2011年2月24日木曜日

動物から英語を学ぶ:アホ鳥と鷹

BIRDS 2

BOOBY


「ノロマJ だなんて、もうボロクソ

Booby は「のろま、まぬけ、バカ」といった意味です。もうボロクソという感じですが、実際、この鳥をみているとそういうイメージを抱かれても仕方がないような気がします。Booby は、暖かくて広い空や海を見渡せる南太平洋が好きなようですが、ジェット機のエンジンに巻き込まれたりして、よく大変な騒ぎを起こします。飛行機が飛んできても、それを避けるだけの頭がないといった感じなのです。

→ ブーピー賞はやはり喜べません

• Who won the booby prize?
(ブービー賞は誰ですか? )

日本でも、ブービーというのはゴルフなどでおなじみでしょう。しかし、誤解しないでほしいことがひとつあります。日本では、「ビリから二番目の人」をブービーといいますが、アメリカでは「一番ビリの人」をブービーというのです。これはゲームの中だけでなく、仕事などでも一番できない人を指す言葉です。

→ ナミダは武器!?

• Don't be such a booby.
(泣きベソをかいちゃダメよ)

Booby には「泣きベソ」という意味がありますが、何をやらしても最低で泣いてばかり、と思ってはいけません。これは、くやし涙なんかではなく、泣くことを武器として使う人の涙なんです。子供に多いようですが、大人にもそういう人がいるかもしれませんね。


HAWK

彼は「タカ」派の男だ

Hawkは、ワシと同じく肉食の部類に入る鳥 (bird of prey) の一種です。鳥の中でも簿猛なほうで、どちらかというと怒りっぽく、すぐケンカを始めてしまいます。
ですから、hawk は対外強硬派の人、好戦的な人を指す言葉としても使われます。日本でも「タカ派の人」といいますよね。これと反対なのが、まさしく dove (ハト)なんです。「ハト派の人」というように、dove は「平和主義者」のことなんです。

→ 好戦的

• Hawks prefer war.
(タカ派の人は好戦的です)

この hawk は先にも述べた、「タカ派の人」ということですね。もっともタカ派だからといって、みながみな戦争が好きだというわけではありませんが。

→ ホークホーク(ゴホンゴホン)

• He hawked and spat.
(彼は咳払いして疾を吐き出しました)

この hawk はちょっとおもしろいですよ。r( のどに疾がからんだりして)咳払いする」ことなんです。咳払いするときの音がhawk( ホーク)という音に似ていることから、この意味が生まれてきたんです。日本では「ゴホンゴホン」ですが、一度ガイジンさんが咳払いするのを、よく聞いてみてください。

1 件のコメント:

  1. ブービー賞の意味が、日本とアメリカで違うなんて、知りませんでした。
    やっぱり、違うこといっぱいありますね。

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