2011年2月16日水曜日

動物から英語を学ぶ:犬1

Introduction

CREATURE


私たちのまわりには実にたくさんの生きものがいます。もちろん私たち自身だってcreature。人間、動物、魚、鳥、虫…自然は creature でいっぱいですね。ここでは特に身近な生きものを通じて英語の幅を広げていきましょう。

まず、動物。生きもののなかで一番人間に近いのが動物ですよね。それに、英語で何というかは子供でもよく知っています。また、ドッグ・フードとかキャット・フードとか、商品名に何気なく使われていたり……。

人は動物のいろいろな特性を見て、何かと学んでいるものですから、動物をうまく使った表現が英語でもけっこう多いんです。次に、誰もが一度はあこがれてしまう鳥です。人間はいつの時代も空を飛びたいと願うものなのでしょう。飛行機の名前などには苦から、かならずといっていいくらい鳥の名前がイ変われていたんです。

最後に、そのどちらにも属していないその他の動物たち。虫とか、は虫類とか海のものなどです。

さあ、大好きな動物たちの登場です!! 子供のころにかえって、元気に英語をマスターしましょう。

ANIMAL

ちょっとなまけ者の dog 君、浮気っぽい cat さん、とにかく大食いの pig 君、内気な sheep 君、ふざけんぼうの monkey······ みんな仲良く Say,cheese!


DOG

「犬」 は報われない動物?

先程もいいましたが、犬は人間に飼われている動物の中でも、たぶん一番古い動物だといわれています。そのため、dog という言葉には、実にいろいろな使い方があります。

→ 価値のない人、二流品

たとえば、ある人を指して “dog” といえば、「まるで価値のない人」という意味になります。犬は少しでも暇があると、あちこちで伏せって寝てしまう、つまり lazy (なまけた=動きたくない)というイメージがあるからでしょう。

そのほかにも、「ダメな物、二流品、欠陥品」という意味もあり、レストランなどで材料をすべてダメにしてしまった場合など、Go to the dogs という表現を使うことがあります。いらない物は犬に投げ与える、ということなのでしょうか。これは「荒廃する、滅びる」
といった意味でも使える口語表現です。

また、ファッションのセンスのない女性を指したり、アメリカでは、非常にプスな女性をdog と、男同士で陰口をたたいたりもします(決して女性の前では言わないように注意しましょう)。

こういう例ばかりを挙げると、何だか犬がかわいそうになってきますね。

→ 鼻がきくのは人間も同じ

ご存知のように、犬というのはとても鋭い鼻をもっています。ちょっとした臭いでもその鼻でかぎつけて、餌のあるところを見つけたり、狩りに行けば獲物の足跡の臭いを追っていきます。

だから、dog の動詞に「〜のあとを追う、尾行する」という意味があるのも、納得されることでしょうね。

• The man dogged my tracks.
(彼は犬のように、しつこく私を追ってきた)

→ くいついたら、もう離れない!?

少し専門的になりますが、dog には金具の一種、「鉄かぎ」という意味もあります。

これは、とくに帆船などで使われるもので、デッキにあるハッチ (hatch) から水が入らないように、しっかりおさえつける金具が dog です。動詞として使えば「金具でしっかり閉まっている」という使い方ができるわけです。

• He dogged the hatch down.
(彼はハッチを金具でしっかり閉めた)


Dog Words

Dog days …… 酷暑期、何もし疋くない時期。The dog は星座の「大犬座」のことで、Dog Star とは大犬座のα 皇、シリウス(Sirius) のことです。このDog Star が高いとき、つまり7月上旬から8月中旬までの時期を dog days というわけです(とくに北半球で使う)。非常に暑くて伺もしたくない、それこそ犬のように日影でゆっくりしたい時期なのですね。

Dog-eared …… 本のページなどの角ガ、使い古されて折れていること。耳ガピンとまっすぐに立つ秋田犬ではなく、先摘がちょっとだれるような耳の犬を思い浮かべてください。ナットク!

Dog-eat-dog …… 仲間争い。識しい争い。日本のような競争の激しい市場が“Dog-eat-dog competition.” です。

Dogleg …… くの字形の、曲ガりくねっだ。ゴルフをする万はわかりますね。

Dogtrot …… 小定り。犬が一生懸命ではないにせよ、とっとっとっと小走りする姿が目に浮かびます。ジョギンゲという感じです。

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