2011年1月21日金曜日

スポーツから英語を学ぶ:その3

HIT

日本語でいう「安打」がなぜhit (打つ・叩く)なのでしょう!? これはもともと hit safely だったのが、いつのまにか短くなったものだからです。

Hit も strike と同じく「たたく」という意味ですが、 strike のほうはねらい打ち、というかんじで、hit は結果的なこと。

→ 一発Hシッとやるときに

「思い切りぶんなぐる」のもhit 。めちゃくちゃに何度もなぐる(beat)のではなく、hit は1 回だけ。

● The cowboy hit him with a strong punch.
(彼はカウボーイの強いパンチを一発くらった)

→ ヒラメキがヒット商品に!?

「当たる」は何でも hit を使えばまず大丈夫。物だけでなく、アイテーィアや、解決策などに“思い当たる”のも hit なのです。

● The new product idea hit him in the middle of the night.
(彼は真夜中に、新製品のアイディアをひらめいた)

→お金を借りたいときに

Hit up というと、お金を借りる(貸してもらう)ときのセリフになります。

● Can I hit you up for ten dollars?
(10 ドル貸してもらえないだろうか)

日本語でも、何か貸してもらいたいとき、「当たってみる」という言い方をしますね。そんなところからこの言い方ができたのだと思います。まず断られるだろう、というようなニュアンスがあります。

お金だけでなく、まわりの人にちょっとしたものを借りるときなどにも使えるので便利です。

→ パーティーでピシッときめだいときに

He made a hit. といっても野球の試合ではありません。たとえばパーティーなどで、あこがれの的になったり、とくにいい印象を与えたときなどがこれです。

● He made a hit with his boss.
(彼がポスのお気に入りになった)

やっかみ半分かもしれないから気をつけて!

Hit Words
Hit and miss……当たったりはずれったりで、ほどほどにやっていること。
Hit and run ……引き逃げ、当て逃げ。野球のヒットエンドランもここからきている。
Hit man ………殺し屋。会社の中で、社員をクピにする役割の人のこともこういう。

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