2011年1月26日水曜日

スポーツから英語を学ぶ:その6

STEAL

脇役が主役を食うときも

日本語でいう盗塁。英語ではそのまんまsteal (盗む)です。野球はヒットを打つてはじめて一塁、二塁と進めるところを、相手のスキをついてこそこそ進んでしまうのは、やっぱり“盗む"というイメージがありますよね。

→車でも、キスでも、自由でも

「盗む」という意味では、具体的なものから抽象的なものまで、何にでも使えます。

● Martial law stole our liberty.
(戒厳令は私たちの自由をうばった)

→ 家にこっそり忍びこむと……

門限のあとで音をたてないようにこっそり入るのもsteal です。

● I stole in after curfew.
(門限後、忍びこみました)

知らない人が見たら、空き巣とかわらないものね。

→ 掘り出しものを見つけたとき

買い物をして、まるでタダみたいに(=盗んだみたいに)安かったという場合、steal を使うと感じが出ます。

● My new sweater was a steal.
(このセータ一、タダみたいに安かったわ)

→ 今日の主役はだれ!?

主役でもないのに脇役が上手な演技で観客を魅了してしまうことを steal the show といいます。これはビジネスにもすぐに応用できます。

● The assistant marketing manager stole the show.
(思いがけず、マーケテイング部長のアシスタントが主役をつとめた)

上司より部下の方がいい企画を出したり、小さなメーカーが驚くべき新しい技術を発表したとか、いろいろなシチュエーションで使える便利な言い方です。

チャーリーのニッポン vs Amerlca ①

日本とアメリカでは、文化も生活ももちろん違うけど、ビジネスについての考え方もずいぶん違う。その最たる例をちょっと紹介。

日本では、「大きいことはいいことだ」の精神で、つまり「大企業のすることにまちがいはない」 Big is beautiful! ところがアメリカでは Big is fearful といって、「大企業はちゃんと見張っていないと何をやらかすかわからない」という見方をする。だから、日本の人が、「わが社は大企業であるからして humanity にも配慮、していく云々」なんでいっても信用してもらえないかもね。

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