが、みなさんのまわりにもありませんか? そういう仕事を chickenshit job といいます。chickenshit は、「つまらない、くだらない」という意味なんです。

→ 若い女性

• She's some chick.
(彼女は大した娘だ)

Chick は「ひよこ、ひな」という意味ですが、「若い女'性」を指す言葉でもあります。chicken も大体、同じような意味で使いますので、覚えておくと便利でしょう。なお、some は「大した」の意味。

2011年2月24日木曜日

動物から英語を学ぶ:アホ鳥と鷹

BIRDS 2

BOOBY


「ノロマJ だなんて、もうボロクソ

Booby は「のろま、まぬけ、バカ」といった意味です。もうボロクソという感じですが、実際、この鳥をみているとそういうイメージを抱かれても仕方がないような気がします。Booby は、暖かくて広い空や海を見渡せる南太平洋が好きなようですが、ジェット機のエンジンに巻き込まれたりして、よく大変な騒ぎを起こします。飛行機が飛んできても、それを避けるだけの頭がないといった感じなのです。

→ ブーピー賞はやはり喜べません

• Who won the booby prize?
(ブービー賞は誰ですか? )

日本でも、ブービーというのはゴルフなどでおなじみでしょう。しかし、誤解しないでほしいことがひとつあります。日本では、「ビリから二番目の人」をブービーといいますが、アメリカでは「一番ビリの人」をブービーというのです。これはゲームの中だけでなく、仕事などでも一番できない人を指す言葉です。

→ ナミダは武器!?

• Don't be such a booby.
(泣きベソをかいちゃダメよ)

Booby には「泣きベソ」という意味がありますが、何をやらしても最低で泣いてばかり、と思ってはいけません。これは、くやし涙なんかではなく、泣くことを武器として使う人の涙なんです。子供に多いようですが、大人にもそういう人がいるかもしれませんね。


HAWK

彼は「タカ」派の男だ

Hawkは、ワシと同じく肉食の部類に入る鳥 (bird of prey) の一種です。鳥の中でも簿猛なほうで、どちらかというと怒りっぽく、すぐケンカを始めてしまいます。
ですから、hawk は対外強硬派の人、好戦的な人を指す言葉としても使われます。日本でも「タカ派の人」といいますよね。これと反対なのが、まさしく dove (ハト)なんです。「ハト派の人」というように、dove は「平和主義者」のことなんです。

→ 好戦的

• Hawks prefer war.
(タカ派の人は好戦的です)

この hawk は先にも述べた、「タカ派の人」ということですね。もっともタカ派だからといって、みながみな戦争が好きだというわけではありませんが。

→ ホークホーク(ゴホンゴホン)

• He hawked and spat.
(彼は咳払いして疾を吐き出しました)

この hawk はちょっとおもしろいですよ。r( のどに疾がからんだりして)咳払いする」ことなんです。咳払いするときの音がhawk( ホーク)という音に似ていることから、この意味が生まれてきたんです。日本では「ゴホンゴホン」ですが、一度ガイジンさんが咳払いするのを、よく聞いてみてください。

2011年2月22日火曜日

動物から英語を学ぶ:ガチョウとイーグル

BIRD 1

英語が早くうまくなるには parrot みたいに口まね上手になるのが一番。
Lark が楽しそうにさえずるように、英語も楽しくしゃべりましょう。


GOOSE

「がちょう」白馬に変身して、びっくり!

臆病者の chicken に対して、goose は「愚か者」です。ちょっと頭が弱いとか、脳なしだというニュアンスのある言葉で、とくに女の子に対してや、女性同士で使う言葉だと覚えておいてください。

→ いつもニコニコした女の子!?

• She's a silly goose.
(彼女はいつもケラケラ笑っている女の子です)

いつもニコニコしている女の子を、みなさんはどう思われますか?かわいいと思うか、パカな女だと思うかは人それぞれですね。Goose は「まぬけな女」という意味ですが、決して悪い意味ばかりとは限りません。女の子同士で使うなら、自分の頭のよさを見せようとしゃしゃり出たりせず、いつもニッコリしているかわいい女性の愛称としても使うんです。

→ びっくり仰天

・Our efforts goosed sales considerably.
(私たちの努力で、売上げがかなり伸びました)

Goose の動詞は「急に驚かせる」とか「刺激する」というニュアンスの意味です。あまり品のいい言葉ではありませんが、本来の意味としては「人の感じやすいところ(とくにお尻や股の間)に手を入れてつつく」という俗語です。そうされれば、誰でもとび上がって驚いてしまいますね。ですから、この例文は「売上げが意外なほど伸びて、みんなも驚いた」という感じです。


EAGLE

「ワシ」はおとオトコの中のオトコ!?

Eagle は鳥の中でも最も勇ましく、男らしい鳥ですね。ですから、人間は昔から常にワシのようになりたい、と思っていました。狩りをして生活していたころは、「ワシのように獲物をうまく獲ること」がひとつの目標だったのです。Eagle は勇猛で男らしいシンボルとして多くの国で軍旗として使われていました。アメリカの国章 (national emblem) にもなっていますね。これを決定するとき、かのベンジャミン・フランクリン博士は「ワシは怒りっぽく、ひとつも人聞のためにはならない、ろくでもない鳥だ」と猛反対したそうです。

→ ビジネスも撞物をねらう目つきで

• Keep an eagle eye on that project.
(そのプロジェクトに、常に目を光らせていなさい)

ワシは、高いところからごく小きな獲物の動きまでとらえることができる、鋭い目をもっていますね。ですから、eagle eye というのは「鋭い目、眼力、畑眼」とか「よく見える目をもっている人」という意味なんです。

→ ワシのように飛び上がりだい気分です

• He balanced the eagle with two bogies.
(彼はポギ一二つをイークールで帳消しにした)

Par でも大変なアマチュアゴルファーにとって、eagle なんて夢のまた夢。パーより2 打少ないのがイーグルです。ちなみに3 打少ないのは albatross (あほう鳥)ですね。

2011年2月21日月曜日

動物から英語を学ぶ:熊と猿

CREATURES 6

BEAR


熊は強い、何でももてる

Bear は言うまでもなく「熊」という意味ですが、同音異義語で「取っておく、覚えておく、運ぶ」といった意味の大切な動詞もありますね。これは次のように連想すれば覚えやすいですよ。つまり「bear は熊」→「熊は強い」→「何でももてる」→「長くもち続ける体力もある」。だから、「もち運ぶ」とか「耐え忍ぶ」となる。

→ 熊は記憶力がいい!?

• Bear these three facts in mind.
(この3つの事実をよく覚えておきなさい)

Bear in mind は「頭の中にもつ」、つまり「記憶する」ということ。熊は強〈記憶力がいい、とイメージしておけばどうでしょう。

→ すぐ吠える

• He's a bear for details.
(彼は細かいことにうるさい)

A bear for〜で「〜をとことんやる」、つまりそれに関してはちょっと“うるさい” というニュアンス。熊は何かあるとすぐ吠えるから!?


Bear Words

Bear down ・・・ 注意しておく、強調する。
Bear hug ・・・ 思いきり抱きしめること。
Bear up ・・・ 確証する。


MONKEY

オレの境遇って、バカみたい

猿は人間に一番近い動物ですが、何かこっけいな感じがありますね。日本語でも「猿マネ」とか「猿まわし」など、猿という言葉はあまりいい意味で使われませんが、英語でも monkey といえば「猿のような顔、体をした人」「バカみたいな状況に置かれた人」を言い表わすんですね。

また、日本ではまだ少ないので幸いですが、「麻薬を打つ習慣」も意味します。Monkey on my back というと、一度打った麻薬を忘れられずに、なかなか止められない状態のことです。それが転じて、軽い意味では「どんなにいやな仕事でも、長く耐えなければならない」というときにも使われます。

→ バカにする

• They made a monkey out of me.
(彼らは俺のことをバカにした)

これは、人をバカに見られるような状況に追いやることで、「人をバカにする」という意味です。

→ バカやって他人を笑わせる

• Don't monkey around.
(ふざけるのはやめて)

Monkey around で「もて遊ぶ」とか「ふさf ける」といった意味になります。次々と女の子をかえるような浮気性の男性や、何かバカなことをして他人を笑わせる相手に、これを使うことができます。

2011年2月20日日曜日

動物から英語を学ぶ:羊と狼


CREATURES 5


SHEEP


Goat君、スマナイネ、と「羊」言い

→ 区切りをつける

アメリカ人はよくseparate the sheep from the goats という表現を使います。これは「よい物と悪い物の区別をつける」という意味なんです。

• Here's where we separate the sheep from the goats.
(ここらで、役に立つ物と立たない物を分けなければならない)

区別をつけるといっても、大体、sheep が役に立つよい物、それに対して goat はうるさいだけの悪い者、とされているんですよ。

→ おどおどしだ人

Sheep は非常に素直な動物です。何もないのに他が動き出すとついてくるというか、何も言われないのにただついてくるという「飼いならされた」動物といった感じです。

だからリーダーの言うことには素直に何でも聞く人や人の集まりも sheep と言うわけなんです。「温和な人、内気な人」という意味から、「(主体性がなく一人で行動ができない)臆病な人」を言い表わす言葉でもあるんですね。

• He looks sheepish.
(彼は恥ずかしそうにしていた)

Sheepish は sheep の形容詞です。「おどおどしている」とか、「恥ずかしそうな」という意味で使えるというのは、もうおわかりでしよう。


WOLF

ムムッ、危険がいっぱい

Wolf といえば、昨年、大相撲歴代2 位の53連勝をなし遂げた横綱千代の富士が思い浮かびますね。

さて、みなさんは wolf に対して、どういうイメージをおもちですか? A lone wolf (一匹狼)なんて、何となく格好いいイメージをもつ向きがあるかもしれません。しかし、ふつう wolf は「破壊的で怒りっぽい人」とか「何か悪い状態や、非常に危険な動物・人間」を言い表わす言葉なんです。

→ 見捨てる

• Don't just throw him to the wolves.
(彼を見捨てないで、)

Throw him to the wolves は、誰か他の人を狼のような危険な人々の中に投げ捨てる、ということです。つまり、「あきらめて見捨てる」とか「いけにえにする」という意味なんですね。

→ ガツガツ食べる

• He wolfed down his lunch.
(彼は昼食をカツガツと食べた)

Wolf を動詞で使うと「むきぼり食う」「ガツガツ食べる」という意味になります。狼の動作から何となくわかりますね。

→ 女のコをナンパするときに

• He gave her aloud wolf whistle.
(彼は口笛を吹いて、彼女を“キレイだね”とひやかした)

「ヒューヒュー」と口笛を鳴らして、下心まるだしで女性をナンパするのが wolf whistle です。

「送り狼」じゃありませんが、街角で女探しに目を光らせている男なんて、まさに wolf そのもの!?


