2011年2月18日金曜日

動物から英語を学ぶ:牛と馬


CREATURES 3

COW



「量牛」をおどすと大変です-!?

Cow は非常に大事な動物です。肉だけでなく、牛乳もつくってくれるんですから。

さて、この cow の同音異義語ですが、「おどす、びくびくさせる」という動詞があるのをご存知でしょうか。

→ おどしに乗るな

Cow は「おどし」といっても、「カで人をこわがらせる」「権力で人をびくびくさせる」といったニュアンスです。たとえば、上司が部下に対する場合などに使い、「(恐怖から)抵抗できなくさせる」のが、この cow なのですね。

• Don't let the boss cow you.
(ボスのおどしに乗るんじゃないよ)

→ もうメロメロに

• She gave him a cow-eyed look.
(彼女は、彼になら何でも従うような目で、彼を見た)

牛の目を見たことがありますか? やさしくて、可愛い従順な目をしているものです。Cow-eye というのは、まさしく、そんな目をした女性のことです。

「もうあなたの言うことなら何でも従うわ」 「彼が大好き、彼にはメロメロ」といった女性の目を表わす言葉です。

こんな目で見つめられたら、男性のほうもいっぺんに参ってしまうかもしれませんね。


HORSE

「馬」とはナガ〜イおつきあい

車と閉じように、人間が馬を使うようになってから、人聞の生活は変わりました。自分の2 本の足で動ける距離は、馬の4 つの足よりずっと狭い範囲です。ですから、まず狩りをするのにも、人間は馬に乗ることによって狩りのできる範囲がグッと広がりました。そして、新しい土地を求めて移動する場合でも、馬に乗ることによってはるかに
楽になったのです。

馬と人間のっき合い、ふれ合いはとても長いものです。そして、この horse はいろいろな意味をもって、私たちの言葉の中に入ってきました。その一例を、ここではみなさんに見てもらいたいと思います

→ だしかな筋から

From the horse's mouth という言葉があります。これは「たしかな筋から、信頼できる情報源から」といった意味を表わします。馬を飼うときは、必ずその歯を見るんだそうです。

その馬がどのくらい齢をとっているかを調べるためなんですが、そこから「自分でその馬の口を見た→オリジナル情報の泉、つまり出どころから確かめた」といった意味合いが生まれてきたのですね。

→ 馬鹿騒ぎ

暴れ馬というのは大変、危険ですね。へたをすると、足でけられて大けがをしたり、生命を落としてしまうことにもなりかねません。きて、horse around というのは「暴れまわる」ならぬ、「ふざける、馬鹿騒ぎをする」という意味があり、もう手がつけられないといった状態です。

• Horsing around is prohibited.
(馬鹿騒ぎ禁止)

→ 零細企業

むかし、大きな荷物を馬車に載せて号|いていくのに、20 頭もの馬を使うことがあったようです。鉱山から掘り出した鉱物を運ぶ場合などです。しかし、ふつうの駅馬車でしたら2 頭や4 頭、ちょっと大きな荷物の場合でも6 頭というのが一般的でした。では、1 頭立ての馬車というのはどうでしょう? 「1 頭で十分なほど積荷が少ない」「あの人は1頭しか飼えない(使えない)貧しい人」と見られることがありました。そこで、one-horse に「二流の、取るに足りない、ちっぽけな」という、あまりよくない意味が生まれてきたわけなんですね。

• This is a one-horse operation.
(ウチは零細企業です)

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