チャーリーのびっくり体験記③

五年ぶりにアメリカに帰る友達を空港まで見送りに行ったときのこと。女'性だったから、荷物は私が持ってチェック・インしようとした。

荷物チェックが無事すんで、私が彼女のスーツケースなんかをチェック・イン・カウンターまで運ぽうとすると、ガードマンが近づいてきて、 “Are you going, too?” と聞いた。だから私が日本語で「いいえ。荷物をカウンターまで、運ぶけてす。と答えたとたん、ガードマンはいきなり“Get out!!”

驚いちゃうね。いきなり「出て行け! J なんて、日本語じゃ絶対いわないでしょう。それなのに英語だとぜんぜんかまわなくなっちゃう。日本の人は特にその差が激しいみたい。

別に “I'm sorry but I can't let you in.” なんて正しく言ってほしいわけじゃない。もうちょっとだけ、私たち“ガイジン”の気持ちを考えてほしいって思うだけなんだ。

2011年2月19日土曜日

動物から英語を学ぶ:豚とヤギ

Creatures 4

PIG


うん、「ブタ」のおまわりさん?

アメリカでは、よく悪い意味で「おまわりさん」のことを pig という人もいます。60年代や70年代に、社会に反抗してデモを行なった学生たちゃヒッピーたちが、取締まりに当たった警察を pig, pig と盛んにはやし立てたものでした。

Pig というのは、マナーも悪いうえに、ドテッとでかくて、まった〈人間のことなどは考えていない、どちらかというと気持ちの悪い動物だというイメージで、警察もそのように見られたらしいのです。

→ 大食漢

Pig はいつも何かを食べてばかりいて、あまり行儀がよくないと思われがちですね。この食べっぷりから生まれたのが、「大食い」という意味なのです。

• He made a pig of himself.
(彼は、食べまくっていた。彼は大食いだ/欲張りだ)

立食パーティーなどで、食べ物のそばから離れないで、ただひたすら食べてばかりいる人のことを言い表わすのにピッタリです。また、これを使って、他人のことだけではなくて、自分のことも表現することもできます。

• Yesterday, I pigged out on ice cream.
(きのう、私は思いきり沢山のアイスクリームを食べた)

いくらアイスクリームが好きだといっても、食べすぎてお腹をこわしたり、プタのように太ってしまうのはいただけませんね。


GOAT

身代わりなん、「やぎ」も怒るよ!

→ スケープゴート

Goat は知らなくても、scapegoat (いけにえ、身代わり)という言葉はご存知なのではありませんか? みなさん、日本語の中でも日常的に使っておられることと思います。自分が本当はやっていない罪をかぶせられたりするのが、scapegoat ですね。ワイロの事件などで、本当は自分が金を受け取ったのに、秘書か誰かをscapegoatとして立てるのが、最近、巷で流行っているようですが・・・

• Management is looking for a scapegoat.
(経営陣は身代わりになって責任を取ってくれる人を探している)

これは、経営者たちが自分の責任はタナに上げて、誰か身代わりになってくれる人を探しているということです。ひとりでみんなの罪を背負って責任を取らされるということでしょう。

→ 人を怒らせる

Goat には「冷静さ」という意味もあります。それから get one's goat で「人を怒らせる、いら立たせる」という表現が生まれました。

• She really got my goat.
(彼女は、私を怒らせた)

これは、彼女とケンカでもしたのか、彼女の言葉にカッとなって冷静さをなくしてしまったわけです。何か弱いところをつかれて、悲しいかな、それに対して何の抵抗もできない状態なんですね。

2011年2月18日金曜日

動物から英語を学ぶ:牛と馬


CREATURES 3

COW



「量牛」をおどすと大変です-!?

Cow は非常に大事な動物です。肉だけでなく、牛乳もつくってくれるんですから。

さて、この cow の同音異義語ですが、「おどす、びくびくさせる」という動詞があるのをご存知でしょうか。

→ おどしに乗るな

Cow は「おどし」といっても、「カで人をこわがらせる」「権力で人をびくびくさせる」といったニュアンスです。たとえば、上司が部下に対する場合などに使い、「(恐怖から)抵抗できなくさせる」のが、この cow なのですね。

• Don't let the boss cow you.
(ボスのおどしに乗るんじゃないよ)

→ もうメロメロに

• She gave him a cow-eyed look.
(彼女は、彼になら何でも従うような目で、彼を見た)

牛の目を見たことがありますか? やさしくて、可愛い従順な目をしているものです。Cow-eye というのは、まさしく、そんな目をした女性のことです。

「もうあなたの言うことなら何でも従うわ」 「彼が大好き、彼にはメロメロ」といった女性の目を表わす言葉です。

こんな目で見つめられたら、男性のほうもいっぺんに参ってしまうかもしれませんね。


HORSE

「馬」とはナガ〜イおつきあい

車と閉じように、人間が馬を使うようになってから、人聞の生活は変わりました。自分の2 本の足で動ける距離は、馬の4 つの足よりずっと狭い範囲です。ですから、まず狩りをするのにも、人間は馬に乗ることによって狩りのできる範囲がグッと広がりました。そして、新しい土地を求めて移動する場合でも、馬に乗ることによってはるかに
楽になったのです。

馬と人間のっき合い、ふれ合いはとても長いものです。そして、この horse はいろいろな意味をもって、私たちの言葉の中に入ってきました。その一例を、ここではみなさんに見てもらいたいと思います

→ だしかな筋から

From the horse's mouth という言葉があります。これは「たしかな筋から、信頼できる情報源から」といった意味を表わします。馬を飼うときは、必ずその歯を見るんだそうです。

その馬がどのくらい齢をとっているかを調べるためなんですが、そこから「自分でその馬の口を見た→オリジナル情報の泉、つまり出どころから確かめた」といった意味合いが生まれてきたのですね。

→ 馬鹿騒ぎ

暴れ馬というのは大変、危険ですね。へたをすると、足でけられて大けがをしたり、生命を落としてしまうことにもなりかねません。きて、horse around というのは「暴れまわる」ならぬ、「ふざける、馬鹿騒ぎをする」という意味があり、もう手がつけられないといった状態です。

• Horsing around is prohibited.
(馬鹿騒ぎ禁止)

→ 零細企業

むかし、大きな荷物を馬車に載せて号|いていくのに、20 頭もの馬を使うことがあったようです。鉱山から掘り出した鉱物を運ぶ場合などです。しかし、ふつうの駅馬車でしたら2 頭や4 頭、ちょっと大きな荷物の場合でも6 頭というのが一般的でした。では、1 頭立ての馬車というのはどうでしょう? 「1 頭で十分なほど積荷が少ない」「あの人は1頭しか飼えない(使えない)貧しい人」と見られることがありました。そこで、one-horse に「二流の、取るに足りない、ちっぽけな」という、あまりよくない意味が生まれてきたわけなんですね。

• This is a one-horse operation.
(ウチは零細企業です)

2011年2月17日木曜日

動物から英語を学ぶ:猫

CREATURES 2

CAT


Cat は女性専用の言葉!?

犬がくれば、次は猫がこなくてはいけませんね。猫はかわいくて、どうも女性が好きな動物のようです。

しかし、cat を広い意味でとらえれば「ネコ属の動物」ということで、ライオン (lion) や虎 (tiger)、ジャガー (jaguar) なども入るのです。別にそういうわけではないのですが、おとなしくてかわいい小猫のイメージばかりもっていると、とんでもないこと( !?)になりかねませんよ。

→ 猫は飼っても、こんな奥さんは困りもの

きて、猫といえば、やはり男性よりも女性のイメージのほうが強くありませんか? cat は「じゃじゃ馬」でもあるのです。じゃじゃ馬というより、「意地悪女」といったほうがいいかもしれません。

• His wife's been catting around.
(彼の萎は浮気をしていた)

「金曜日の妻たち」ではありませんが、cat around で「浮気する」ということになります。

メス猫がさかんになる時期を思い浮かべてください。もう、すさまじい鳴き声を立てて鳴きますね。オスなら誰でもいい、という感じではありませんか。それで、catting around する女性というのは、もう男なら誰でもいいというわけです。そういう浮気心をさらけ出している女性を、cat around と表現するのです。

Cat Words

Cat house …………… じよろう屋(売春宿)。

Cat-like …………… スムーズで静かな、忍びやかな。歩き万や動き万ガ非常にスムーズな感じがするのが cat-like です。Cat-like walk といえば、もう舎にも走り出しそうだけど、静かに歩いているというI~ 苗の歩き万」なのです。

Cat nap …………… うたた寝、まどろみ。気持ちよさそうに寝ていると思っていだ猫が、突然起きだして、どこかに行ってしまうような、2〜3 分くらいの軽い眠りです。

Catty …………… 意地悪な、悪意のある、撞険な。猫にはちょっと意地悪というか、シャープなところガありますね。自分ガ気にくわないことは、スパッとシャープに断ってしまうようなところ。ですから catty はとくに女性に対して使います。ちょっと意地悪なところがあって、けっこう軽い感じの女性です。

2011年2月16日水曜日

動物から英語を学ぶ:犬1

Introduction

CREATURE


私たちのまわりには実にたくさんの生きものがいます。もちろん私たち自身だってcreature。人間、動物、魚、鳥、虫…自然は creature でいっぱいですね。ここでは特に身近な生きものを通じて英語の幅を広げていきましょう。

まず、動物。生きもののなかで一番人間に近いのが動物ですよね。それに、英語で何というかは子供でもよく知っています。また、ドッグ・フードとかキャット・フードとか、商品名に何気なく使われていたり……。

人は動物のいろいろな特性を見て、何かと学んでいるものですから、動物をうまく使った表現が英語でもけっこう多いんです。次に、誰もが一度はあこがれてしまう鳥です。人間はいつの時代も空を飛びたいと願うものなのでしょう。飛行機の名前などには苦から、かならずといっていいくらい鳥の名前がイ変われていたんです。

最後に、そのどちらにも属していないその他の動物たち。虫とか、は虫類とか海のものなどです。

さあ、大好きな動物たちの登場です!! 子供のころにかえって、元気に英語をマスターしましょう。

ANIMAL

ちょっとなまけ者の dog 君、浮気っぽい cat さん、とにかく大食いの pig 君、内気な sheep 君、ふざけんぼうの monkey······ みんな仲良く Say,cheese!


DOG

「犬」 は報われない動物?

先程もいいましたが、犬は人間に飼われている動物の中でも、たぶん一番古い動物だといわれています。そのため、dog という言葉には、実にいろいろな使い方があります。

→ 価値のない人、二流品

たとえば、ある人を指して “dog” といえば、「まるで価値のない人」という意味になります。犬は少しでも暇があると、あちこちで伏せって寝てしまう、つまり lazy (なまけた=動きたくない)というイメージがあるからでしょう。

そのほかにも、「ダメな物、二流品、欠陥品」という意味もあり、レストランなどで材料をすべてダメにしてしまった場合など、Go to the dogs という表現を使うことがあります。いらない物は犬に投げ与える、ということなのでしょうか。これは「荒廃する、滅びる」
といった意味でも使える口語表現です。

また、ファッションのセンスのない女性を指したり、アメリカでは、非常にプスな女性をdog と、男同士で陰口をたたいたりもします(決して女性の前では言わないように注意しましょう)。

こういう例ばかりを挙げると、何だか犬がかわいそうになってきますね。

→ 鼻がきくのは人間も同じ

ご存知のように、犬というのはとても鋭い鼻をもっています。ちょっとした臭いでもその鼻でかぎつけて、餌のあるところを見つけたり、狩りに行けば獲物の足跡の臭いを追っていきます。

だから、dog の動詞に「〜のあとを追う、尾行する」という意味があるのも、納得されることでしょうね。

• The man dogged my tracks.
(彼は犬のように、しつこく私を追ってきた)

→ くいついたら、もう離れない!?

少し専門的になりますが、dog には金具の一種、「鉄かぎ」という意味もあります。

これは、とくに帆船などで使われるもので、デッキにあるハッチ (hatch) から水が入らないように、しっかりおさえつける金具が dog です。動詞として使えば「金具でしっかり閉まっている」という使い方ができるわけです。

• He dogged the hatch down.
(彼はハッチを金具でしっかり閉めた)


Dog Words

Dog days …… 酷暑期、何もし疋くない時期。The dog は星座の「大犬座」のことで、Dog Star とは大犬座のα 皇、シリウス(Sirius) のことです。このDog Star が高いとき、つまり7月上旬から8月中旬までの時期を dog days というわけです(とくに北半球で使う)。非常に暑くて伺もしたくない、それこそ犬のように日影でゆっくりしたい時期なのですね。

Dog-eared …… 本のページなどの角ガ、使い古されて折れていること。耳ガピンとまっすぐに立つ秋田犬ではなく、先摘がちょっとだれるような耳の犬を思い浮かべてください。ナットク!

Dog-eat-dog …… 仲間争い。識しい争い。日本のような競争の激しい市場が“Dog-eat-dog competition.” です。

Dogleg …… くの字形の、曲ガりくねっだ。ゴルフをする万はわかりますね。

Dogtrot …… 小定り。犬が一生懸命ではないにせよ、とっとっとっと小走りする姿が目に浮かびます。ジョギンゲという感じです。

2011年2月14日月曜日

スポーツから英語:ボックシング3

BOXING 3

今日の文は短くて申し訳ない。明日、生き物と言う新しい分野にはいりますから楽しみにして下さい。

FAKE

本物にみせかけたってダメさ

ボクシングの試合を見ていると、左でパンチをするように見せておいて、実際は右のパンチをくらわすというシーンがあるでしょう。その見せかけにするパンチを fake といいますね。

Fake は「ニセモノ」、つまり本物に見えるように、あるいは見せようとすること。だから、仮病をつかって仕事をさぼるようなヤツは faker なんです。

→ ブランド志向う?

いまはブランドものブームですが、プランド大好き人間にぴったりのセリフ。

・ Don't get caught with fake goods.
(ニセモノはやめとけよ)

Fake goods はニセモノ、とくにプランド製品のイミテーションのことです。世の中には、人がつくってすでに成功したものの fake goods で金もうけしようとする人が多いですからね。

→ ごまかすならうまくやれ

ニセモノが動詞になると、 fake it で「ごまかす」という意味になります。これは、悪気なくやってしまったことをあわててごまかす、というのではなく、よく考えて「うまくごまかす」というニュアンス。知能犯ですね!

・ If you can't make it, just fake it.
(ゃれないならうまくごまかせ)

2011年2月13日日曜日

スポーツから英語:ボックシング2

BOXING 2

ROUND


早いラウンドからノックアウトされて目を丸くする

1 round は今、3 分間ですね。そのラウンドが4〜15ぐらいあるわけです。もともとは「丸い」という単語で、輪という意味もあるし、丸っこいとか、一周りなど、大体、丸に関係した意味です。

→ だいだいでいいよ

・ Give it to me in round numbers.
(概算でいいから、数字を出してくれ)

Round はここでは、「約、およそ」という意味で使われています。細かい数字はない、端数がない、ということですね。

→ 歓み屋さんで

日本では「一杯のむ」といいますけれど、あちらではこれが one round。なぜなら、昔は同じボトルからみんなのグラスについでいたから、みんなの一杯は、一周りだったわけです。

・ Let me buy the next round.
(次は私のおごりだ)

→ 言い合いも「丸く」 おさめて

はげしく言い合ったり、口げんかするのも round。
・ They went round and round on that question.
(彼らはその問題についてはげしく言い合った)

ひとつの疑問やテーマがみんなに順にまわっていくように、次々と意見が出される様子を表わしています。また、議論が堂々めぐりをする、というニュアンスでも使われます。

JAB

ロも手も、 ジャプ、ジャブ

ボクシングでジャブといえば、すばやく相手に突くようなパンチを入れること。ニュアンスでいうと、とがったものでグイと突きさすかんじです。

→ 何かを突っ込むときに

・ He jabbed a key into the lock.
(彼はキーを鍵穴に突っ込んだ)

こんなふうにも言えるわけです。また、ジャブを名詞に使って、

→ 「注射」という意昧で

・ The nurse gave me a jab with her needle.
(看護婦さんが注射した)

という具合にも使われます。

→ ことばのjab

「突きさす」という意味から、体だけでなく、言葉ででも jab ができます。

かなり毒舌っぽい言い方をverbal (ことばの) jab といいます。

・ They traded verbal jabs.
(彼らは毒舌を言いあいました)

一人が言ったら、次の人はもっとすごいのを言う、というような感じです。

スポーツから英語:ボックシング1

BOXING 1

なぐるばかりがボクシングじゃありません。Punch はおいしいカクテルや
ジョークになるし、「言い合う」のも jab。それでは、第1 round スター卜!

PUNCH

カクテルからダプル punch まで

もちろん「なぐる」という意味ですが、なかなか応用範囲の広い言葉です。

→ ふんだりけったり

日本語でよく“ダプjレ・パンチ”といいますよね。ひとつ攻撃されて、またもう一度別の方面からくらってしまうというのが double punch。

Double punch はビジネスでもありえます。倒産寸前になったと思ったら、今度は工場が火事で焼けてしまったとか・・・・・・。もっと小さなことならよく起こります。

・ Losing my girl and my job at the same time was a double punch.
(彼女にもふられ、仕事も失なうなんて、まさにダブル・パンチだ)

→ お酒の席で

数種のお酒をまぜた飲みものでpunch というのがありますね。Fruit punch とか、Hawaiian punch とか、種類はいろいろです。

口あたりのいいお酒のことをどうして punch というのか、それにはいろいろ説があります。でも私たちの聞では、一杯飲んだらパンチをくらってノックアウト! というくらいアルコールが強いものもあるので、That punch has punch. とよく言うんです。

・ That takes the punch.
(一本取られたよ)

→ どうしてウケてくれないの!?

・ She never gets the punch line.
(彼女はジョークのオチがわからない人だ)

Punch line というのはジョークのおちのこと。日本の落語でも漫才でも、みんながドーッと笑う場所、punch line がありますよね。

Punch Words

Punch ball ・・・・・・・ (ボクシング練習用の)サンドパック。
Punch bowl ・・・・・・ カクテルのパンチを入れるクラス。
Punch card ・・・・・・ (昔コンピュータなどに使った)パンチカード。
Punch-drunk ・・・・・・ ボクサーなどガょっぱらつだようにふらふうになっていること。
Punch out ・・・・・・ 一発くらわす。
Punchy ・・・・・・ 迫力のある。

2011年2月11日金曜日

スポーツから英語:フットボール3

FOOTBALL 3


KICK


Kick が強いと刺激的!?

フットボールに kick はかかせません。だってボールを kick するから foot (足) ball というのですから。Kick は足でポールをけるという意味です。

→ ビジネスもキックオフ!

試合をはじめるとき kick off といいます。ボールがけられて、地面から off (はなれる)するからでしょうか!?

そして、その kick off が、ビジネスやマーケテイングの中でも意味をもつようになりました。たとえば、新製品の売出し中に大きなイベン卜を計画して実施する、なんていうときに kick off というし、旅をはじめるときにも使ったりします。

→ カフェバーで、さりげなく

 Kick は「ける」ですが、“まるでけられたような刺激を与える”というふうな使われ方もします。

・ It really has a kick.
(強いお酒だね)

とても強いお酒を飲んだとき、こんなショックがありますよね。

→ 刺灘を求めて……

いい意味で刺激を受けるのはとても嬉しいことですよね。たまらなく好きな何かをすることによって、kick を受ける、というわけ。

・ The kids went joyriding just for kicks.
(若者は楽しみのためにドライプに出かけた)

→ チョコレート・フリークを見つけたら

・ She's now on an Agatha Christie kick.
(彼女は今、アガサ・クリスティに凝っています)

この on a kick は便利な言葉です。今凝っている、熱中している、という意味で、上の例文だと、“アガサ・クリスティばかり読んでいる”わけです。

これは何にでも応用できて、たとえばon a chocolate kick と言ったら、チョコレートばかりに目が行ってしまう、チョコレートばかり食べている。on a tennis kick と言ったら、テニスばかりしてる、ということになります。


Kick Words

Kick around …… (意見などの)ぶつけ合う。
Kickback …… パックマージン。戻し。
Kick in …… 寄{寸する。
Kick off …… はじめる。
Kick out …… 追い出す。
Kick over …… (エンジンなどを)まわす。
Kickstand …… オートバイや自転車のスタンド。けってはずすことからこう呼ばれる。
Kick up …… (チアリーダーのように)けりあげる。俗に、よろこぶの意味で使う。
kicky …… 刺灘っぽい。

2011年2月10日木曜日

スポーツから英語:フットボール2

FOOTBALL 2

BLOCK


ここから先には行かせません

敵の攻撃をはばむプロックのブロックとは、もともとかなり大きな木のかたまりのこと。そこから、実にいろいろな意味になります。

→ 敵をシャットアウト

大きな木のかたまりは、何かの侵入を防ぐにはもってこい。そこで、「防ぐ」「妨げる」という意味で使います。

• Their action blocked our entry.
(彼らは私たちが進入できないようにした)

・Block out the sun.
(日があたらないようにして下さい)

→ あらすじは大まかに

Block out には、もうひとつ、少しちがう意味があります。

• Can you block out the plan for me?
(その計画のあらすじを教えて下さい)

そう、block out で、あらすじという意味になるのです。大きなブロックにする、というニュアンスから大まかにわける、すなわち、あらすじ、と考えればよいでしょう。

→ 街角で・・・・

また、木のかたまりにはかならずカドがあるので、「四角いもの」というニュアンスがあります。それで、町のひとくぎりを one block, two blocks といって数えます。

• Go one block further down the street.
(もうl プロック、通りを下りなさい)

ふつう、交差点から交差点までぐらいの範囲を指します。日本でいえば、番地にあたるところでしょうか。道を教えたりするときにとても便利な言葉です。

→ 人を表現するときに

Block は人のたとえにもよく使われます。たとえば日本で、「あの人はカドがとれてまるくなった」とかいいますね。あの感覚に近い表現法だと思えばいいでしょう。

• The whole group is a bunch of blockheads.
(グルーフ。全員、石頭だ)

おなじみの、「石頭」です。このほかに、blockish といえば、四角い人問、すなわち「まるくない人」になります。


チャーリーのちょっと思い出ぱなし ➀

国際化、国際化、といわれているけど、まだまだ日本にはレッキとした“ガイジン恐怖症”の人がいるみたい。

私がまだ日本に来て間もないころ、「駅はどっちですか?」と日本語で聞いているのに、“No. No. No.” をくりかえすばかり。私がしゃべっているのが日本語だってことすら気づいていないんだものね。

この間も薬局に行って「カゼ薬をください」と言ったら、お店の人が “I cannot speak English.” とちゃんと正しい英語で言っていたよ。


OFFENSE/DEFENSE

攻事と守り、両方大切です

ご存知のとおり、offense は「攻撃」、defense は「守り」。相手を攻撃し、自分を固く守るのはフットボールの第一原則です。

→ 攻撃は罪になりがち!?

Offense には「罪」という意味があります。実際、攻撃というのは、すぐ罪になってしまうからでしょうか。

• Stealing technical secrets is a grave offense.
(企業の秘密を盗むのは重大犯罪です)

「人に無礼をする」というときは、cause offense と言います。

→ 現実逃避で自己防衛!?

Defense は「自分を守る」という意味なので、たとえば自分が悪いと認めたくないときなどに出てきます。自分の責任を認めたくないとか、自分が悪いのを一生懸命弁解する、これはすなわち「現実を認めない」ということですよね。

• Your drinking is a defense mechanism.
(あなたは現実を認めなくてすむように酒を飲むんだろう)

Defense mechanism、現実を認めなくてもいいようにしている、というようなかんじです。

フットボールと切っても切れないオフェンスとディフェンスですが、国際交流など、摩擦のおこりやすいところには必ずこの二つがあるので、覚えておくと便利でしょう。

2011年2月9日水曜日

スポーツから英語を学ぶ:フットボール1

FOOTBALL 1

何ゴトも、offense (攻撃)と defense (守り)両方大切。「英語は苦手だから pass!」なんて言うのは blockheads (石頭)。さあ、そろそろkick off の時間!!

TACKLE

どんなことでも、やりこめるぞ

ポールを持っている人を捕らえて、地面に倒すのが tackle。単語の意味としては、やりこめる、というようなニュアンスになります。

→大変な仕事をかかえこんだら

たとえば、むずかしそうな仕事があって、それを全力を尽くしてやりとげようというときなど、この tackle を使うわけです。

• He tackled the job with fervor.
(彼は情熱をもって、その仕事にとりくんだ)

→ 魚にタックル!?

また、tackle には、「仕事をするための道具」という意味もあります。仕事をやりこめるには道具が必要!?

• Did you bring your fishing tackle?
(釣り道具を持ってきましたか? )

ほかに sports tackle (スポーツ用具)、shaving tackle (ひげそり用具)などがよく使われます。


PASS

パスしてほしい、あなたの心!?

フットボールの華は何といってもパス。ショットカン・パスからロング・パス、タッチダウン・パスまで、手に汗にぎります。さて、この pass にもいろいろな意味があります。もちろん、「通りこす」というのが一番オーソドックスな使い方です。

車がほかの車を pass するといえば、追いこしという意味。また、山の中なら、坂道をこえられるところ、すなわち「峠」が pass なのです。

→ 食卓で

人から人へ物を渡す、というのも pass です。これは特に食事のシーンでよく使われます。

• Please pass the bread.
(パンをとってください)

なぜならアメリカでは、一人ひとりの分が自分の前にあるわけではなくて、大皿にたくさん盛ったものから自分でとるという形式なので、手の届かないお皿もあるわけです。

→ パーティーが終わって

パーティーなどで、来た人たちに手みやげを持たせようという場合。

• Pass out the favors.
(おみやげを渡しなさい)

Favors はそういうときによくもらう小さなおみやげのこと。パーティーでのおみやげを、party favors という言い方もします。

→ めがねをかけてる女の子はパス!?

アメリカの有名なことわざに、次のようなのがあります。最近はダテめがねが流行っているようですが・・・・・・。

• Men don't make passes at women in glasses.
(めがねをかけている女の子に男は興味をもたない)

もっとくだけて言えば「男はめがねをかけている女はナンパしない」ということ。Make a pass で「ナンパする」という意味です。

→ セールスでも・・・・・・

• Sales passed all expectations.
(予想以上の売上げがありました)

Expections が予想、予測という意味ですから、すべての予想を通りこしたということになりますね。

Pass Words

Pass away ・・・・・・死ぬ。
Passkey ・・・・・・ マスターキーの一種。
Passport ・・・・・・ 旅券。
Pass up ・・・・・・見逃す。
Password ・・・・・・合言葉。これを言えばその場を通してもらえるから。

2011年2月8日火曜日

スポーツから英語を学ぶ:テニス3

TENNIS 3


SET


砂決まったルールできちんとしよう

日本では、「終わり」というと何でもかんでもgame set( ゲームセット)という和製英語を使っているようですが、本来set は、決まったやり方、決まった長さのものを指す単語です。

それがなぜゲームセット(終わり)の意味になるかというと、決まったルールで、決まった長さのところでゲームがひとつ終わるのが set になるからです。たとえばテニスなら、6 ゲームを先にとったほうが勝ち、という“決まった”やり方で、それが終わるのが set なのです。“Set は決まり"と覚えておくといいでしょう。

→ いつもガンコなあの人へ

年をとるにつれて人はガンコになって、自分の決まったやり方しかできなくなる、そんな意味合いが set in one's ways です。

・Don't get too set in your ways.
(考え方をかたくしないほうがいいよ)

何ゴトにも柔軟性が大切ですよね。

→ こわれたものをもとどおりに

ずれたりはずれたりしたものを、元の位置に戻すのを日本語( ?)でも「セットする」と言いますよね。そんなときは英語も同様 set を使うのです。

• The doctor set her broken leg.
(医者は彼女の折れた足をもとどおりに固定した)

→ 準備ガでき定ら

日本語のヨーイドンをあちらでは「Ready,Set, GO!」 といいます。それと同じ set で、こんな言い方があります。

• We're all set.
(準備完了)

用意すべきものはすべてそろっている、ということ。

Set Words

Set about ・・・・・・・ やり始める。
Set apart ・・・・・・・ 分配する。
Set aside ・・・・・・・ わきにおく。
Set eyes on ・・・・・・・ はじめて会う。
Set foot in ・・・・・・・ はじめて(家やビルに)入る。
Set forth ・・・・・・・ 出かける。
Set forward ・・・・・・・ 提案する。
Set in motion ・・・・・・・ 作動させる。
Set your sights on ・・・・・・・ ねらう。
Set sail ・・・・・・・ 出港する。
Set the stage ・・・・・・・ (蟹台を)整える。
Set to music ・・・・・・・ (詩に)音楽をつける。
Set upon ・・・・・・・ (人間lこ)アタックする。
Set back ・・・・・・・ 後退する。ちょっと後に引く。
Set down ・・・・・・・ 置く。

2011年2月7日月曜日

スポーツから英語を学ぶ:テニス2

TENNIS 2


ACE


ワッ、手も足もでない!

テニスにかぎらず、何かと一番強いものをエースといいますね。これはなぜかというと、トランプのA( エース)から来ています。トランプでゲームをするとき、一番強いカードがエース(ジョーカーのときもありますが)だからです。

テニスには、3 つのエースがあります。Service ace 、return ace 、もうひとつは日本ではあまりなじみがないようですが、 advantage のときにも ace という言葉を使います。すべてに共通するのは、“これを出されたらもう手も足も出ない”ということなのです。

→ やりこめたときも、やりこめられだときも

Service ace と似たような意味で、aced out という言い方があります。

・You really aced out that time.
(君はあのとき、ものすごくうまくやったよ)

これが逆の立場なら、「やられた! 」 になるわけです。

→ 臨場のエースは!?

テニス以外で一番よく耳にするのは、野球チームで一番力のあるピッチャーをエースという場合でしょう。これはいろいろ応用できて、あるひとつの集団の中でベストである、ナンバー 1 であるというときに使えます。

• He is our ace salesman.
(彼は営業部のエースだ)


GAME


決まったルールがあるのが game


Game という単語には、実にたくさんの意味があります。

一番ポピュラーなのは、勝負をするスポーツの game ですが、たとえ体を動かさなくても game は game です。日本で流行っているコンビュータゲームは、ほとんど体を動かさないでしょう!?

頭を使うゲームというのもいっぱいあるわけです。なぞなぞや、しりとりなどの言葉あそびがそうですね。

共通点は、常に “決まったルールがある” ということなのです。

→ 何をする!こもまずガッツ

Game には、「ねばり強い、やりとげ‘る」という意味もあります。

・He is game.
(彼はガッツがある)

最後までやりとげる、ねばっていく、というときの心の状態が game なのだということ。これは、gamecock (闘鶏)からきています。Gamecock はどちらかが死ぬまで終わらないというルールがあるので、それを最後までできる、必死になってやりとげる、という姿勢を人にあてはめたのです。

→ 動く標的でゲームする!?

狩猟のえものになる野生動物のことも game といいます。野生動物は動くので、ふつうの標的を撃つよりむずかしい game だったわけです。それがいつのまにか、その動〈標的そのものを game というようになったのです。

• We shot twenty head of game.
(猟獣20 頭をしとめた)

→ 思いどおりにいか怠いときにも

体の一部、特に手足が不自由な場合にgame を使うことがあります。これももともとは先ほどの gamecock に関係があるようです。

闘鶏の試合が終わったあとは、かならず鶏の手足などが傷ついて不自由になっていたことから、こんな言い方が生まれたという説があります。

• My horse has a game leg.
(私の馬はびっこをひいている)

この場合なら、“うまく使えない足がひとつある” → “びっこをひく” というわけです。

スポーツから英語を学ぶ:テニス1

TENNIS 1


Game にはかならずルールがあるもの。それを最後までやりとげるのは game な(ねばり強い)人!!英語も game 感覚で、ready, set, go (ヨーイドン) !


SERVE

テニスだけでなく、バレーボールでもノ〈ドミントンでも卓球でも、一番最初にポールを打つことをサープといいますね。これは、serve の「きし出す」という意味から来ています。“はい、どうぞ。これでやりとりしましょう"という感じ。

→ 夕食の前!こ

食事をさし出すのももちろんserve。

• Dinner is served.
(夕食ができました)

映画などでよく召使などが使っているセリフですね。

→ パーゲンはサービスじゃない!?

Serve の意味はそのまま service (サービス)につながります。お店などで “service する” というと、日本では値引きすることのように使われていますが、本来は “親切に買物のお手伝いをする” ということなのです。

• A good waitress serves her customers with care.
(よいウェイトレスは気を配ってお客さまの世話をします)

→ 下から上にサーブする

立場が下の者が上の人に対して何かする場合、serve は「責任を果たす」というニュアンスを含みます。

• The marshal served the court summons.
(保安官は省令を手渡した)

→ 自分の時間をさし出す!?

「責任を果たす」という意味合いから、“決まった期間を費やす” というのも serve で表わします。たとえば軍隊に入るとか、場合によっては刑務所に入って服役するとか……。

• I've served my time.
(懲役がおわった)

軍隊や刑務所に「自分の時間をさし出す」と考えるとわかりやすいですね。ほかに、任期を務める、という意味にも使えます。



チャーリーのびっくり体験記 ➁

たまたまテレビてで酔ヘ、とても美しい actress のイン夕ビユ一を聞いていたら、いきなり信じられない言葉が耳に入った。「Fuck シーンははじめてですか」。でももっと驚いたのは、彼女が平気な顔をして、「ええ」と答えたこと。どうなっているんだこの国は!? と思ったけどあとで真相がわかった。

ちゃんとした日本語では、fuck とか fellatio というような意味の言葉は使えない。だからカタカナ、つまり英語を使うというわけ。だから、アメリカでは何があったって放送できないような言葉が、毎日のように日本のマスコミにのってる。でもこれはとてもキケンなことだと思うんだ。なぜなら、日本では平然と使っている外来語は、ヘタをすると外国人に対しては大変な侮辱になるかもしれないんだからね。

2011年2月5日土曜日

スポーツから英語を学ぶ:ゴルフ5

GOLF 5


PAR


何事も par を標準にして


「標準」という意味。これは覚えておくと便利な単語で、会話にもしょっちゅう出てきます。

→ ネームバリューならぬパーバリユー

Value は価値。The par value で標準の価値、すなわち、小切手などの額面のことをいいます。

• The par value of that check is $35.00.
(小切手の額面は35ドルです)

→ 「額面」はほかに、文字どおりに face value という言い方も。

本年度の利益は?

• This year’s profits are sub-par.
(今年の利益は例年より低い)

Sub-par で、ある位置より低い、という意味です。

→ ビジネスに妥協はつきもの、そんなときに

仕事をしていて、思うようにならないこともたくさんありますね。それで妥協が出てくるわけですが、そんなときに便利なセリフ。

• It’s par for that.
(まあ、そんなところだね)

• That's about par for the course.
(まあ、いつものとおりだね)

この状況ではこれ以上できない、というあきらめのニュアンスを含んでいます。


ROUGH

Rough には大きくわけて二つの意味があります。

→ 「ラフ・ダイアモンド」って言われだら!?

ひとつは「磨かれていない」ということ。ゴルフで、芝をかっていない未整備の部分を rough というのはこのためですね。

• You’re a diamond in the rough.
(磨かなければならないけど、素材がいいね)

こう言われたら、喜んでいいのか怒っていいのか、わからないね。

・This is just a rough draft.
(これはほんのたたき台です)

Rough draft はたたき台、下書きなので、まだ完全でない→磨かれていない、とつながるわけです。

→ 乱暴者でもルールはきちっともうひとつの意味は「乱暴」。

・He’s a rough player.
(彼は容赦しない人だ)

ビジネスでこういうと、あの手この手でいろいろな手を使って猛然と突っ走る人のこと。でも、rough player は、unfair ではないんです。ルールは一応守っているというニュアンス。

2011年2月4日金曜日

スポーツから英語を学ぶ:ゴルフ4

GOLF 4

SLICE


スライスハムを食べるとポールが slice する!?

ゴルフでショットのときポールの方向を調整するために、ポールを切るような形にすることがありますが、このslice、もともとはナイフや刃物を使ってうすく切ったものという意味です。

→ 同じ“ひと切れ"でも……

日本語でいう一枚、ひと切れにあたるのが slice です。

・Have a slice of watermelon.
(スイカひと切れいかがですか)

といっても、同じスイカの“ひと切れ"でも、日本とアメリカでは大ちがい。日本では一つのスイカを8 等分して、それをまた5つぐらいに切る。ところがアメリカはいわゆる輪切り。Slice のイメージもずいぶんちがいますよね。

→ 生活をスライスしだら!?

“ひと切れ"というニュアンスから、さらにいろいろに使えます。

・The commercial used a slice-of-life situation.
(このコマーシャルは、いかにもありそうな日常のシーンを使って宣伝している)

Slice-of-life で「日常生活のひとこま」という意味。

→ 絵を描くときに

• He used a slice to do the painting.
(彼は絵を描くのに、ペインテイング・ナイフを使った)

この場合の slice は、へらのような形の油絵に使う道具のこと。


HOOK

フックが多いと、心にひっかかる!?

ゴルフで右に切れるのがスライスなら、左に切れるのがフック。これはご存知のとおり。このフック、もともとは先がまがっていて、ひっかけるようになったもののことです。壁にかけるフックや、靴のひもをからめるフックなど、日本でも使われていますよね。このフックをもうひとひねりすると、次のような使い方ができます。

→ 男をひっかけるのは!?

Hooker、すなわち“ひっかける人"という意味ですが、これは売春婦のことです。なるほどと思うでしょう!?

→ 何でもつないじゃうときに

• Hook your computer up to our system.
(私たちのシステムにあなたのコンビュータをつなぎなさい)

Hook up でつなぐとか連結するという意味になります。

• Perhaps we can hook up with a good PR film.
(もしかしたら、よいPR 会社と提携できるかもしれない)

2011年2月3日木曜日

スポーツから英語を学ぶ:ゴルフ3

GOLF 3

GREEN


新米だったり、ゴーザインだったり

小さい子でも知っているgreen 、緑です。ゴルフではもちろん芝生の地面のこと。グリーン一面のゴルフ場でプレーするのは気持ちのいしものですが、英語ではこんなふつにいろいろ使えるんですよ。

→ アメリカの“青二オ”って……!?

英語で green といったら、「素人」という意味があります。まだ一人前でない、経験が浅い人のことを指します。

• He's still green at this game.
(彼はまだ新米だ)

なぜなら、果物は最初緑で、熱してくるとだんだん赤くなるでしょう。それと同じ考え方。日本では“青二才"とかいうように、greenのかわりに青を使いますよね。

→ GOサインは何色?

• The system's green.
(新しいシステムは作動可能です)

これは信号機のgreen から来ていて、緑は「進め」ですから、“ go"という意味になるわけです。

→ 野菜をもっと食べましよう

Greens と複数形にすれば、ほうれん草や小松菜のような緑黄色野菜を指します。

• My mother always forced me to eat greens.
(母親にいつも無理やり菜つばを食べさせられた)

→ ねたみで顔ガクリーンに!?

アメリカでも顔色を気にします。そして人の気持ちでその色が変わるんです。ねたみの場合、その色がgreen というわけ。

• Her face turned green with envy.
(彼女のねたみの気持ちは顔に書いてあった)

チャーリーのニッポンvs America ②

日本の人は、「コミュニケーション、コミュニケーション」とよく言うから、よっぽど communication には気を使っているのかな、と思ったら、どうもそうでもないみたい。一方的に自分の言いたいことだけ言って電話を切ってしまったり、こっちの言葉をゼンゼン聞いてくれなかったり。日本語の"コミュニケーション"と英語の communication には
どうやらニュアンスのズレがあるらしい。

日本では、たとえそれが一方的なものでも「コミュニケーションをとる」というけど、英語ではそういうニュアンスがない。Communication の同意語が talking together だっていうぐらいだからね。だからアメリカ人と上手に communication するには、自分の言葉を伝えるだけじゃなく、相手の言葉にもちゃんと耳を傾けること。そうすればきっとうまくいくさ!

2011年2月2日水曜日

スポーツから英語を学ぶ:ゴルフ2

GOLF 2


DRIVE

目標に向かってdrive!

ゴルフで、一番最初にポールを打つことをdrive といいますが、これはdrive が「一番力を入れて動かす」という意味だからです。運転することをドライブといいますね。これは車を「動かす」「ひとつの目的に向かつて前進する」ということなのです。

→ 「自発性のある人求む」

• Our salesmen have lots of drive.
(我々の営業マンはかなり自発性がある)

この場合の drive は自発性という感じ。これと同じような意味で self starter というのがあって、「自発性ある人」なんていう求人広告の見出しなどではこちらを使います。

→ ビジネスもねらいを定めて

ゴルフはグリーンという標的に向かつてポールを打つゲームです。それと同じで、標的をはずきないように自発的に動くという意味としても使えます。

• Are you driving for more market share?
(マーケットシェアを獲得しようとして動いていますか)

IRON

これさえあれば、魂に金棒!?

「鉄」という意味から想像できるように、強さ、固さを表わすときに使える言葉です。

→ 鉄のような人!?

Iron will といったら、意志がかたくてガンとして動かない、ということです。

・It takes an iron will to work while others are drinking.
(みんなが飲んでいるときに働くには、強い意志が必要です)

→ 体力勝負の人へ

どんなハードスケジュールでもびくともしない、何しても倒れないような人が、あなたのまわりにもいるでしょう。そんな人にぴったりなのがこれ。

• You've got an iron constitution.
(あなたは強くて病気をしない人だね)

iron stomach とも言いますが、めったなことではダウンしない強い体質を iron constitution といいます。

→ アイロンかけは上手?

洗たくものにアイロンをかける、あの iron です。

・Let's iron out our differences.
(意見のちがいを解消しよう)

アイロンをびっちりかけるように、意見の差をすっかりきれいにしよう、同じレベルにしよう、というわけ。

2011年2月1日火曜日

スポーツから英語を学ぶ:ゴルフ1

GOLF

英語の勉強には iron will (鉄の意志)が必要!? そんなことはありません。Green でのびのびプレイしている気分で、目標に向かつて drive しましょう。



CLUB

クラブという言葉は実によく使われています。ゴルフに欠かせないクラブ、お酒を飲むクラブ、学生のクラブ活動、いろいろありますね。

→ クラブの形は!?

「クラブ」というものの形態は、にぎるところがパットのように細くなっていて頭の方が太くなっているものです。

● The Indian held a huge war club.
(インディアンは巨大な戦闘用の棒を持っていた)

→ 動詞になると痛い自にあうよ

● He clubbed me over the head.
(彼は私の頭を棒でなぐった)

「棒」のclub が動詞になるから、「棒でなぐる」になるのです。

→ 友達をなぐさめるときに

「同好会」もclub です。これを使って、えらい目にあった人などを元気づけるセリフができます。

● Welcome to the club.
(よくあることだよ)

誰でもそういうことを経験するよ、というニュアンス。

→ トランプあそびにも

これはトランプでギャンプルをするときに使います。

● Bet on the deuce of clubs.
(クラブの2 に賭けなさい)

Club Words
Club bag ………… スポーツパック。
Club car ………… 戸メリ力の列車の中にパーガあって、あ酒ガ飲めるようになっているところ。
Club coupe ………… 後部座席のない、二人なかよく乗る車のことをいいます。
Club house ………… 同じ趣味や興昧をもつだ人疋ちガ集まってクラブをつくり、その仲間たちが集まれるようにつくったのが、クラブハウスです。
Club sandwich ………… トーストし定三枚のパンをつかってトマト、ハム、ターキーなどをはさんだサンドイツチ。次のワラブ・ソーダと同様、ゴルフクラブで初めてでき定から、こんな名前ガついだのでしょう。
Club soda ………… 昧のついていない、びんに入った普通のソーダのこと。
Club steak ………… 量より質、というかんじの、ちょっと小さめのステーキ。でもアメリ力のステーキはパ力でかいから、日本人にとっては普通くらいでしょう。

2011年1月31日月曜日

スポーツから英語を学ぶ:その11

チャーリーのびっくり体験記①

たしか新宿の地下鉄だったけど、あるポスターが目についた。きれいな女性が野球のキャッチャーの格好でミットをかまえるまねをして、その下に、英語でキャッチフレーズがあった。 “Let’ s Ball Quickly”.

オドロキの2 乗、ピックリの3 乗!! Let’s ball とアメリカ人にいったら、「セックスしましょ」という意味。それも quickly、はやくしようよっていうことだからもう大変!?

これはほんの一例で、このテの話は日本でゴマンとあって、それこそ本が何冊もできちゃうくらい。大変だとは思うけど、キャッチや商品名をきめる前に、英語のあらゆる意味を調べた方が better だね。




SAFE


砂危険とsafe はとなりあわせ

「安全」または「無事」。野球用語としてもそのままの意味です。

→ たまlこは危険をおかす勇気ガ幽要

● He’ll pick the safe method every time.
(彼は必ず無難な方法を選びます)

いつもいつも安全策ばかりやっているというのは、決してはめ言葉ではありませんね。

→ 安全な場所はどこ!?

「安全な場所」という意味合いから、「金庫」という単語としても使われます。

● There’s a safe in the office.
(オフィスには金庫があります)

Safe Words

Safe-conduct・・・・・安全通行券。
Safeguard・・・・固く守ること。
Safekeeping・・・・・・(安全のだめに)預かること。

明日、スポーツでもゴルフの言葉の使いかたに挑戦しよう。

2011年1月30日日曜日

スポーツから英語を学ぶ:その10

GLOVE

私と彼、ぴったり

女性の正装に帽子と手袋はかかせません。しかし昔は男性の手を守るものとして手袋が使われていました。今はもっぱら防寒具ですが、古い歴史ある手袋ですから、会話でのバリエーションも豊富。

→ 彼女|こは気をつけろ!?

生まれて間もない仔ヤギの革で作った手袋を kid gloves といいます。そんな手袋をしていたら、手つきもやさしくていねいになってくる、というニュアンスでこんなふうに使います。

● You’d better handle her with kid gloves.
(彼女と気をつけてっきあいなさい)

→ 演劃・映画を観て

芝居の中で、俳優がその役(role) にぴったり、と言いたいとき glove を使って表現します。

● That role fits her like a glove.
(その役は彼女そのものだ)

よい手袋は本当にぴったりと手になじむから、たぶんこういう言い方ができたのでしょう。

→ 相性はパッチリ

また、手と手袋のように、本来まったく異質のものがぴったり合うことを次のように言います。

● Pizza and beer go handing love.
(ピザとビールはものすごくよく合うね)


OUT

わ〈からはずれたらみんな out!

そもそもの意味は、「ワクからはずれる」こと。だから、野球のアウトも、外に出ろ、その場所からはずれろ、という感じ。

→ 「アイツよりできる!」と思ったときに

out ほどいろいろに使える単語はほかにないくらい。ほとんどの動詞の前につけることができて、「ほかよりできる、優れている」という意味になるんです。

● I can out-drive you.
(君より運転ができる)

このようにして使える単語のほんの一例をあげてみましょう。上の例文のout·drive のところにそのままあてはめてみてください。

Out-act (演技がうまい)
Out-bargain (値切るのがうまい)
Out-dance (社交ダンスがうまい)
Out-dress (おしゃれである)
Out-play (遊び/スポーツがうまい)
Out-kick (ボールをけるのがうまい)

2011年1月29日土曜日

スポーツから英語を学ぶ:その9

BALL

楽しいことの代名問

スポーツにボールはつきもの。テニス、ラグビ一、バスケット、バ
レーボール、卓球、そしてもちろん野球。「会話はキャッチボール」と
いうだけあって( ?)、 ball を使った言い方はたくさんあります。

→ しゃきっとしなさい!

Get on the ball で「しゃきっとする」という意味になります。まあ、ボールをよ〜く見ていなさい、といったニュアンスにつながるのでしょう。

● Get your section on the ball, or else.
(あなたの課をしめ直しなさい。さもなければ・・・)

→ 親指のはら

親指のはらの部分のことを the ball of the thumb といいます。まるくて、形がポールに似ているからでしょうか。

● I have a sliver in the ball of my thumb.
(親指にとげがささっている)

→ お害さまを招いて

老若男女を問わず、ポールあそびは楽しいもの。だから楽しいことの代名調のようにも使われます。

● Well, have a ball.
(楽しんでね)

人を家に招いて、きり気なくこんなふうに言えれば、あなたの株はグンとあがりますよ。


BAT

たたいてはねかえすbat

野球ははじめ、Bat-and-Ball Game という名前だったそうです。でもパットとボールを使った遊びというのではなく、ボールを手で打っていました。bat-and-ball のbat は、「手のひらでたたく」という意味で使ったのでしょう。

→ ビジネスで意見をぶつけ合う

「たたく」のなら何でもOK のbat です。お正月の羽恨つきでも、子供のおしおきにおしりをたたくのも。それに、ビジネスなら、意見をぶつけ合うときに使えます。

● We batted the subject of salaries around.
(私たちは給料について話し合いました)

→ 会話もすぐにはね返したいもの

ボールがパットにあたるとすぐにはねかえる感じから、right off the bat で「〜した途端に」とか「瞬間的に」という意味が出てきます。

● I replied right off the bat.
(私は即答しました)

2011年1月28日金曜日

スポーツから英語を学ぶ:その8

SQUEEZE


「しぼり出す」 ニュアンスでいろいろ使えます

発音してみると、本当にそういう感じなのだけど、何かをしぼって汁がじわじわ出てくるのを表わす単語。野球用語としても、ヒットが出ないときに点を“しぽり出す”という感じですね。

→果物を

しぼると言ってまず思いつくのはこれでしょう。お~、すっぽい!

● Squeeze that lemon.
(そこのレモンをしぼってよ)

→ 人の手を

実際は出なくても、汁をしぽるのと似た行為をするとsqueeze になります。たとえば相手の手を強〈握ったとき。

● He squeezed her hand.
(彼は彼女の手を握った)

当然、「好きだよ」というニュアンスですね。

→ 人間そのものを!?

果物ても手でもなく、人間そのものをしぼると、一体何が出てくるかわかりますか!? 答は甘い汁、そう、お金が出てくるわけです。

● Gangsters put the squeeze on the restaurant owner.
(暴力団はレストランから金をしぽりとった)

→ ビジネスではこんなふうに

レモンでも何でも、しぼったあとは当然小さくなりますね。そこで、このようにも使えます。

● Will you squeeze profits to gain market share?
(マーケットシェアを獲得するために利幅を小さくしますか)

→ ギネスに挑戦?

話はかわりますが、日本の通勤ラッシュはすごいですね。世界一時間に正確で、世界一安全でも、これだけはちょっとね。誰も好きこのんでこんな満員電車に乗ってるわけじゃないけれど、ギネスブックによると、わざとギュウギュウ詰めになる、おかしな遊びがあるんです。

● A “Guiness Record” number of people squeezed into the telephone booth.
(ギネスブックにのるほどの人数が電話ボックスに入りこんだ)

ギネスじゃなくても、身をしぽるように小さくするときは、こんな言い方があります。

● They squeezed through a crack in the wall.
(彼らは身を小さくして、壁のわれ目から中へ入った)

Squeeze Words
Squeeze bottle… ケチャッブやマスタードを入れる。「押せば出る」入れもの。
Squeeze play…… 危険性の高い行動や計画。
Squeeze off …… 射撃の用語で、ひき金をゆつくりしぼっていくこと。転じて、「おちついて、ゆっくりやる」という意昧。

2011年1月27日木曜日

スポーツから英語を学ぶ:その7

CURVE

グラマーな女性にcurve!?

「曲がった」という単語ですが、つまり「まっすぐでない」ということで、あまりいい意味で使われないことが多いのです。

→ 家庭で、会社で、会議で

ストレートが来ると思って期待しているところにカーブがくれば誰ても内心ドキッとしますね。そういう意味あいから、“期待していないことをやる"というときにcurve を使います。

● Don’t throw me any curves.
(へんなこと聞かないで)

→ グラマーな女性に

これはみなさんもなるほどと思うでしょう。
グラマーな女性を表現したいときにも curve を使うのです。

● She was all curves and smiles.
(彼女は笑顔とプロポーションで勝負した)

さっき curve はあまりいい意味で使われないと書きましたが、これは例外!

→ 株価チャートにもかかせません

会社の経営状態や、経済、株価などを表わすとき、 J-curve という曲線がよく出てきます。意味は、はじめにあるところまで1成って、悪いカーブを経てまた上がってくるカーブのことをいいます。理由は…… J という文字をよく見てみればわかりますね。

2011年1月26日水曜日

スポーツから英語を学ぶ:その6

STEAL

脇役が主役を食うときも

日本語でいう盗塁。英語ではそのまんまsteal (盗む)です。野球はヒットを打つてはじめて一塁、二塁と進めるところを、相手のスキをついてこそこそ進んでしまうのは、やっぱり“盗む"というイメージがありますよね。

→車でも、キスでも、自由でも

「盗む」という意味では、具体的なものから抽象的なものまで、何にでも使えます。

● Martial law stole our liberty.
(戒厳令は私たちの自由をうばった)

→ 家にこっそり忍びこむと……

門限のあとで音をたてないようにこっそり入るのもsteal です。

● I stole in after curfew.
(門限後、忍びこみました)

知らない人が見たら、空き巣とかわらないものね。

→ 掘り出しものを見つけたとき

買い物をして、まるでタダみたいに(=盗んだみたいに)安かったという場合、steal を使うと感じが出ます。

● My new sweater was a steal.
(このセータ一、タダみたいに安かったわ)

→ 今日の主役はだれ!?

主役でもないのに脇役が上手な演技で観客を魅了してしまうことを steal the show といいます。これはビジネスにもすぐに応用できます。

● The assistant marketing manager stole the show.
(思いがけず、マーケテイング部長のアシスタントが主役をつとめた)

上司より部下の方がいい企画を出したり、小さなメーカーが驚くべき新しい技術を発表したとか、いろいろなシチュエーションで使える便利な言い方です。

チャーリーのニッポン vs Amerlca ①

日本とアメリカでは、文化も生活ももちろん違うけど、ビジネスについての考え方もずいぶん違う。その最たる例をちょっと紹介。

日本では、「大きいことはいいことだ」の精神で、つまり「大企業のすることにまちがいはない」 Big is beautiful! ところがアメリカでは Big is fearful といって、「大企業はちゃんと見張っていないと何をやらかすかわからない」という見方をする。だから、日本の人が、「わが社は大企業であるからして humanity にも配慮、していく云々」なんでいっても信用してもらえないかもね。

2011年1月25日火曜日

スポーツから英語を学ぶ:その5

FOUL

『フェア』の反対の意味で使おう

バッターが打っても、グラウンドのゾーン内に入らないとファウルです。意味としては、fair (公正な、公平な)の反対。

→下品なことばかり言うヤツ!こ一撃!

Foul-mouthed はきたない言葉ばかりしゃべること。放送禁止用語をまくしたてているような人には foul がぴったりです。
● Stop that foul language.
(そのはしたない言い方をやめなさい)

→ 「手段を選ばない」時に

反対語を組み合わせて fair means or foul という熟語があります。文字どおり、「正しいやり方でもきたないやり方でもかまわない」 「とにかく手段を選ばない」という意味です。

● By fair means or foul, he gets his way.
(手段を選ばずに、彼は自分の考えを押しとおす)

ちなみに、日本でも有名な “My Way” (マイウェイ) J という曲も「手段を選ばないで、思うままにやっていけばいい」という内容。日本の人が抱いているイメージとはずいぶんちがうのでは!?

→ 推理小説にも出てくるfoul play

● He would even resort to foul play.
(最終的には彼は汚い手でも使う)

ふつうは fair play の反対の意味で使いますが、アガサ・クリスティーの小説の中では何と「殺人」になってしまいます。

2011年1月24日月曜日

スポーツから英語を学ぶ:その4

ERROR

ミスと error は大ちがい!

まちがい、mistake と同じ意味ですが、ニュアンスが少しちがいます。 「Mistake が(何かを選ぶときなどに)まちがった判断をした」ときに使うのに対し、error は「( ある基準からはずれて)本来とるべきものをとらなかった」とき。

野球のエラーを mistake といわないのがいい例ですね。絶対とれるボールを落としたりトンネルしたりするわけですから。ミスとエラーをミスしないように!?

→ エラーの指摘はやんわりと

● Can you see the error of your ways?
(あなたの考えのまちがいがわかりましたか)

正しいやり方よりずれているよ、というニュアンスで「君はまちがっている」というよりも、少しやわらかい言い方です。こんな言い方も知っていると、会話の幅が広がりますよ。

→ 許されるエラーもある!?

何にでも、許される誤差というのがありますよね。それをmarginoferror といいます。margin には余白という意味があるので、このミスにはまだ余白がある、余裕がある、ということなのでしょう。

● What's the margin of error?
(余裕はどのくらいありますか? )

失敗が許されないような仕事では、緊張してかえってエラーなどしてしまいます。あらかじめ許容範囲を知っておくとラクですね。

2011年1月21日金曜日

スポーツから英語を学ぶ:その3

HIT

日本語でいう「安打」がなぜhit (打つ・叩く)なのでしょう!? これはもともと hit safely だったのが、いつのまにか短くなったものだからです。

Hit も strike と同じく「たたく」という意味ですが、 strike のほうはねらい打ち、というかんじで、hit は結果的なこと。

→ 一発Hシッとやるときに

「思い切りぶんなぐる」のもhit 。めちゃくちゃに何度もなぐる(beat)のではなく、hit は1 回だけ。

● The cowboy hit him with a strong punch.
(彼はカウボーイの強いパンチを一発くらった)

→ ヒラメキがヒット商品に!?

「当たる」は何でも hit を使えばまず大丈夫。物だけでなく、アイテーィアや、解決策などに“思い当たる”のも hit なのです。

● The new product idea hit him in the middle of the night.
(彼は真夜中に、新製品のアイディアをひらめいた)

→お金を借りたいときに

Hit up というと、お金を借りる(貸してもらう)ときのセリフになります。

● Can I hit you up for ten dollars?
(10 ドル貸してもらえないだろうか)

日本語でも、何か貸してもらいたいとき、「当たってみる」という言い方をしますね。そんなところからこの言い方ができたのだと思います。まず断られるだろう、というようなニュアンスがあります。

お金だけでなく、まわりの人にちょっとしたものを借りるときなどにも使えるので便利です。

→ パーティーでピシッときめだいときに

He made a hit. といっても野球の試合ではありません。たとえばパーティーなどで、あこがれの的になったり、とくにいい印象を与えたときなどがこれです。

● He made a hit with his boss.
(彼がポスのお気に入りになった)

やっかみ半分かもしれないから気をつけて!

Hit Words
Hit and miss……当たったりはずれったりで、ほどほどにやっていること。
Hit and run ……引き逃げ、当て逃げ。野球のヒットエンドランもここからきている。
Hit man ………殺し屋。会社の中で、社員をクピにする役割の人のこともこういう。

2011年1月20日木曜日

スポーツから英語を学ぶ:その2

BASEBALL

何でも「たたく」 strike、「フェアじゃない」 foul、わくからはずれたらみんなout. . . いあなたの英語が大hit になりますように。さあ、play ball!!


STRIKE

→ 何でもたたいちゃおう!
みなさんご存知のとおり、ピッチャーが投げたボールが、ストライクゾーンに入ると、パットを振っても振らなくても “strike” にカウントされますね。バッターが、いいポールがくるまでパットを振らないのでは、えんえんと時聞がかかるからね。

→人も物も、ついでに心も……

そもそもstrike は「たたく」という意味。この際、相手は人でも物でも何でもかまわないんです。だからタイプをたたくのも、人の心をたたくのも、同じ strike を使えるから便利。

● Strike the bell at noon.
(正午に鐘をならしなさい)

● His words struck deep into my heart.
(彼の言葉は私の胸を深くさした)

→ 三振しだらさっさと「出かける」!?

Strike out というとすぐに「三振」を思いつくのは相当の野球通ですね。でも、「目標の方向へ出かける」という意味があるのも、ついでに覚えておいてください。

● We struck out for town.
(私たちは町に出かけた)

→ マーケットシエア奪回!一一ビジネスにも使えます

戦争になると strike は「攻撃する」という意味で使われます。でも今のビジネス社会は戦場みたいなものだから、そのままビジネスに応用できるでしょう。

● They struck back with a completely new product.
(彼らはまったく新しい製品でマーケットシェアを奪い返そうとした)

競争相手が自分の領域に入ってきたら、攻撃し返さなくてはなりません。だから strike を使います。

→ 春におなじみのストライキも

おなじみの春闘ストライキ。これももとは strike なんです。Be on strike で「スト決行中」という意味。

● If we don’t get a raise, we’ll strike.
(ベアがなければ、ストライキをするぞ)

何ていったって、働くのをやめちゃうことが、会社への最大の「攻撃」ですからね。

Strike Words
Strike over ……… タイプで重ね打ちをすること。(ワープロでもできる)
Strike up ………… 始める(演奏・会話など)。
Strike for'" ……… (目標をめざして)努力する。
Strike bound ...... ストライキをしていて身動きのできない会社のこと。Bound は「しばられている」という意昧。
Strikebreaker …… 暴力などでストライキを阻止しようとする人。いわゆるスト破り。

2011年1月19日水曜日

スポーツから英語を学ぶ:その1

SPORTS

アメリカはいろいろなスポーツの発祥の地になっています。そのひとつひとつに様々な歴史があるわけですから、英語の会話にスポーツ用語がしょっちゅう出てくるのもナットク。

ここでは、日本でもとくにさかんな野球、ゴルフ、テニス、フットポール、ボクシング、の五つをあげました。

野球はいうまでもなくプロ野球も高校野球もすごい人気で、十分も話せばすぐ「キミ、野球はどこだね?」 ということになるし、ゴルフは「高い、遠い、せましりの三拍子そろっているにもかかわらず、ゴルフ人口はふえる一方。何とビジネスでも“接待ゴルフ”なんていうのまであるのだからすごい。

テニスもテニスコートは予約でいっぱいだし、フットポールやボクシングの試合のテレビ中継の試聴率もなかなか高いとか。

これだけでも、日本のみなさんの頭に、スポーツ用語がしっかりインプットされてるのがわかりますよね。それも、その用語は全部英語なわけです。それをスポーツをするときだけの言葉にとどめておいては本当にもったいない!

それでは、ふだん何気なく使っているスポーツ用語が、どんな英語に変身するか、ひとつひとつ見ていくことにしましょう。スポーツしている気分で、リラックス、リラックス!!

2011年1月18日火曜日

知っている単語で英語を強くする

何年前か実業出版の編集者にたのんで、日本語で英語についての本を書いた。随分前だったんですが、基本的な考えは今でも通用するとおもっている。ですから、その本を少しづつブログの形で皆に読んでいただこうと思っております。コメントやつぶやき(@chaz68jp)で英語を学んだり喋ったり書いたりすることについて座談しましょう。

まず、イントロ:


日本人と英語

私がはじめて日本に来たのは今から28年前。それから4 回にわたって日米聞を行ったり来たりしているのですが、その聞の日本の経済や文化の発展ぶりには本当に目をみはるものがあります。

それにくらべて、日本人の英語能力はどうでしょう。その当時から英語を一生けんめい勉強していた人はたくさんいたし、今はもう言うまでもなく、英会話熱はすごいものですね。ところが、日本のみなさんの英語能力が経済と同じように成長しているかというと・・…・これがどうもそうではないみたいなんです。


日本人のボキャブラリーの豊かさにびっくり!

じゃあ、それはどうしてなんだろう? 私は素朴な疑問をもって、まわりを見はじめました。そして、おもしろいことに気づいたんです。日本の人は、びっくりするぐらい、英語の単語を知っているということです。そのボキャプラリーの豊富さはもう、ハンパじゃない。

私の友人のA さんは、日本人で、英語もそんなにしゃべれる方ではありません。なのにあるとき、“May I accompany you to the station?”(駅までご一緒していいですか)と言うんです。

私たちアメリカ人が同じことを言うとしたら、“May I go to the station with you?” ですませるところです。accompany (同行する)なんてむずかしい単語、ふつうあまり使わないですからね。 

こういったことが、A さんにかぎらず、日本のみなさんには多かれ少なかれ、あるようなんです。

単語を知っているのになぜしゃべれないか

でも、そんなに単語を知っていて、なぜ、しゃべれないのだろう!?またまた素朴な疑問です。4 -5 歳の子供は、単語は500語ぐらいしか知らないけれども、ちゃんとしゃべれます。それに対して、日本では中学生のレベルでも約1500語近くも習っているとか。そんなに単語を知っていながら、しゃべれないほうが不思議なんです。

この理由は、日本の大学入試の英語の問題を見たとたん、すぐわかりました。文の中に空白があり、私達が見ると2 通りも3 通りも考えられるのに、正しい答えはただひとつ。どうやら日本の人たちは、ひとつの単語にひとつの意味、ひとつの使い方だけをたたきこまれているのだな、と思いました。

たとえば、先ほどのA さんなら、「人と~へ同行するJ=accompanyと覚えていたわけですね。A さんはaccompany を思い出せたからよかったけど、思い出せないとかえってgo to 〜 with you なんていうカンタンな英語も出てこなくなってしまうんです。

日本人lこ足り怠いのは活用と応用だけ

アメリカの子供がしゃべれるのは、知っている500 語を、あらゆる手段、らゆるやり方でつないでいるからです。単語はひとつでも、意味や使い方はものすごくたくさんあるんですね。

また、日本の方は気づいているかどうかわかりませんが、日本では英語がびっくりするぐらい浸透しています。

テレビで野球を見れば、strike! ball! hit! 全部英語です。車の engine, gear, battery なんかを日本語で何というか聞いたら、英語のままだって言われたし、レストランのメニューもカタカナだらけ。また、ビジネスマンが仕事で使っている用語は meeting, sales, marketing, service, system ……ほとんど英語でしょう。これはほんの一例で、まだまだたくさんあるんです。

これだけの単語をすでに知っているのに、ひとつの単語にひとつの意味しか知らないとしたら、本当にもう、もったいない話! だからスポーツ用語やものの名前、ビジネス用語なんかも、全部ふつうの会話に活かせるんだということにはやく気づいてほしいな、と。

そこで、日本のみなさんが英語力をアップするためには、新しく何かを覚えるのではなく、すでに知っている単語をひろって、その可能性をさぐってみると、すごくキキメがあるんじゃないかな!! とひらめいたわけです。

チャーリーの「パワー・イングリツシユ」!!
そんなとき、NHK 教育テレビから、『ビジネス・ウィークリー』という番組で、何か英語のコーナーをやってほしい」という話がきたんです。私はもうこれしかない!! と思って、「今持っている単語に力をつける」というコンセプトで“パワー・イングリッシュ"というのを考えました。

そのコーナーに登場するのは、日本でごくおなじみの単語だけ。みなさんがふだん何気な〈口にしたり、目にしたりする言葉ばかりです。この「パワー・イングリッシユ」はものすごく反響がありました。中でも一番多かったのが、“このコーナーに出てくるようなことをまとめたテキス卜はないの? "というもの。この本のアイディアはこの経験のなかから生まれたのです。

本書を書きおろすにあたって、みなさんの生活に身近なジャンルを選び、その中でも特に身近な言葉だけをとりあげました。スポーツあり、仕事あり、食べものあり、自然あり・・・・・・のバラエティーに富んだ内容になっているので、どなたにも楽しんでいただけると思います。

日本の方は英語の勉強というとどうもカタクなってしまうようですね。でもこの本は、完全主義でイチから覚えていくのではなく、もう知っている単語を使うのですから、もっとリラックスしていいのです!! 別に最初から順に読まなくても、興味のあるところから、どこから読んでいただいてもけっこうです。きあ、いつも「英語は苦手J r 英語はしゃべれない」といっているみなさん、この本を読んで、あなたの英語をグーンとパワー・アップさせてください。